M2の山と写真

午年の馬力で近場の四季の山々をトレッキング

京阪大谷から東海自然歩道を音羽山 2015.02.13

2015-02-14 | 山行746


2015.02.13(金) 今年14回目の山行 天候 曇り時々小雪 単独

一昨年の集中豪雨で、今も東海自然歩道の逢坂山陸橋は通行止になっている。
この時の被害は音羽山近辺でも広範囲にわたり出ている。

音羽滝の側の道路はガケ崩れで通行止、一時牛尾観音は陸の孤島になった。
自然歩道から派生する鳴滝不動の道、同じく石山国分に通ずる道も長く不通になった。

現在は何れも通る事が出来るなかで、逢坂山陸橋は依然として通行出来ない。音羽山山頂近くの道標にも、この先は通り抜け出来ないとの表示がある。

被害直後は一度強引に逢坂山陸橋を通ったが、その後は専らJR大津駅南口からの道を利用している。

最近になって逢坂山陸橋を迂回する道の存在がネットで分かった。
そこで今日行って見る事にした。

京阪大谷駅から東の方へ少し歩いて行くと逢坂関旧跡に着く。ここにはきれいなトイレが有って利用させてもらう。すぐ目の前に通れない逢坂山陸橋が見える。押しボタン信号で1号線を渡る。京都側を見ると左に登る車道が見える。車道を行くと直ぐに左に入る小道がある。20mも行けば山に入り、後はマーキングテープが案内してくれる。

国道の取付から6~7分程度で東海自然歩道に合流出来る。このコースは階段も多くて、好みは分かれるが、音羽山までの距離は短いので大津道に比べて早く着くのが良い。

実際に国道取付から1時間4分で音羽山に着いた。まだ10時半である。途中断続的に小雪が舞って風も強く寒かった。高塚山で昼にする事にして山頂を後にした。

5分ほど降りると傘を杖代わりにした女性ハイカーと行き会った。高塚山下山時に会った自転車の青年とが今日出会った2人になる。

牛尾観音で小休止。桜馬場では水害の修復工事をしている筈が中断していた。何時になったら完工するのか。ここからまた高塚山分岐まで水害の惨状を見ながら歩く事になる。

もう何度も歩いているので、見慣れた所為かあまり気にならない。

高塚山で文字通り立ち食いで昼食を摂る。

後は慣れた道を長尾天神へ降るだけである。醍醐寺境内を通り抜けると、そこには前から気になっていた茅葺の建物がある。太田垣蓮月の仮寓跡である。

男性の俳人か歌人だと思っていたが、女性で尼僧、歌人、陶芸家だった。
江戸時代後期の人で引越し好きだったらしい。当然100年以上前の建物になる。現在何方かがお住みになって、保存に努められているのだろう。茅葺が何とも綺麗な建物である。

後は最短路で自宅に向かう。ここから37分。



コースタイム

京阪大谷駅    ? 駅から取付まで5分ぐらい
迂回路取付    9.30
東海自然歩道合流 9.37
始めのベンチ   9.53
NTTアンテナ   10.12
B.P 10.16
大津道出会   10.27
音羽山     10.34-35
鳴滝分岐    10.47
牛尾分岐    10.48
牛尾観音    11.09-15
桜馬場     11.23
高塚山分岐   12.00
高塚山     12.08-44 昼食
長尾天満宮   13.30
醍醐寺仁王門  13.37
太田垣蓮月仮寓跡13.43
自宅      14.20


        修復工事は始まっているが以前として逢坂山陸橋は不通

        ここが取付 右は国道1号線

        フェンス沿いに小道を入る

        ここからはテープの案内で進む テープが無くとも踏み跡で分かる




        いつの間にか東海自然歩道に合流している

        最初の階段が待っている


        道標

        左にバイパスが有る


        樹間に見えるのは大津道の尾根だろうか

        初めのベンチ

        平坦な道

        いよいよ長い階段の始まり




        ここまで来ると階段は終わり近い

        比叡山が見える

        NTTアンテナ

        唯一の積雪

        ビューポイントから琵琶湖大橋

        湖南

        ポイント

        明るくて気持ち良い

        大津からの道に出会う

        音羽山は近い

        音羽山山頂

        山頂からの展望 曇天で西の方は降っているようだ


        琵琶湖大橋

        比良は全く見えない

        千頭岳

    これが問題の掲示物 逢坂山陸橋は通れないが、迂回路の存在を案内していない。
管理責任を行政は心配しているのだろうが不親切である。

        少し降りた所から見える近江大橋

        鳴滝不動分岐 ここも長く通行止めだった

        牛尾観音分岐

        降る



        牛尾観音


        急な道を下る 水害前は近道の階段が有った

        途中見える高塚山

        降る

        水害被害修復工事中の桜馬場

        音羽川を渡り高塚山に向かう

        水害の惨状










        この先が分岐

        高塚山分岐

        平坦な道

        途中ビューポイントに寄る

        山科市街と遠く愛宕山がチラッと覗く

        高塚山 三等三角点

        長尾天満宮に向けて降る







        途中見える醍醐の市街

        あと少しで終点

        皇大神宮


        長尾天満宮

        参道石段

        参道

        醍醐寺仁王門

        醍醐寺三宝院

        太田垣蓮月仮寓跡