もみさんの一日一冊遊書録( 2011年9月1日 スタート!: メメント・モリ ) ~たゆたえど沈まず~

年とともに人生はクロノロジー(年代記)からパースペクティブ(遠近法)になり、最後は一枚のピクチュア(絵)になる

150215 衆参両院の「テロ非難決議」を非難する!「テロの本質」を真面目に語る政治家はいないのか!

 真面目に「テロの本質」を考えれば、その原因が、決して宗教の違いにあるのではなく、世界的に広がる富の偏在、極端な格差拡大、差別構造の継承、及びパレスチナ問題、それらによる<若者たちの絶望>にあることは、実は誰もがわかっていることだろう! それを「世界には凶悪なテロリストが大勢いて、こいつらを叩き潰せばテロが無くなる」なんて話に無理やりすり替えている。誰も、「テロの本質が、日本・世界の社会構造が抱える富の偏在・格差の拡大及びパレスチナ問題の<野放し状態>にこそある」という本質を語らないし、見させようとしない。そして、凶悪なテロリストへの恐怖ばかりを煽りたてている。これはまさにオーウェルの「一九八四年」の世界と同じだ。今回の国会の「テロ非難決議」に社民党・共産党まで加わっていたのには、あきれ果てた。「誰も本質を見ようとしない。」「武力で世界中の<絶望した若者たち>を封じ込めるべきではないし、不可能だ!」

秋原葉月さん「Afternoon Cafe」ブログから

※(1)「もちろん、普通の人間は戦争を望まない。しかし、国民を戦争に参加させるのは、つねに簡単なことだ。とても単純だ。国民には攻撃されつつあると言い、平和主義者を愛国心に欠けていると非難し、国を危険にさらしていると主張する以外には、何もする必要がない。この方法はどんな国でも有効だ」byヘルマン・ゲーリング ※(2)いつの時代も大衆をファシズムに煽動する手口は同じ。なのに同じ手口に何度も騙されるのは過去に学んでいないから。格差を広げ、セイフティネットを破壊し、冷徹な自己責任論が横行する社会を継続させるのは簡単だ。今よりもっと格差を広げ、セイフティネットを破壊する政策をとればよい。そうすれば人々に自己責任論がもっと浸透し、草の根から勝手に右傾化してくれる。

辺見庸さんのブログから

・権力をあまりに人格的にとらえるのはどうかとおもう。口にするのもおぞましいドブの目をしたあの男を、ヒステリックに名指しでののしれば、反権力的そぶりになるとかんがえるのは、ドブの目をしたあの男とあまり変わらない、低い知性のあらわれである。権力の空間は、じつのところ、非人格的なのだ。だからてごわい。中心はドブの目をしたあの男=安倍晋三であるかにみえて、そうではない。ドブの目をしたあの男はひとつの(倒錯的な)社会心理学的な表象ではありえても、それを斃せば事態が革命的に変化するようなシロモノではない。権力には固定的な中心はなく、かくじつに「われわれ」をふくむ周縁があるだけだ。ドブの目をしたあの男は、陋劣な知性とふるまいで「われわれ」をいらだたせ、怒らせるとともに、「われわれ」をして社会心理学的に(かれを)蔑視せしめ、またそのことにより、「われわれ」が「われわれ」であることに無意識に満足もさせているのかもしれない。ところで、「われわれ」の内面には、濃淡の差こそあれ、ドブの目をしたあの男の貧寒とした影が棲んでいるのだ。戦争は、むろん、そう遠くない。そう切実にかんじられるかどうか。いざ戦争がはじまったら、反戦運動が愛国運動化する公算が大である。そう切実に予感できるかどうか。研ぎすまされた感性がいる。せむしの侏儒との「ふるいつきあい」がベンヤミンのなにかを決定した。そう直観できたアレントほどするどくはなくても、研ぎすまされた感性がいる。けふコビトがきた。ミスドにいった。(2015/11/11)

