藤原愛子の日常茶飯事

前稲城市議・藤原愛子のもろもろな日々

じとじと昨日の続きです

2010年07月01日 | 議会状況
 昨日はこの書き込みをしているうちに、なんだか調子が良くなくなって「あれれ?」・・・と、横になって血圧を測ったら、まあひどい低さで。私は見るからにデリケートで(!?)気圧の変化を敏感に感じるのです。え?気圧じゃなく社会の変化に対応しろ?・・・おっしゃる通りです・・・。

 六月議会の報告続きます。

 少人数学級の実施に関する請願は、福祉文教委員会にて6月21日に審議されました。これは、三月議会に継続案件になっていた請願です。
 今回、国では中央教育審議会が、少人数クラスへの移行を提言し、文部科学省はこれを受けて、検討に入る予定となりました。
 東京都は既に、40人学級を基礎とするが、小1中1を39人・翌年38人とする方向をだしており、これらの状況から、私は、採択を主張しよう・・・と、そこに「動議」がかかりました。新政会の田中委員です。
 「更に国の動向を見るために<継続>を主張します。」
会の規則として、動議が出たら、即それを委員会で諮ります。
この動議は、賛成者少数で否決されました。と・・・、間髪いれずに、こんどは公明党の門島委員から「動議!」趣旨採択を主張されました。趣旨はわかるが採択できないという意味ですね。
 これもまた、賛成者少数で否決。結果、採択に賛成の委員が6人中4人(私も)で、この請願は委員会では、「採択」されました。

 しかし・・・。

 これが又、最終日の本会議でひっくりかえりました。
委員会に付託、審議された案件は、最終日に本会議において委員長から報告があり、最終の採決が議員全員で行なわれます。そこで、又「動議」がかかりました。公明党より<趣旨採択>の動議です。
 結果、「少人数学級」の請願は、<趣旨採択>となりました。
委員会では多数でも、会派の人数が勝れば全議員が加わる本会議でひっくりかえることがたまにあるのです。

 あと陳情が6件ありました。その結果は・・・。

 「子ども手当ての廃止を求める」は、委員会で<不採択>(私も)で、本会議で趣旨採択の「動議」が新政会から出されましたが、否決、結果は<不採択>でした。
 私は、正直、子ども手当はばら撒き行為であって、きちんと具体的課題解決に向けるべきと思っています。しかし、この陳情の中に、「子どもを社会で育てる」という考えは「家族制度を破壊するといっても過言ではない」「日本の家庭を守る為に廃止」という論理には賛成出来ませんで、結論は近くとも、根底の考えが違うので、賛成しませんでした。

 「人権侵害救済法の成立に反対の意見書を」は、6月18日の総務委員会で審議され、趣旨採択、本会議においても起立多数で<趣旨採択>となりました。
 私は、今の社会で残念ながら、人権侵害や差別行為はあらゆる場面で存在していると思います。この法による強権発動を危惧するむきもあるようですが、それこそ健全な社会を作ろうという国民の眼と声で悪用を阻止していくことです。で、私は<不採択>主張だったんですが。

 「永住外国人への地方参政権付与の法則化に反対」は、総務委員会でも本会議でも、<不採択>でした。

 「選択的夫婦別姓制度の法制化に反対」は、6月22日に建設環境委員会にて審議、なんと採択と不採択が同数となり、委員長裁決で<採択>に。そして本会議でも<採択>。
 私?私は夫婦別姓でも良いんじゃないかと思います。ものすごく推進する訳ではないですが、家と家との婚姻ではなく、個人と個人の結びつきの要素が大きくなっている今、夫のあるいは妻の姓に<入る>という感覚は今後ももっと薄れてくるのでは。でもそれが<家族崩壊>や<一体感が無くなる>ことにダイレクトに繋がるとは思えないんです。

 「七曲公園階段是正について」は、きちんと調査して、最善の方法を出そうということから、<継続>となりました。

 「iバスを増便して、利用しやすくすること」は、全会一致で<採択>です。
このiバスですが、もう10年以上前です。武蔵野市でムーバスが走り始め、その利便性の良さや成り立ちを、会派で視察に行きました。また、羽村市で福祉バスを走らせたが不調というのも学びに行きました。その時は、稲城の石川市長は、まったく実施する気無しで、それこそ<歯牙にもかけなかった>ですね。
 その後、だい~ぶ経ってから、陳情が出て採択に漕ぎ着いて、そろそろと実施されたんです。そうしたら、まあ乗客数がどんどん伸びて!
 たしか私達がムーバスのような循環バスを稲城にも、と求めた時、市長は「一人当たり3000円位かかるので問題外」みたいなこと発言して、「無理無理」の姿勢だったのに、(これはちゃんと会議録に載っていて、私の作り話じゃあないですよ!)順調に行き始めたら、胸張ってます。
 ま、私達は上品な会派ですから、「うちらが最初に言ったんだぜ!」なんて、言いませんが、このバスが更に市民の方達にとって便利になるべきと思い、この陳情は<賛成>しました。

 
 今度の定例会は9月1日からです。決算もある、九月議会です。
そして、その前に、委員会の視察が入ります。ふ~っ。その視察の前後に「はなまるつうしん」を発行しますので、稲城市内で新聞をお取りの方は、そちらもよろしく御覧になってくださいね。
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