もみさんの一日一冊遊書録( 2011年9月1日 スタート!: メメント・モリ ) ~たゆたえど沈まず~

年とともに人生はクロノロジー(年代記)からパースペクティブ(遠近法)になり、最後は一枚のピクチュア(絵)になる

8 043 汐見稔幸「本当は怖い小学一年生」(ポプラ新書:2013)感想2+ ※陳腐・断片的・無責任

2019年03月07日 23時27分59秒 | 一日一冊読書開始
3月7日(木):  

189ページ     所要時間1:40      ブックオフ11円

著者66歳(1947生まれ)。

読んでいて、腹が立ってきた。内容・発想ともに陳腐この上ない。これが教育学の東大名誉教授の本か…?!。何か思い付きだけで、背景の十分な斟酌・説明もなく語られる真偽不明な所謂「どこそこの国では、なんたらかんたら」の<出羽の守>話。

無責任な上から目線のご託宣に対して、「それじゃあ、あんたそれを実現するために具体的にどうすればいいんだ。あんた自身は何をするんだ。あんた自身が汗をかいて何をできるんだ。ほんまにアホちゃうか!」というのが、正直な感想である。

内容的に悪いことが書かれてるわけではない。しかし、「こんなに陳腐で、断片的で無責任な思い付きの本が今どき成立するんだ・・・」と不思議な気分になった。まあ、また別の機会に読めば印象も変わるのかもしれないが、今回は批判的評価として感想2+としておく。

【目次】はじめに――「怖い」子どもが増えている理由 /一章 「自分がわからない」まま育つ怖さ /二章 もっと「怖い」日本の親たち /三章 「怖い」小学生をつくった日本の学校 /四章 「小さな社会」が手応えをつくる /五章 一人ひとりに物語のある学びを
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