もみさんの一日一冊遊書録( 2011年9月1日 スタート!: メメント・モリ ) ~たゆたえど沈まず~

年とともに人生はクロノロジー(年代記)からパースペクティブ(遠近法)になり、最後は一枚のピクチュア(絵)になる

150717 諦めないこと。執念の闘い。こんな重要法案を「60日ルール」で成立させたら、政権は持たない。

2015年07月17日 23時05分48秒 | <憲法の危機>は「戦後最大の危機」
7月17日(金):

日刊ゲンダイ安保法案 参院で「60日ルール」使えば国民の大量離反を招く 2015年7月17日
 「強行採決」で安保法案を衆院通過させた安倍自民党は、参院でも強引に審議を進め、最後は「60日ルール」を使って成立させるつもりでいる。しかし、そう簡単に成立させられると思ったら、大間違いだ。
  さすがに、審議を打ち切られた野党はカンカンになっている。参院野党は簡単に審議に応じない構えだ。現に参院では、法案を審議する特別委員会の設置について、野党が同意していない。いつ審議が始まるかわからない状況だ。
  しかも参院の勢力は、自公で3分の2ある衆院と大違いだ。過半数を10ちょっと上回っているだけである。何より参院自民党は、国民の反対の強い法案など、成立させたくないのがホンネだ。
  「1年後に参院選を控える改選組は、本気でビビっています。衆院と同じように強引に審議を進めたら、逆風が吹き荒れ、落選しかねない。ヤバイのは、参院選の直前、日本全国で『違憲訴訟』が続出する可能性が高いことです。安保法案が参院選の一大争点になりかねない。だから、官邸から何を言われようが、時間がかかっても、とにかく丁寧に審議を進めるしかない」(自民党関係者)
  そもそも、安倍官邸が「60日ルール」を使うために国会の会期を95日間も延期したのは、参院の審議が難航すると恐れたからだ。しかし、こんな重要法案を「60日ルール」で成立させたら、政権は持たない。
 「国の最高法規である憲法を巡る問題で、国民を代表する議員がいる参議院を無視することはあり得ないこと。『60日ルール』は禁じ手です。それを使えば、『参議院なんていらない』ということになりかねません。支持率もさらにガクッと下がるでしょう」(政治評論家・野上忠興氏)
  国民を無視し、参議院を無視して突き進む姿は、国民の反発と離反をさらに招くだけだ。

あすの自由を守る若手弁護士の会:安保関連法案 まだまだ阻止できます☆黒澤いつき 2015年7月15日水曜日
 安保関連法案、さきほど衆院特別委員会で強行採決されてしまいました(明日、本会議で採決とのこと)。
 政府がなに一つ誠実に質疑に答えず、日本語として理解できないような答弁で逃げ切ったあげく「時間がたった」と、怒号の中で多数決。まるで、映画のような、ドラマのような、暴力的な政治です。
 もしかして、衆院特別委員会通過と聞いて、「あぁもう成立してしまった」…かのように落胆されている方はいらっしゃいませんか?
 もちろん、あすわかも落胆しています、が、まだ国会は続くのです。私達の声が法案成立を阻止できるチャンスは、ま~だまだ残されてます!
 そもそも法案というものが成立する道のりは2つあります。
 1つは、同一の会期内に衆議院と参議院の両方を過半数の賛成で通過する道のり。もう1つは、参議院が衆議院から法律案を受け取って60日以内に議決しないときに、衆議院の3分の2以上の賛成で再議決する道のり(最近よくきく60日ルール)。
 ですから、衆議院特別委員会で強行採決されて本会議で採決されても、参議院で可決されなければ法案成立しません。参議院で可決しないまま60日経ったとしても、衆議院で再議決しない限り成立はありえない。
 この国会(臨時国会)の会期は、9月27日までです。会期中に議決できなかった案件は廃案となるのが原則です。
 また、今回たとえば衆議院で可決して、参議院に送られたものの会期末となり、「継続審議」になった場合、次の国会では、参議院は審議の続きから始まりますが、衆議院はもう一度最初から審議やり直しになります。なのでこの場合には、臨時国会でなされた衆院採決は意味が無くなるわけです。
 廃案または継続審議となっても、次回以降の国会でまた法案提出、審議して成立を目指すことはできます。しかし、法案の内容がもっともっと国民に広く知られ、もっともっと反対される時間ができると、ますます支持率は下がりますし(ますますアベノミクスのボロも出るし)可決しづらくなるので、政府としては世論がこれ以上反対で盛り上がる前に早く可決してしまおうと考えるわけです。
 まだ諦めなくてもいいのです、というか諦めてはいけないのです!まだ私達はこの法案の成立を阻止できます。
 対抗手段は、とにかく問題点を広く知らせ、反対意見をあらゆる方法でアピールし続けて、会期内に参院で通させないことです。先日書いたように、議員さんにFAXやメール、手紙で直接声を届けましょう。デモや集会をしっかり報道した新聞やテレビには応援のメッセージを送りましょう。強行採決を中継しなかったNHKには、きちんと「それでも公共放送のつもりですか」と批判の声を届けましょう。
 共同代表の黒澤は、ついこないだ、さる集会でこれは安倍首相の執念と、私たち国民の執念のたたかいですとお話しました。諦めないことです。衆議院を通過してしまったとしても参議院で通過させないよう粘りきることです。毎日、声をあげ続けましょう☆
(この記事は、2013年11月、特定秘密保護法案が衆議院の特別委員会で強行採決された際に書いた記事を思い返しながら書きました。)
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