昨年、宿根草の店で買い求めたつる性の草花、ラベルにはミヤマハンショウヅルとあった。花の写真もなく、てっきりクレマチスだろうと思って気軽に買った来たものが、インターネットで調べてみたら、なんと!これは日本の北方に自生している高山植物で原種らしい。
葉っぱもほとんどない、短いツルだけで大丈夫だろうかというのが隣にあって、お店の人はこれもつけてあげますから、なんてどうにか売りたそうな様子。安いからいいかと買ってきたものの、地植えするには冬も迫っていて、鉢植えにして玄関で越冬した。
春になり、暖かくなったので玄関前に出して水遣りを続けていたら、葉っぱが出て、つるも伸び、ついに開花!!黒い豆粒のようなものが付いているなあと気が付いたら、先が割れ、かわいい形の花になった。いつのまにかひっそりと目立たず、たくましい生命力。
漢字では深山半鐘蔓と書かれ、花の形が半鐘に似ているということらしい。これなら黄色のイングリッシュローズ、グラハム・トーマスに色が合いそうだなあということで、その後ろに穴を掘って植えてみた。高いオベリスクに絡ませたけど、どうやら1メートルくらいにしかならないようだから、これは期待しすぎかもね。暑い夏と厳しい冬を乗り越えて、すくすくと元気に育ってほしい。なんにせよ、うれしい驚き!!