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京都で、着物暮らし 

京の街には着物姿が増えています。実に奥が深く、教えられることがいっぱい。着物とその周辺について綴ります。

櫻のはなびらの織りの帯

2006年03月31日 | 織りの帯
櫻の季節、友人とのに締めました。


なぜといえば、「波のような模様が織り成されたベージュの帯地に、ころころとした源氏香がきちんと並べられたデザイン。ひらりひらり、小さな桜花びらも舞っています。深紫、金茶、灰桃、蓬の彩りのやわらかな表情が品のよい仕上がりです」という
説明のあるネット店で仕立て上がリの品。さりげなくこの季節の櫻のはなびらを意識して締めてみたかったためです。
お値段は超お安かったですよ。

案の定、着物フレンドの友人はいいね~と注目してくれました

先日の井桁の紬に西陣九寸帯という併せ方です。
織りに織りでは、面白しろさに欠けるのちょっとひと工夫してみました。
織の帯を甘い目に=帯締めに桜色の三分ひも&真珠の帯留。






先日はバティク(染め)と併せました

博多の西村織物「ぶどう」

2006年03月17日 | 織りの帯
1月に仕事帰りの京都駅にてちょっと時間があったので、いつも伊勢丹の地下専門のわたしですが、こういうときにこそ、ゆっくりみてみよう!もちろん、「洋品の伊勢丹」ながらこれには興味がないので、はじめて、呉服をみてみました。何と最上階9階。
びっくりしました!伊勢丹は私が着たい着物がいっぱいそろっていたのです。しかもお値段に詳しいわたしですが(笑)、リーズナブルなのです。

失礼ながら大丸高島屋は慶事のきものが中心で見たい物なし。 伊勢丹もたぶんそうだろうと思っていたのですが、仕事がえりといいながら何と2時間もゆっくり見たのです。

こちらがちゃんと知識をもっているので、しかも着物だったものですから、いい店員さんがちゃんとお相手をしてくださいり、いいお着物談議をさせてもらって、カタ物もいっぱあって、沖縄紅型の人間国宝さんのまでありました。

私は着物1枚に,帯3本という様に,帯で遊んでますので、博多帯の名門「西村織物」の葡萄蔓草の織りの墨黒九寸にまず目がいきました!即断!これが得意!それが適正価格だったので、買ってしまいました。

件の『なごみ』で着ていた染めの北川の「葡萄蔓草』の塩瀬があるので、これで織りの蔦葉をゲットできて大満足!わがテーマの「葡萄蔓草」シリーズはこれでおしま~い!

それが仕立て上がったので、本日取りに行ってきました。

担当のMさんもおられて、また着物談議がたのしい。前回は制服でしたが、今日は着物で、私も持っている紬のフクロウ!趣味が妙に合いますね。これからが、怖い(笑)
コーナーの隅にはお茶席あり、お薄まで出していただきました。



古い帯でちょっとそこまで

2006年03月01日 | 織りの帯
今朝は朝から酷いになった。
夫の姉夫婦がお昼に来訪。ランチをちかくの銀閣寺「おめん」までご一緒にどうぞと。
ちかすぎるのと観光客の列におそれをなしてこの本店は敬遠していたが、
2階のアンティークなイス席がとても良かった。
麺類以外に若竹や木の芽など春の香りの1品料理もあるのでけっこういいお昼のおもてなしができた
そして、おひなさまの和菓子でウチでお茶をした。


ちょっとそこまでの普段のきものです。雨なので濡れに強いシルクウールが重宝。
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帯は義姉がくるので義母の遺した八寸の能楽柄の帯。くたくたの古いんです。
しかも昔のは、長さも短く、手の部分の返りが極短くしかとれない。



節分祭へ シルクウールにイカットの帯、おかめの帯留め

2006年02月05日 | 織りの帯
東京からのゲストを案内して、1日遅れの吉田神社へ。小雪の舞う寒い立春
ほんとうは紬を着たかったが、濡れるのを恐れてお正月に新調したシルクウールにイカットの帯、


帯留は鬼は外,福は内!能面の孫次郎を「おかめ」に見立ててやってみた。


吉田山散策後、百万遍のフレンチ『ルベサンヴェール』へ




アンデス風織り袋帯

2005年12月10日 | 織りの帯
お手軽な価格で買ったお洒落袋帯。
仕事着として着ている定番の枯れ葉模様の泥大島に合わせてみたアンデス民族のデザイン。

帯揚げが出過ぎて恥ずかしいですが、紬用に合わせて最近買っておいた紬の帯揚げ。この色と渋いグリーン系と2品持っておくとカタものののお洒落着にはぴったりで重宝している。
帯締めは福岡秋月の小森草木染めで、使用頻度が高い。

孫の七五三に名物裂西陣袋帯

2005年11月14日 | 織りの帯
名物裂の多種多様な柄行を、横段にきりばめで配した、洒落な西陣袋帯。
蜀江文、荒磯、牡丹唐草、檜垣文、、、たくさんの文様美が入り混じり、調和し、雰囲気の異なる様々な表情が見え隠れし絞める楽しみあり。

着物は、帯がお洒落系なので染め直した紋のない色無地を合わせました。



草木染袋なごや帯

2005年09月13日 | 織りの帯
この現代感覚のお洒落帯は
ある研究会でご一緒している先輩さんからいただいたもの。
こういうお洒落な高級な帯はなかなか自分では買えないので、
ありがたく使わせてもらっている。

中秋の名月が近づいているある日,お煎茶のお稽古に絞める。
着物はまだ暑い日だったので,最後の夏物で絽縮緬の江戸小紋万筋焦げ茶。
帯揚げはシックに渋いグリーン,帯締めは白地にこげ茶のお洒落紐。

紅花、花織八寸帯

2005年08月23日 | 織りの帯
山形の紅花草木染めで織った八寸の花織。

花織りは「織り」というよりは、「組み」や「編み」という言葉の表現が似合う織物で、
錦地の帯などとは違って、軽く柔らかく復元力が抜群ですので、
どんなに凝ったかわり結びをしても絶対にシワにならないそうです。
丈夫でほどよく厚みのある織り地ですので、一本あれば末長く使えるとのこと。

合わせにも絞められるが、時期的には単のキモノが一番合いそう。
気の張らない紬やこの画像のような木綿のキモノにもいい。