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■ バンドワゴンからの離脱をモチーフにした曲が、バンドワゴン的に売れてしまうというジレンマ(笑)

バンドワゴンからの離脱をモチーフにした曲が、バンドワゴン的に売れてしまうというジレンマ。
第2弾です。

■ 【MV】可愛くてごめん/高嶺のなでしこ【HoneyWorks】


5月29日(水) 18時30分~ フジテレビ「FNSレンチャン歌謡祭」で、この曲LIVE収録でやってましたね。
ほいけんたとのコラボもあったけど、サウンドと歌詞そのものにインパクトありすぎた。

この手の曲つくらせたら、HoneyWorks(ハニワ)って敵なしだから・・・。

■ 誇り高きアイドル/HoneyWorks feat.Kotoha


音楽的にもしっかりしてるし、もっと表にでてきてもいいのかも。

■ Destiny feat.花たん【HoneyWorks】



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個人的には、いまのポピュラー音楽(というかポピュラー文化)の状況は、日本に限らずバンドワゴン効果が行き過ぎたステージではないかと思っている。
だから同じようなコンセプトのユニットの似たような曲がチャートを席巻する。

「いい音楽つくって地道に頑張っていればいつかは認められる」といった理想論は、1980年代はともかく、ここでは通用しない。

意識高い系の方々は、”ダイバーシティ”とか”多様性”とか大騒ぎしてるけど、結局はバンドワゴン効果を利用してしまう。
その方がマーケット戦略的に楽でリスクも少ないから・・・。
だから、成功パターン(=勝ち組の戦略)を徹底的に追求する。(わかっててやってる(笑))

でもね、いくらトレンドでも故なきブームは遠からずして過ぎ去るからね・・。
「乱立した『エシカル系ショップ』の閉店相次ぐ ブームの裏で儲かったのは誰か」
(すでに記事消えてますね。正月に書いた記事から引っ張ってきたので・・・)

「でも、よくよく考えてみると、エシカルを意識するお客さんですから、そんなに頻繁に商品を買うわけがない。もっと言えば、必要なものだけを最低限買うのがエシカルですよね。」(記事よりコメント引用)
↑ そうね、モノを買わない人ターゲットにしてショップ開設するとは・・・。
あまりにリスキー過ぎる(笑)


■ YOASOBI「群青」 from 初有観客ライブ『NICE TO MEET YOU』2021.12.04@日本武道館

↑ バンドワゴンからの離脱をモチーフにした曲が、バンドワゴン的に売れてしまうというジレンマ。
(緑黄色社会なんかもそうですね)
歌詞

「好きなものを好きだと言う 怖くて仕方ないけど」
バンドワゴン効果の支配を見事にあらわしている。
わたくしの場合、「好きでもないものを好きだと言う」方がよほど怖くて仕方ないが・・・(笑)


■ 群馬県松井田・不動寺様

でも、なにかの番組で
「人と違うことやって、しくじったときのダメージがハンパない。これは若い世代だけじゃなく企業の経営層も一緒。だから冒険をしない。冒険のないところからイノベーションは生まれない。(だから)日本は衰退した。」的なコメンテーターの発言があった。
実際のところ、こうすっきりとは整理できないかもしれないが、「人と違うことやって、しくじったときのダメージがハンパない。」 この空気感は確かにあるのでは。

それにこれだけ情報量が増えてくると、自分好みのアイテムやコンテンツを探しだしてくるのも大変だし、それを人に説明するのも手間と労力かかりすぎ。
(んでもって、揚げ足とられるリスクも・・・。)

流行り物に乗ってたほうが、楽に決まってるもんね。
あながち「理不尽な我慢」でもないと思うし、ストレスを避けて生きていくための賢い方便なのかもしれず。

反面、最近は「唯一無二」ということばがパワーワード化してて、SNSなどでやたら目にする。
勝ち組戦略量産系コンテンツにさすがに「唯一無二」はないと思うが(笑)、やっぱりオリジナリティの大切さは感じているのだと思う。


問題の根はそうとう深い。


でも、よく考えたら、こんなひなびたマニアックブログにお出でましいただける方はおそらくスノッブ志向(人と違うもの(こと)を求める志向)と思うので、いまさらこんなこと書いても釈迦に説法、孔子に論語ですわね、きっと(笑)


■ Mirai - Kalafina

こういうテイクは、1980年代にはおそらくつくれなかった。
音楽的に劣化してるとか、そういうことではないと思う。
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