M2の山と写真

午年の馬力で近場の四季の山々をトレッキング

八丁尾根から竜ケ岳  2015.03.25

2015-03-26 | 山行746


2015.03.25(水) 今年26回目の山行 天候 晴れ間も有るが断続的な吹雪 単独

今朝自宅を出たら寒かった。好天時の放射冷却かなと思っていたが違ったようだ。

八丁尾根から首無地蔵に出ると長丁場になるので、清滝までは太秦天神川からバスに乗った。大覚寺辺りから雲行が怪しくなって時雨れて来た。そのうち雨は雪に変わった。それも大粒の牡丹雪である。

ところがトンネルを抜けると雪は小雨に変わっていた。雨は困るなと思いながらバス停でザックカバーを付けていると雨は止んで来た。青空さえ見えて来た。何と変わり身の早い天候である。

このまま好天になるのかと思っていたら、この後天候は、めまぐるしく変わって行くのであった。

大杉谷、月輪寺道を見送り八丁尾根の取付に着いた。ここから尾根までは標高差280mのキツイ登りである。喘ぎながら登っていると雪がちらちらして来た。

尾根に乗って終えば緩やかなアップダウンの続く快適な路が待っている。尾根道にはうっすらと雪があった。林道出合の前には10分程の急登が有るが、取付から1時間15分で林道に出た。

林道を首無の方に向かうと辺りはすっかり雪に覆われていた。首無地蔵周辺は冬景色であった。これは想定外である。スパッツもアイゼンも用意していない。アイゼンが必要とも思えなかったが、竜ケ岳の岩稜の登りがチラッと不安と共に頭の片隅をよぎった。

5~10cmの新雪を踏んで芦見谷出会いの竜ケ岳取付に向かった。途中2度渡渉して3度目を渡ると取付である。積雪時には何回かアイゼンを付けて登っている。ノーアイゼンだが、ここまで来たら行くしかない。積雪はさほど無いのだが足の置場が難しい。変に置くと滑るので慎重に一歩ずつ登って行った。

滑ってバランスを崩すと滑落の危険も有った。出来るだけ立ち木を掴み、足もとを探って確認しながら登り何とか、右へトラバースする地点まで行けた。此処まで来れば先ず問題は無い。

取付から竜ケ岳山頂まで45分も掛かった。無雪期は30分程度なので如何に慎重だったかが分かる。

山頂の手前は15cmほどの新雪だったが山頂にはあまり積もっていなかった。清滝を出てから此処まで3時間22分経っている。空腹を感じ、小休止後、石段下小屋まで急ぐ事にする。

下山の途中また青空が顔を出した。10cm程度の新雪ノントレを今季最後だろうと味わいながらも下山の足を速めた。

鞍部からのルートと合流する地点のすぐ手前で、以外にも3人の女性ハイカーと行き会った。
上下レインスーツ、ザックカバーを付けた完全装備のグループだった。竜ケ岳ピストンのようだった。

その後天候急変、吹雪に見舞われた。キャップなので露出した耳が痛かった。ここまで雨や雪に降られているのでウインドブレーカーは、かなり濡れているが耳以外は寒くなかった。

山頂から45分で石段下小屋に着いた。気温はそんなに低くなくて0℃だった。中には4人のハイカーが食事中だった。濡れた上3枚を着替えると暖かく快適だった。鍋うどんの用意をしながらビールを飲む、美味い。

45分の昼食を終え、つつじ尾根からの下山に掛かる。黒門の辺りで吹雪になったが水尾別れに着く頃おさまった。つつじ尾根では時々時雨れたりしたが大した事は無かった。ウエットな路面に滑る事も無く、1時間33分でJR保津峡駅に到着した。

今日は天候の意外な展開で翻弄された面もあるが、今季最後の新雪を歩けた事は望外の喜びだった。



コースタイム  歩行時間 5時間27分 休息 1時間02分 合計 6時間29分

清滝バス停発    8.25
大杉谷取付     8.49
月輪道取付     8.57
八丁尾根取付    9.00-05
八丁山       9.40
梨木林道分岐   10.11
林道出合     10.21
首無地蔵     10.35-41
竜の小屋     10.56
竜ケ岳取付    11.01-02
竜ケ岳      11.47-51
3人グループ出会  12.03
ジープ道出合   12.23
地蔵辻      12.29
石段下小屋    12.36-13.21 昼食
黒門       13.30
水尾別れ     13.43
つつじ尾根取付  13.46
荒神峠      14.12-13
ビューポイント  14.31
第2ピーク    14.37
第1ピーク    14.39
ヌタ場      14.40
踊り場      14.48
下山口      14.51
JR保津峡駅着   14.54


        清滝バス停発  8:25

        清滝川

        大杉谷取付

        月輪寺道取付

        八丁尾根取付  9:00-05  標高差280mを登る

        急登である


        倒木も多い

        愛宕山は吹雪いているのか

        急登は続く


        ここから少しで尾根

        八丁尾根に乗る

        ここから40分ほど緩やかなアップダウンの道が続く


        この辺りが八丁山の筈、標板が無かった

        うっすらと雪が

        倒木も有るが歩き易い道である

        大体一直線に道は続く





        溝状の道を少し行けば

        分岐に出る左を行けば梨木林道、斜め右に行く

        標高差100mほどの急坂


        10分程の登りで林道に出会う

        林道から京都市街

        林道を首無地蔵に向かう

        途中少し吹雪いてくる 愛宕山も霞んでいる

        数cmの雪が

        ここから見える筈の竜ケ岳が見えない

        首無地蔵  10:35-41

   首無地蔵から竜ケ岳のGPSログ

        辺りは雪景色


        竜ケ岳取付に向かう

        積雪は10cm近い

        足元が分からず歩き難い

        流れに沿って行く


        今日は本当に3月下旬だろうか

         竜の小屋

        流れを2回渡る

        芦見谷出会い

        ここを渉れば竜ケ岳取付

        取付 もちろん踏み跡は無い 標高差250mを登る

        急な岩稜の登りにアタック

        滑らないよう狭い岩稜を慎重に登る










        やっと岩稜を突破

       右にトラバース

       ここを越えて左に廻る

        この急斜面を登れば山頂から派生している尾根に乗れる

        緩やかな尾根積雪は15cmほど


        竜ケ岳山頂  921m  11:47-51

    山頂から裏愛宕

        京都市街

        地蔵山

        下山に掛かる

        青空が覗く


        新雪のノントレ

 
        3人グループに出会う ノントレはここまでになる

        トレースを辿る事になる

        雲行が怪しくなって来る

        吹雪になった


        視界が悪くなる

        ジープ道出合

        ジープ道

        地蔵辻 この辺りから吹雪は治まって来た

        石段下小屋に着いた 気温は0℃  12:36-13:21

   神社石段

        参道

        また天候の急変

        吹雪かれる黒門

        水尾別れまで来ると日差しが出て来た 13:43

        つつじ尾根取付 表参道と別れる

        少し緩やかな路が続く

        ここから荒神峠まで急な降りが続く  13:59



        荒神峠  14:12-13  13分の急下降だった

    ここから緩やかな路


        ビユーポイントから愛宕山

        歩き易い道が続く

        第2ピーク

        第1ピーク

        ヌタ場 ここから15分で保津峡駅、電車時間の目安にしている

        ここから激下り

        踊り場から

        無事下山

        JR保津峡駅着  14:54