6月5日(日):
曽我豪が朝刊で購読者に「安倍の今の立場で、安倍になったつもりでその心の中を推し量ってみよう」と言って、リドル・ストーリーという思考法を紹介していた。
そもそも、読者に低能でジコチューの冷たい世襲ガキの気持ちになることを求める感覚が根本的にずれている。次にリドル・ストーリーという普通は耳にすることがない知識のひけらかしにすがって読者に対してわざわざ優越性を維持しようとしている。もう50歳半ばに差し掛かって、自分がどう見られているかぐらいわかっているだろう。自らの卑しさに気づかない振りをして、その気づくことから逃げている醜さを見ようとしていない。
まず、なぜ朝日新聞の購読者に安倍のような乳臭児の気持ちになることを勧めるのか。なぜリドル・ストーリーという陳腐な知識のひけらかしでごまかすのか。
なぜいつも自分は第三者の行司役に立った振りしかできずに、自分自身の当事者としての責任ある発言ができないのか。
これらは、この卑劣漢の外道曽我豪が権力者と飲食を共にする「よもつへぐい」を繰り返してるからだ。そのため正面から権力者の身勝手な矛盾に満ちた政治行動を正々堂々指摘できず、一方で大新聞社の論説員としての体裁だけは読者に示そうとすることによるものだ。
読者から、この男の狡さ、卑怯さは見え見えなのだ。
必然的に自分の卑しさを棚に上げるために生の声ではなく、普通の人が聞いたこともないような無意味で衒学的な専門用語・知識に逃げ込んで無理に胸をそらして読者を見下ろそうとしている。この男の書くコラムは、基本的にすべてこのパターンだ。
この男はジャーナリストとしてだけではなく、知識人としてもすでに終わっている。この男の言葉に耳を傾ける一定レベル以上のまともな読者はもういない。レベルの低い読者はこの男のコラムに一瞥もしない。つまり、
この朝日新聞編集委員さんのコラムは朝日新聞の購読者にとって、無意味か、不快感を与え、購買意欲を失わせる存在でしかない。
唯一、安倍晋三という世襲ジコチューの乳臭児のそばに侍(はべ)ったときに
「今回こんな記事を書いて(本当はあなたが整理できてないはずの)あなたの思いをわかりやすく朝日新聞の読者に代弁してみましたよ」と揉み手して世辞を言うのに役に立つだけだ。
こいつは自分と安倍晋三のためにのみ大新聞の紙面を使っている。この記事でニヤッと笑うのは安倍晋三だけだ。『恥知らず』という言葉は
曽我豪のためにある。こいつはもう戻れない道を歩いている。格好つけて「ルビコン川を渡った」とか言いそうだが、それは本当に恥ずかしい卑しく醜いことだと言っておきたい。世の中こんな奴であふれかえっているのだから。
朝日新聞はそんなに安倍政権に対する免罪符がほしいのか。いつまでこの恥知らずを新聞社の表に出しておくのだ。金を払っている読者の気持ちは置き去りか。
以下目にするのも汚らわしいが、俺の言葉の真偽を評価してもらうために、曽我豪の恥知らずなコラムを載せておく。
(日曜に想う)安倍首相のリドル・ストーリー 編集委員・曽我豪 2016年6月5日05時00分
安倍晋三首相は解散しなかった。30年ぶりの衆参同日選挙は選ばなかった。
そこで今日はひとつ、だまされたと思って、安倍首相になったつもりで考えてみませんか。そうすれば、どのような選択を強いられていたのか、首相の生の姿がみえてくるかもしれない。
*
そんなわけで、あなたは安倍晋三であるログイン前の続き。ならばすぐ思い出せるはずだ。
民主党の野田佳彦政権が仕掛けた2012年12月の衆院選に勝利して、あなたは自民党ともども政権に返り咲いた。その勢いで半年後の参院選も制した。
「一強」と称された。自民党総裁任期からして「2期6年」の長期政権を展望できる。そんな史上まれな恵まれた立場も手に入れた。それでもあなたは根源的な不安を拭えないでいた。
その出だしの勝利は、3年半の民主党政権に対する世論の失望がもたらしたものに過ぎない。同じ3年半がたってその記憶が薄れ、同時に例えばアベノミクスの効果が薄れれば、世論の期待や支持など泡のように消えてもおかしくない。
あなたが一番それを知っていた。1回目の政権で経験したことだった。
春先まで堅調だった内閣支持率は、消えた年金問題や閣僚の不祥事・失言で急落し、参院選で惨敗した。そうだ。参院選ほど怖いものはない。小選挙区での積み上げが利く衆院選とは違い、参院選は時々の空気に左右されやすい。たまりにたまった政権への不満や批判が爆発しかねない。つまりあなたは、長期政権が折り返す直後のこの16年夏の参院選がもともと一番怖かったのだ。
他方、あなたは昨年暮れから何度も自問したはずだ。なぜ自分は返り咲いたのか。尊敬する祖父・岸信介元首相さえできなかった憲法改正のためではないか。
たしかに集団的自衛権容認を閣議決定し、安保法制を仕上げた。14年11~12月の解散と衆院選はその推進力を得るためでもあった。憲法の枠内でやれることはすべてやった。あなたも首相としての業績はこれで十分だと一度は考えたろう。
だが、解散して改憲への挑戦を政権選択の衆院選で堂々と訴えたい。祖父はそれが出来なかった。その熱情を捨て去ることがあなたにできるはずがない。
だから、選択肢を最大限広げた。政権批判の芽を摘み取ろうとした。消費増税の予定通り実施でも再延期でも、同日選でも参院選単独でも、自在に自分で決められる環境を整えた。伊勢志摩サミットにとどまらず、歴史的なオバマ米大統領の広島訪問を実現させ、熊本地震の対策費も自ら号令をかけ積み増しした。
そして最後、あなたの元に自民党の極秘の世論調査が届いたのだろう。息をのんだのではなかったか。いずれの選択肢も悪い数字ではない。ただ、同日選は衆院で最大20議席減らす可能性があった。
根源的な参院選への不安と、改憲への熱情。同日選はその二つを解決する乾坤一擲(けんこんいってき)の妙策か、あこぎすぎると政権批判を呼び起こす蟻(あり)の一穴になるのか。あるいは、消費増税だけでなく、改憲解散もまた先送りすべきか……。官房長官と副総理・財務相、党幹事長、首相秘書官ら仲間の意見もいつになく千々に乱れた。
さて、あなたならどちらを選ぶ?
*
ミステリーの世界に、リドル・ストーリーと呼ばれる作品群がある。主人公が生死の絡む究極の選択に追い込まれ、しかし結末は示されず、読者は想像するほかない。フランク・ストックトンの「女か虎か」やスタンリイ・エリンの「決断の時」が古典的名作である。
これらの作品群が何とも言えない深い余韻を残すのは、人間の業というか本質的な悩みを感じさせるからであろう。人は誰も完全には未来を見通せず、限られた情報と抑えきれない煩悩との間で不完全な選択をしなければならないのだ。
あなたもわかるだろう。政権の生死が絡む選択に追い込まれ、うちひとつを選んだが、本当の結末はまだ示されていない。架空の小説と違うのは、想像でなくて、あなたが――つまり有権者がストーリーに結末を書き込める投票という現実の力を持っている点なのである。
↓“よもつへぐい”した宦官去勢豚、権力の腐れ犬ども↓絶対に赦さない!特に朝日新聞の曽我豪とNHKの島田敏男!