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~サッカーを中心に日々の雑感など~

辞めない

2011年04月13日 | 雑感

10日に行われた統一地方選が終わり、民主党の敗北に終わっても、菅首相はじめ執行部は辞めない。1パーセントの支持率になっても辞めないそうだから、この程度!?の惨敗では辞めるわけにはいかないということか。

こういう流れの中では小沢派や鳩山派や中立的なグループの議員たちも、このまま民主党の中で、沈むのを見ているだけでいいのかと腹が立つ。なにもしないのだろうか。党内野党だなどと言って済ましていられないのではないか。今後、党内の手続きを使って何としても引きずり降ろさなければ、いくら菅内閣に政策的に反対の立場をとっても国民には伝わりにくい。

道議選では北海道はいままでも社会党など、革新が非常に強い土地柄ではあるが、菅内閣への批判が渦巻く流れを断ち切れず、自民党の第一党を崩せなかった。それでも改選前を1議席上回る40人の公認・推薦候補が当選したというのだから驚き。

北見市では小沢派の松木さんが民主党”推薦”の無所属、鳥越(とりこし)良孝さんを応援し、現職と交代する形になった。ヤワラちゃんも応援に来たという映像も流れた。他に新党大地、鈴木宗雄さんの秘書だったという、37歳の山崎泉(いずみ)さんが当選したというのが印象に残った。

全国知事選では東京都にまたも石原知事誕生にはウンザリを通り越して、あきれてしまう。他にこれという候補がいなかったのかもしれないが、首都である東京都の市民たちが、こんなレイシズムの権化のような人物にひれ伏してしまった。傲慢さをリーダーシップと勘違いしているでは?

地元知事選では、北電がプルサーマル計画を3月30日、佐藤佳孝社長の定例会見で、2012年春以降の泊原発3号機で実施する方針について、福島原発事故の惨状を見ていながら、この時期に「変更する考えがない」という驚くべき発言をしているにもかかわらず、”原発の安全性を考慮する”高橋はるみ知事は民主党候補木村俊昭さんに130万票という大差をつけ、3期目続投になった。

脱原発を掲げて当選したのは神奈川県知事の黒岩さんだけだろうか。太陽光発電の会社に出資して、ソーラーパネルの家庭への浸透を図ろうというものらしい。ただし電気自動車は自動車そのものは環境負荷が少ないかもしれないが、どうやって充電するのだろうか。

「原子力発電で本当に私たちが知りたい120の基礎知識」(広瀬隆、藤田祐幸共著:東京書籍)を読んでからは、プルサーマル計画に対して、こんな危険なものを許すわけにはいかないと、デモでも何でもして阻止しなければならないという心境になってきた。

藤田さんは実際にチェルノブイリ事故の現地調査に赴いた方だが、”あとがき”は深く心揺さぶるメッセージ…「小規模分散型システムは何も電力生産だけを意味しているのではない。地域で生産し、地域で消費し、その結果発生する廃棄物も地域で適正に処分することで、われわれは自らが生きているその構造を等身大で感じ取ることが出来ることになる。そのとき初めてわれわれは本当の民主主義を手にすることが出来るだろう。原子力問題で真に問われているのは、まさにこの『民主主義』なのだから」(おわり)





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