もみさんの一日一冊遊書録( 2011年9月1日 スタート!: メメント・モリ ) ~たゆたえど沈まず~

年とともに人生はクロノロジー(年代記)からパースペクティブ(遠近法)になり、最後は一枚のピクチュア(絵)になる

161229 空疎な安倍真珠湾訪問を報じ続ける新聞は、購読者に損をさせた自覚を持て!

2016年12月29日 15時19分58秒 | <憲法の危機>は「戦後最大の危機」
12月29日(木):

  昨日12月28日(水)の朝日新聞の朝刊・夕刊、今朝29日(木)の朝刊の一面大見出しで、空疎な安倍晋三の真珠湾訪問記事が不自然なほどに大げさに場所を独占して掲載されている。安倍は、よほどオバマ・アメリカ大統領に付き添われて立つツー・ショット写真を国民に見てほしかったのだろう。しかし、残念ながら俺はこれらの記事を一顧だにしていない。馬鹿馬鹿し過ぎる。読む価値がないことがわかりきっているのだ。この安倍にごまをすった紙面の無駄遣いの分だけ、朝日新聞は購読者に損をさせた計算になる。

  記事の内容よりも、むしろ関心は別のところに生じた。三大新聞やNHKが、時の政権に対する批判をしないでこれほどまでに政権からの要望に迎合するようになっている事実を目の当たりにして、既にわかっていたつもりだったが「マスコミ操作が、ここまでひどくなってしまっているとは…」と言葉を失っているのだ。長く生きてきた。社会人になってからもずいぶん長いが、この半世紀近い歳月においても、これほど新聞が時の権力の支配下に置かれているのを目の当たりにするのは初めての経験だ。購読紙の朝日新聞の曽我豪を俺は軽蔑・憎悪しているが、今や朝日新聞全体が”曽我豪”化しているのだ。

  もはや迎合する、おもねるというレベルを越えている。迎合する、阿るにはまだ”主体”が存在するが、今の朝日新聞には”主体”そのものが消滅している。「一線を越えたな…」と感じる。冗談や嫌みの戯れ言ではなく、自己が失われ、正真正銘の「大本営発表の広報」化している。痴呆化して、おもらしの垂れ流し状態だ。もはや洒落にすらできない。

  12月20日に東京の「つゆしゃぶ ちりり」で朝日の曽我豪、NHKの島田をはじめ、安倍の走狗の新聞・言論人たちが安倍から飲食をふるまわれた記事が出ていたが、国民の目を欺くための権力からの依頼の内容が、プーチン対露外交の失敗の誤魔化しとともに、値打ちの暴落した安倍真珠湾訪問の昨日今日の一面でのカラ宣伝の依頼であったことが漏れ漏れに漏れている。政治の奥深さの欠片もない。その権力からの依頼に何の抵抗もなく飼い犬のように従う朝日新聞の姿も明らかになった。

  権力に迎合する新聞が失う最大のものは、新聞を信頼して応援するつもりで購読している<読者の信用>である。俺はこれまで何度も襲来する読売新聞等の厚かましい勧誘を断り続けて朝日新聞を取ってきた<コアな購読者>だと思っている。しかし、ここまで裏切られ、馬鹿にされて、繰り返し踏みにじられ続けるとさすがに嫌気がさしている。読売・産経と全く変わらないではないか!アイデンティティを捨てた新聞に用はない。裏切られてまで購読する義理は全くない。

  実を言えば、俺が今新聞を取り続ける最大の動機は、新聞に挟まれている「折り込みチラシ」である。これで妻が安く買い物することで幾ばくかのお金が浮く。その浮いたお金で朝日新聞を飼っている、もとい買っていると言っても過言でない。しかし、反感・憎悪を覚えさせられながら軽蔑する新聞を購読し続けるいわれは全くない。本当に欲しい情報、信頼できる情報はネットで得られるのだから。

  俺が朝日新聞を取ることをやめた時、朝日新聞は一人の読者を失うだけだと甘く見るなら間違いだ。俺にも数十人(百人以上?)ぐらいへの影響力はある。今後、俺が朝日新聞をやめたとすれば、「読売・産経と変わらない腐り切った朝日新聞なんて購読する必要はない」と周りの人間に伝えていくつもりだ。<コアな読者>層を裏切り馬鹿にして、権力にすり寄ることが如何に自殺行為であるかを思い知ればいい。
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