200613 ずっと思ってた。変なカタカナ語より適切な日本語で言え! 都知事選で小池を絶対支持しない。

2020年06月13日 10時37分21秒 | 今、思うこと&意見
6月13日(土):  

ずっと思ってた。不自然なカタカナ語を使うな!適切な日本語を使え!不自然なカタカナ語があふれさせられることで、肝心の問題についてきちんと考えることができなくなる。日本語をもっと大事にしろ。カタカナ語があふれる世の中を観ていて、それを多用する政治屋や評論屋に対して俺はいつも違和感を覚えてきた。

こいつらは耳慣れないカタカナ語を無理に使うことによって、聞き手をあわてさせ、優位に立ち、議論を深めさせずに自分の思い通りに操ろうとしているに過ぎない。本当にみんなで考えを深めしっかりとした合意を形成する気ならば、適切な日本語を丁寧にきちんと使用すればよいのだ。普及してないカタカナ語では言葉の細部の意味が解らない。そんな言葉を一方的にあふれさせる小池百合子も<国語の破壊者>であり、<不誠実な詐欺師>だ。それにまんまと乗せられて、カタカナ語を無理に使おうとして、かしこぶってるつもりの連中も滑稽な馬鹿に見えて仕方がない」

「何がエビデンスだ。数的客観的根拠と言え。何がリマインドだ。再確認でいいだろう。何がステイホームだ。自宅待機でいいだろう。何がソーシャルディスタンスだ。適切な社会的距離でいいだろう。何がクラスターだ、オーバーシュートだ、ロックダウンだ、そんな言葉が日本語として定着するのか。日常の会話で、そんな言葉で話しかけてくるやつとそんな言葉で話し合う光景なんて想像しただけでぞっとする。あり得ない。滑稽の極みだ。」

「本当に他人に思いを伝える気があるなら、変なカタカナ語ではなく、適切な日本語で言うべきだろう。わざわざ相手を戸惑わせる不自然なカタカナ語を使うのは不誠実な詐欺的行為だ!大学入試の小論文で使ったら確実に落とされるぞ!ウソつきのアベも最悪だが、<言葉の詐欺師>の小池も全く信用できない!」

ずっと違和感を覚えてきた。都知事選で小池を絶対に支持しない。

日刊ゲンダイ赤い狸が踊り出す…都知事選を控えた小池百合子の胸の内 中村敦夫 怒りん坊の閻魔堂会議
今回は何色で攻めるの? 2020/06/12

 閻魔堂会議のメンバーに、雑誌記者がおる。彼は最近、とてつもない珍夢を見たそうじゃ。設定は、なぜか都知事インタビュー。都庁の一室で待っておると、童謡風の歌が聴こえた。
「♪どんぐりコロコロ、どんぶりこ。小池にはまって、さあ大変!」
 両目の縁を黒く塗り、全身を緑の毛皮で包んだ牝狸が登場。
「これ、前回の都知事選の衣装なのよ。環境大臣やったばかりだったから、緑で攻めたの」
「マスコミが騒いだのは五輪でしたよね。築地市場移転とかボートレース場移設とか」
「何だっていいのよ、書いてくれれば。とにかく、揉めごとをつくって目立つ。次々と新語や英語を繰り出し、大衆に考える時間を与えない」
「へえー」
「政変のたびに新党を渡り歩き、最終的には自民党に潜り込んだわ。防衛大臣やら環境大臣を仕留め、総理の座へ挑戦したけど、こっちは早過ぎたかな。どっちにせよ、自民党を崩さなければ総理の目はないわね。都民ファーストで都議会は壊したけど、希望の党でしくじっちゃった。五輪はボケ森に妥協して、かえって予算を増やしちまったわ。都知事選で批判されかねないので温和しくしてた。ところが、IOCから延期説が出て、やったーと思ったわね。よーし、コロナで騒げるぞ!」
「3月25日の記者会見では意気揚々でした。〈感染爆発の重大局面〉なんてフリップを掲げて。で、コロナ対策について一言」
パンデミックですから、当然クラスターができます。オーバーシュートのエビデンスがあれば、リンクをつきとめ、場合によってはロックダウンも必要。都民の皆さまには、ソーシャルディスタンスと3密をよろしく。エアロゾルなどの対策として、ドライブスルーなど、PCR検査も増やします。トリアージの対象にならぬよう、ステイホーム
それ、一般の人分かります?
分からない方が恐怖が増します。おじけづいて、あたくしの次の言葉を待つようになります。今は東京アラート。東京中の電気を真っ赤に染めます」
「今度は赤い狸ですか?」
「失礼ね。〈赤い〉はともかく、なんで狸なのよ」
「学歴詐称の件ですが、〈ありがとう〉のアラビア語は?」
「ナマステ……」
「それ、ヒンディー語ですけど」
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

