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~サッカーを中心に日々の雑感など~

理想を掲げながら

2012年07月06日 | 雑感

 民主党を離党し、消費税増税反対派が新党を結成するのは11日、小沢元代表が党首に就任し、今の段階で届けた会派の名前は「国民の生活が第一」。どういうネーミングにするか気になっていたので、ちょっとびっくり。そのものズバリでかえっていいかもしれない。小沢さんの政権交代時に掲げた”理想”を実現しようとする姿勢が鮮明だからね。

会派が51人になれば、野田政権に対する内閣不信任決議案が出せるということで、民主党執行部は懸命に切り崩しをし、それが功を奏して!?51人に届かなかったことから、小沢新党には展望なき未来…みたいな言葉が付けられていたけれど、民主党だってどうなの。

小泉元首相は国会で公約なんて大したことない、なんていう答弁をしていたが、そんな答弁をしても揺るがなかった自民党支配が崩れ、民主党に政権交代した時には、官僚支配から政治主導へ、コンクリートから人へなど、選挙民は「国民の生活が第一」というマニフェストに賛同して投票したはず。

民主党に残った議員さんは、これからの選挙を増税と原発再稼働を掲げて戦わなければならないんだよ。毎週金曜日に行われている、インターネットで呼びかけた官邸を取り巻くデモには、原発再稼働反対、消費税増税反対などを掲げ、、仕事帰りの人も巻き込んで、毎回数を増し、先週は主催者発表では20万人に膨れ上がったという。車道に人があふれ、60年安保闘争以来の人の波だったそうだ。

議員さんたちだけに任せておけない、自分たちが声を上げないと変わらないと、新聞テレビ報道に騙されない国民がこれだけの数として、声を上げ始めたんだねえ。3党合意が大事と、国会を無視した談合政治を”決められる政治”だなんて持ち上げるマスコミは、自分たちの姿勢を問うこともない。朝日新聞も小沢さんの報道あたりから、相当おかしくなってしまった。NHKニュースには何万人も集まっている官邸デモが、いつまでたっても登場しない。

小沢さんについては、新聞テレビにはやれ権力を取り戻すだの、政局だの、壊し屋だのという言葉が躍るけど、人格破壊と言われる、余りにも悪いイメージが流され続け、政治とカネの問題では平成の大謀略。検察メディアが一致して生み出した冤罪によって、政権交代が目指した 平成の大改革は、官僚、新聞テレビ報道によって、潰された。

小沢さんに仕掛けられた検察の政治介入を横目で見ながら、参議院議員森ゆうこさんが中心となってほんの少数が声を上げる以外、民主党内でも何の抵抗も見せず、野田政権になって、ますます政治家は官僚の思いのまま。「検察の罠」(日本文芸社)を世に出した森ゆうこさんの闘う姿勢は素晴らしい!!間違いなく、小沢さんの後継者だね。

小沢さんのインターネットからかき集めた!?情報を総合すれば、自民党を飛び出してから19年、政治を官僚から取戻し、日本に本当の民主主義を根付かせようと、一途に理想を追いかけてきた人であり、この人ほど純粋な人はいない。ただし情にもろいというか、人を信用しすぎるような気がするけどね。こういうところは菅さんなんか、ドライな都会育ちとは随分違うというのが印象だ。

野田政権と自民公明談合政治のゆがみにくさびを打ち込めるのは、今では小沢さんしかいない。消費税増税反対、原発再稼働反対、TPP参加阻止と、腐りきった3党との違いを堂々と掲げ、最後の戦いに挑んでいただきたい。



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