白い薔薇も清楚な色で花壇に清潔な姿で立っている。この薔薇はホワイトクリスマスというアメリカ産の薔薇。アポロという黄色い薔薇が満開になったら、その大輪ぶりに驚いている。こんなにおおきくなるんだなあー。
今朝の新聞の文化欄に劇作家、井上ひさしさんの新作「夢のかさぶた」が、23日まで東京・初代の新国立劇場小劇場で上演されているという記事が載っていた。「東京裁判3部作」完結編。歌と笑いをまぶしつつ「あの戦争の責任は誰にあるのか」を問う井上さんは「いろいろ考えていったら、日本語文法を被告人にすることになってしまった」そうだ。
こういうほんとにみたい舞台劇は地方にいては見られない。せいぜいWOWOWの舞台中継に期待するしかないかー。
「夢のかさぶた」では、東北の屋敷を舞台に、元大本営参謀で今は古美術商手伝いの徳治(角野卓造)と、どんな見合い相手より文法を愛する国語教師・絹子(三田和代)を軸に物語が進む。敗戦を境に、手のひらを返したように変わった日本。その原因を絹子は日本語に主語がないから、と指摘する。
「日本語は主語を隠し、ごまかす。責任を曖昧にするにはとても便利な言葉」「”私”の代わりに主語になっているのは”状況”。あの時はああいう状況だったから、今はこういう状況だったから、とコロッと切り替える。大変だったね、まあ過ぎたことは水に流して、はい次は民主主義ーー。こんなことが出来たのは日本人だけです。」反省や総括を放り出す日本人の悪癖は今も同じ、と井上さんは見る。
「サッカーだって、なんで負けたのか考えるのはもうやめて『さあオシムだ』でしょう。でもことが戦争になれば、そんな風に済ませるわけにはいかない。」・・・・
このところのオシム報道、中田引退報道ー。これはあの次々と目の前の獲物を追うTV番組報道を見せられるうちに、考える能力を失っていった総選挙の刺客報道、とおんなじではないかと腹を立てていた。井上ひさしさんの言葉は、じつにすーっと胸の中に入ってきた。
ワールドカップで1勝も出来なかった反省と責任はどうするんだ、でしょう?と。ジーコを監督にした側の責任の取り方が何もでてこないんだからね。持病を抱えるオシム監督が道半ばで代表監督を辞任するという事態になるのでは、といまからシナリオを想定!してしまいそうだ。俺たちのオシムを渡せないとジェフ千葉のファンが怒るのも当然・・・。
今朝の新聞の文化欄に劇作家、井上ひさしさんの新作「夢のかさぶた」が、23日まで東京・初代の新国立劇場小劇場で上演されているという記事が載っていた。「東京裁判3部作」完結編。歌と笑いをまぶしつつ「あの戦争の責任は誰にあるのか」を問う井上さんは「いろいろ考えていったら、日本語文法を被告人にすることになってしまった」そうだ。
こういうほんとにみたい舞台劇は地方にいては見られない。せいぜいWOWOWの舞台中継に期待するしかないかー。
「夢のかさぶた」では、東北の屋敷を舞台に、元大本営参謀で今は古美術商手伝いの徳治(角野卓造)と、どんな見合い相手より文法を愛する国語教師・絹子(三田和代)を軸に物語が進む。敗戦を境に、手のひらを返したように変わった日本。その原因を絹子は日本語に主語がないから、と指摘する。
「日本語は主語を隠し、ごまかす。責任を曖昧にするにはとても便利な言葉」「”私”の代わりに主語になっているのは”状況”。あの時はああいう状況だったから、今はこういう状況だったから、とコロッと切り替える。大変だったね、まあ過ぎたことは水に流して、はい次は民主主義ーー。こんなことが出来たのは日本人だけです。」反省や総括を放り出す日本人の悪癖は今も同じ、と井上さんは見る。
「サッカーだって、なんで負けたのか考えるのはもうやめて『さあオシムだ』でしょう。でもことが戦争になれば、そんな風に済ませるわけにはいかない。」・・・・
このところのオシム報道、中田引退報道ー。これはあの次々と目の前の獲物を追うTV番組報道を見せられるうちに、考える能力を失っていった総選挙の刺客報道、とおんなじではないかと腹を立てていた。井上ひさしさんの言葉は、じつにすーっと胸の中に入ってきた。
ワールドカップで1勝も出来なかった反省と責任はどうするんだ、でしょう?と。ジーコを監督にした側の責任の取り方が何もでてこないんだからね。持病を抱えるオシム監督が道半ばで代表監督を辞任するという事態になるのでは、といまからシナリオを想定!してしまいそうだ。俺たちのオシムを渡せないとジェフ千葉のファンが怒るのも当然・・・。