200322 #赤木さんを忘れない :※世襲の政治屋どもが公然と国民に嘘を押し通すことが許されるのか?!あり得ない。捕まえて牢屋に送り込め!

2020年03月22日 15時26分45秒 | 今、思うこと&意見
3月22日(日):      

#赤木さんを忘れない :

アベ・アソウら世襲の政治屋どもが公然と国民に嘘を押し通すことが許されるのか?!あり得ない。捕まえて牢屋に送り込むしかない! もはや近代国家の体をなしていない。戦後日本の民主主義が自壊・墜落する事態に出遭うとは・・・。

アベ・アソウが刑務所でなく、官邸にいる風景はもはや<異常の極み>だ。日本の最大の恥辱が、日本の看板を背負っている。それに投票する馬鹿が大勢いる。選挙なんて関心無いと投票に行かない馬鹿が大勢いる。

外国人観光客の増加はこの国が経済成長しないチープ(安っぽい)な国に成り下がったことに気づかない馬鹿が大勢いる。

※赤木さん妻:「安倍首相は2017年2月17日の国会の発言で改ざんが始まる原因をつくりました。 麻生大臣は墓参にきてほしいと伝えたのに国会で私の言葉をねじ曲げました。 この2人は調査される側で、再調査しないと発言する立場にないと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

200214 朝日新聞の「首相と会食も大事なおつとめなのよ」声明文(言い訳)にあきれ果てた。滅びろ!

2020年02月15日 00時49分02秒 | 今、思うこと&意見
2月14日(金):    ※今日一日ずっと不愉快な気分だった。朝日新聞もここまで堕ちれるのか・・・。

朝日新聞の「首相と会食も大事なおつとめなのよ」声明文(言い訳)にあきれ果てた。これを読んで「はいそうですか」と納得する読者がいると思っているのが既に不可思議の極みである。

総理との会合で「6千円や4千5百円の飲食代は記者側が払っている」と言うが、本当にそういう問題なのか。故意に問題を矮小化しようとしているとしか思えない。ガキ(子ども)じゃないんだから、これが数千円の飲食代を払ってるかどうかの問題ではないのは誰にでも明らかだ。

実際にはその裏で、総理と飲食を共にすることによるコネクションが生まれ、それにともなう新聞社内における特権的立場が確立し、そのことが新聞社全体の報道姿勢にも強い影響を与える。そして記者には、内外の様々な状況での便宜供与など金額に換算できない絶大な権力、発言力、利権などが生じている。伊藤詩織さんを襲った強姦魔の記者が、超法規的措置で今だに恥知らずな無罪を主張できている惨状を見ればすぐわかることだ。こんなことは、さまざまな形で横行している。NHKの岩田明子記者の存在がNHKニュースの報道姿勢をゆがめているのもその例だ。

そういう本質的問題にはほおかむりして、やり過ごす虫のよさと、「それを読者には理解できないだろう。とりあえず一言批判を否定して置けばいい。多くの連中は騙されてついてくるだろう」という読者を舐めきって馬鹿にした朝日新聞社の堕落した精神が、こちらに強く伝わってくる。

「取り込まれることはありません。そのことは記事を通じて証明していきます。」(政治部次長 円満亮太 *円満さん冗談は名前だけにしてくれ!)とはよく言えたものだ。記事を通じて、全く証明されていないから不信感しか持てないのだ。

