もみさんの一日一冊遊書録( 2011年9月1日 スタート!: メメント・モリ ) ~たゆたえど沈まず~

年とともに人生はクロノロジー(年代記)からパースペクティブ(遠近法)になり、最後は一枚のピクチュア(絵)になる

151219 九電「免震重要棟は不要。訓練で大丈夫」は、原発事業者として論外の不適格。70年前の敗戦と同じ。

2015年12月19日 13時49分03秒 | <憲法の危機>は「戦後最大の危機」
12月19日(土):

昨日のニュースで、九州電力が免震重要棟を建てない言い訳に「電力会社では、震災などの非常事態に十分冷静さを失わず行動できる訓練をしているので大丈夫だとの旨、説明があったそうだ。月並みだがこれは、70年以上前に日本を破滅へと導いた精神主義そのものだ。あの時は、中国・アメリカをはじめとする連合国との戦争に対して大和魂で乗り切れると狂信した訳だが、今回は福島原発事故に見られるような原子力エネルギーと大量の放射能が敵である。ある意味、前回の敗戦よりももっと言い訳の通じない破局に対処せねばならないのだ。冷静に訓練されている人間を放射能は避けてくれる訳ではない。いくら訓練しても不可能な地震や放射能などの事態に対して人間の限界を謙虚に認めた上での厳格な対策を求められているのに、こんな精神論を平気で吐き、それで国民を言いくるめられると考える九州電力には原子力発電に携わる者として根本的な不適格の烙印を押さざるを得ない。国民と自らの立場を舐め切っている。この役員を首切って、または九州電力自体が一旦会社を解体して、最低限の常識を持つ人間によって一から作り直すべきだろう。
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