もみさんの一日一冊遊書録( 2011年9月1日 スタート!: メメント・モリ ) ~たゆたえど沈まず~

年とともに人生はクロノロジー(年代記)からパースペクティブ(遠近法)になり、最後は一枚のピクチュア(絵)になる

211016 映画「あん」(2015:監督 河瀨直美/原作 ドリアン助川)感想4+

2021年10月16日 03時00分21秒 | 映画・映像
10月16日(金):    

録画DVDで映画「あん」(1時間53分)を何度目かで観た。今回が、一番心に響いた。原作の本は持っているがまだ読めていない。ドリアン助川さんの積極的感受の考え方が随所に出ているように感じた。

ハンセン病患者をめぐる現状を静かに押しつけがましくなく、しかし必要なことは自然にきちんと伝えてくれる映画である。前半はごく普通に話が進むが、中盤から以降今の日本で実際に起こるであろう厳しい現実が示されて俄然話が深まっていく。

監督  河瀨直美/脚本 河瀨直美/原作 ドリアン助川
出演者 樹木希林/永瀬正敏/内田伽羅/市原悦子


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