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■ 令和二年の大晦日

令和二年の大晦日、都内で新たに1337人の新型コロナウイルス感染者が確認されました。
「急増」のイメージがあり、オーバーシュート直前か、すでにオーバーシュートしているのかもしれません。

本当にいろいろなことが続いた一年でした。
人々の意識も大きく変わったのではないでしょうか。

ステイホームで自宅まわりの散歩が増えて、身近なところにこんなにも多くの神社仏閣があることにおどろかれた方も多いのでは。

この国に仏教が伝来したとき、いくばくかの軋轢はあったものの、人々は神と仏の共存の途に進みました。
『鬼滅の刃』で鬼にスポットが当たった一年でしたが、じつは日本人は神仏習合のなかで、鬼も修羅も羅刹も、排除することなく巧みに信仰のなかにとり込んできました。
神仏習合の歴史は明治維新までつづき、その考えは現代でも色濃く残っています。
(→ 関連記事「御朱印帳の使い分け」

神様も仏様も隔てなく尊崇する日本人は、また神様からも仏様からも、そして鬼や修羅からさえも守護されていると考えることができるのかもしれません。

真言宗の勤行式のなかに「祈願文」(きがんぶん・きがんもん)があります。
僧侶のみならず、在家の人々もこのような大きな願いを営々と託してきたとは、おどろくばかりです。

祈願文

至心発願(ししんほつがん)
天長地久(てんちょうちきゅう)
即身成仏(そくしんじょうぶつ)
密厳国土(みつごんこくど)

風雨順時(ふううじゅんじ)
五穀豊饒(ごこくぶにょう)
万邦協和(ばんぽきょうわ)
諸人快楽(しょにんけらく)

乃至(及以)法界(ないし(ぎゅうい)ほうかい)
平等利益(びょうどうりやく)

(意訳)愛宕山弘正寺様(愛知県岡崎市)の公式Webより
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真心を持って祈ります。
宇宙が永遠に存在し
すべての人がこの身このままで仏様になり
この世が仏様の世界となり

天地宇宙が順調に進み
農作物が豊かに実り
この世が平和で
人々が幸せであって

世界であまねく
仏様の恵みが平等でありますように
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来年こそは、明るく前向きな年になりますように・・・。


※ 正月、少なくとも三が日は初詣にも七福神巡りにも行かない予定です。
記事ネタがあふれんばかりにあるので、せっせとブログをUPしていきたいと思います。

年末のラスト1曲です。
来年の梶浦由記さんと関係する方々のさらなるご活躍を願って。
■ Everlasting Song - FictionJunction(梶浦由記) 
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