俺は曽我豪の日曜日のコラムをはじめから読まなかったのではない。読んでいて、この記者の「権力に阿り、読者には自分を偉く見せようとする卑しい精神がその文章から伝わってきたから」目の穢れとして読まなくなったのだ!新聞記者の権力に対するウォッチドッグとしての役割を全く果たせていない。それどころか権力に阿る飼い犬に堕しているから軽蔑と嫌悪感がやまないのだ。

この朝日新聞社の声明記事は、総理と記者との会食が社会全体に強い不信感を与えている現実>から目を背けて完全に恥を忘れた反省無き居直りだ。あまりにも購読者の目を舐めきった自らに甘く、自浄能力の欠如した<上から目線>の表明でしかないことに驚く。

これだったら市民新聞レベルで大本営発表の読売新聞と同じだ。新聞を通じて国民を飼いならそうとする権力の手先に金を払ってその記事を押し頂いて読ませていただくのは全くもってシニカルな戯画でしかない。

金を払って読む値打ちはない。我慢してきたが、朝日を購読するのをやめる潮時だと思う。頼むから、これ以上、購読者を踏みつけにする醜い姿を晒さないでほしい。枝葉ではなく根っこが腐れば大きな木も倒れるしかない。

 最悪の醜いツーショット    
↓↓「安倍と飲み食い /  記者」検索ワードで即座に出てくる写真↓↓
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

191215 自宅の壁に「れいわ新選組」のポスターを貼った。初めての経験。立民エダノは、れいわ・共産と組んで<政権交代>を実現しろ。

2019年12月15日 23時14分45秒 | 今、思うこと&意見
12月15日(日):  

連日、れいわ新選組山本太郎代表の街頭記者会見をユーチューブで観続けている。長年作り上げてきた俺自身の政治に対するあるべき姿、コモンセンス(常識)がほぼすべて山本太郎代表が話す内容と重なり合う。ある意味、山本太郎代表の姿は俺の分身であると言える。

政治家のポスターを自分の家の壁に貼るというのは初めてのことであり、自らの姿を世間にさらすことに感じられて多少の躊躇はあった。しかし、彼を応援せずして、誰を応援するというのか?!日和見をして声を上げるべき時に声を上げれずに終わるのは後悔を残す。それだけは嫌だった。

れいわ新選組の公約すべてに対して納得して賛成できるが、同時にすべて実現は極めて困難であることもわかっている。俺が山本太郎代表に最も共感できるのは、ストレートな政策もさりながら、彼の国民・市民に対する寄り添う姿勢と、自らの言葉に対する誠実さと覚悟が見て取れるところである。彼の言葉にはウソがない。

今の世に最も必要な政治家が奇跡のように現れてくれたのだ。山本太郎代表を見殺しにしてはいけない。彼と駆け引きをしているつもりの立憲民主党のエダノやレンホウは、醜く滑稽の極みである。2年前の立憲民主党に対する大いなる支持の波は、「義を見てせざるは勇なきなり」と、捨て身で民意の受け皿を作ろうとしたエダノの姿勢に対するエールであって、エダノの政見に対する支持は一部に過ぎない。

今、国民・市民の期待は「れいわ新選組」山本太郎代表の本気の政権交代への挑戦に支持を送っている。政権交代を本気で狙わず小さくまとまろうとする立憲民主党、国民民主党に風は吹かない。愚劣と愚かの極みだ。

願わくば、前原詐欺師、野田ブタを切って、立憲・国民は消費税率5%引き下げを掲げて、れいわ・社民・共産党と組んで本気で<政権交代>を目指してほしい。きっと政権交代は実現するはずだ。そして、逆も真なりである。どうか我々国民・市民を失望させないでほしい。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

191205 れいわ新選組山本太郎代表を強く支持する。山本太郎氏の識見は本当に信頼できる。安心して傾聴できる。

2019年12月05日 22時57分43秒 | 今、思うこと&意見
12月5日(木):

