もみさんの一日一冊遊書録( 2011年9月1日 スタート!: メメント・モリ ) ~たゆたえど沈まず~

年とともに人生はクロノロジー(年代記)からパースペクティブ(遠近法)になり、最後は一枚のピクチュア(絵)になる

121206 朝日朝刊記事に感慨、歴史は繰り返すのか…。広告に恥知らずな厚顔をさらす民主党の感性は異常だ!

2012年12月06日 21時46分21秒 | 日記
自民272議席、公明31議席、維新49議席、民主81議席、未来14議席。自民・維新だけで320の過半数を超える。いずれも日本を戦争できる国にする憲法改悪をめざす勢力だ。目の前の原発問題にすらNOを突きつけるどころか、景気回復の声に踊らされるしかない。国会議事堂前のデモに集まった人々のエネルギーは何だったんだろう。結局あだ花で終わるのか。

日本人は、目前の衝動に流される国に戻っていくのを許すのか。戦争で多くの人が死に、多くの人を殺す歴史を繰り返すのか。確かに、年間3万人の自殺者が10数年続いている。自殺未遂や生きたままの自殺者?の存在を考えれば空恐ろしい死傷者だ。10年で30万人を超える異常死、周辺の未遂者はその数倍だろう。自殺者の伴侶や家族の心の傷を想像すれば、日本は空恐ろしい国であり、社会だ。

あれほどの犠牲者を出した敗戦以来67年になる。確かに近代史上ぶっちぎりの戦争の無い時代だった。それからすれば、福島の原発事故なんて大したことではないのか。この国では、被災者の悲しみに寄り添い、2度と原発事故が起こらないように強く願うことが子供じみたことなのか。見ない、見えない振りをして経済・景気の回復を第一に考えることが現実的で大人の判断ということなのか。

とりあえず今朝の朝日新聞には絶望的な気分にさせられた。守るべき憲法と反原発も、この国では児戯と片付けられるのだろうか。経済!景気!と叫び続けているうちに、すぐ横で多くの人々が悲しみ、亡くなっていくのだろう。

景気!経済!は大事だが、それにまさる価値を見いだせない国民性は度し難く救いがない。俺は、生きても20年ほどだろうが、この国の未来を悲しむ。すべては自業自得だ。今回の選挙で、日本社会の大切な芯に傷がつかないことを祈るのみだ。
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