もみさんの一日一冊遊書録( 2011年9月1日 スタート!: メメント・モリ ) ~たゆたえど沈まず~

年とともに人生はクロノロジー(年代記)からパースペクティブ(遠近法)になり、最後は一枚のピクチュア(絵)になる

番外 蛇蔵&海野凪子「日本人なら知っておきたい日本文学」(幻冬舎;2011)  評価3

2011年12月12日 03時40分35秒 | 一日一冊読書開始
12月11日(日):漫画は、ノルマとしては0.5冊扱い。

126ページ  所要時間2:30

ヤマトタケルから兼好まで、人物で読む古典。日本史と古典の入門書として、ちょっといい感じのネタを集めて漫画にしたもの。大したことないが、そこそこ読める。  

目次::1 清少納言:言いたい放題/2 紫式部:ぐるぐる悩む、普段はアホのふりをする/3 藤原道長:男の夢コンプリート/4 安倍晴明:伝説になった高給公務員、85歳の長寿、のち土御門家/5 源頼光:イケメン戦隊の司令官、渡辺綱・卜部季武(すえたけ)・坂田金時・碓井貞光/6 菅原孝標女:夢見るオタク少女、源氏物語を手に入れるため等身大の仏像を彫る/7 鴨長明:家に執着する男、下賀茂神社の一番えらい人の息子=ものすごーいボンボン/8 兼好:脱サラ・フリーランサー/9 ヤマトタケル:暴走する悲劇 

清少納言が退職して、五年後に紫式部は彰子に仕えたので二人は会っていない。でももし、この二人が直接会えば、「女が賢くて何が悪い訳?バカには好きなように言わしとけば?略。アンタ周りの評判気にし過ぎ!」と言える清少納言の勝ちだろう。

兼好の友達への手紙「夜も涼し 寝覚めの仮庵(ほ) たまくらも 真袖も秋に 隔てなき風」上と下の字を続けると、「米(よね)たまへ、銭も欲し」、友達の返事が「夜も憂し ねたくわが背子 はては来ず なほざりにだに しばし問ひませ」同様に読むと「米(よね)はなし、銭すこし」。
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