12月2日の和歌山で生活保護の受給などで外国人よりも日本人を優先すべきだと主張する19歳の若者に対して、彼がとらわれているヘイトスピーチ的思考を「そんな弱い者同士を争い合わせる政治そのものが問題なのだ」と指摘し、「もっと大きな枠組みで国民・市民の生活の底上げをするべきなのだ」と説いた山本代表の姿は出色の素晴らしさだった。

そのシーンを見ながら、19歳の若者のヘイト意識の幼稚さに失望したが、彼に政治・社会のあるべき姿をしっかりと説ける山本代表の姿に大きな希望を感じることができた。山本太郎氏の識見は本当に素晴らしく当を得たものだと安心できる。

12月3日の神戸で「太郎さんは国民という言葉をあまり使わないですね」という質問に、「私は『この国に住む人々』という言葉をよく使います。それは、日本に住んでるのは日本人だけでなく、さまざまな人々が住んでいる。その人たちも互いに助け合うべき仲間であり、税金もしっかり払っているので、国や自治体からのサービスを受けるべき存在である。」と答えた。

さらに「帰化すればいいではないか」の声に、過去の様々な経緯の中で日本国籍取得に至らない存在の人たちの思いや存在を尊重する気持ちも十分に伝わってきた。これは、特に在日コリアンの方々への配慮を彼がしっかりとできているのだと思った。彼は戦後の在日コリアンの生きざまを描いた作品の映画「夜を賭けて」にも主演している。そして、しっかりと学んでいるのだ。

山本太郎の識見は本当に信頼できる。安心して傾聴できる、と改めて確認できた。





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

191204 ペシャワール会中村哲医師の訃報にあい、残念の極み…。本当に悲しい。最も尊敬できる日本人だった…。天に召された。

2019年12月04日 22時53分33秒 | 今、思うこと&意見
12月4日(水):         


本当に悲しい。

朝日デジタルアフガンで銃撃、中村哲医師が死亡 現地で人道支援
2019年12月4日16時49分

 アフガニスタン東部ジャララバードで4日朝、銃撃された車両。日本の人道支援NGO「ペシャワール会」の現地代表で、医師の中村哲さんらが乗っていた(現地住民提供)
 アフガニスタン東部ナンガルハル州の州都ジャララバードで4日朝、同国で人道支援に取り組んできたNGO「ペシャワール会」(事務局・福岡市)の現地代表で、医師の中村哲さん(73)の乗った車が何者かに銃撃された。州政府によると、中村さんや運転手ら計6人が死亡した。
 長く医療支援や灌漑(かんがい)工事を続けてきた中村さんは10月、同国から名誉市民権を授与されたばかりだった。2008年に日本人スタッフ(当時31)が殺害される事件があったため、警備員を付けて活動していた。
 同国では政情不安定化を狙って武装勢力が国際NGOや外国機関を攻撃する事件が後を絶たない。4日正午時点で犯行声明は出ていない。
 州政府幹部によると、中村さんは地元病院で応急処置を受けたが、腹などに複数の銃撃を受けて死亡したという。
 同会によると、同日午後1時前に現地スタッフから中村さんが負傷したという連絡が入った。現地時間の同日朝、アフガン東部で進めている灌漑(かんがい)工事の現場に車で向かう途中、銃撃を受けたという。


毎日新聞アフガンで活動の医師・中村哲さんに聞く
憲法、守るより実行すべきだ 9条はリアルで大きな力「日本人だから」命拾い何度も

2013-06-06

 中村哲さん=茨城県土浦市で2013年5月、小國綾子撮影

暗い会場のスクリーンに1枚の写真が映し出された。干ばつで広がる砂漠には草木一本生えていない。「この地に私たちが用水路を建設した1年後の写真がこれです」。次の写真が映し出された瞬間、会場にいる約1200人から自然と拍手が湧き起こった。

 まぶしいほどの緑、緑、緑。壇上で、ペシャワール会現地代表の中村哲さんが静かに言い添える。「この地に15万人の難民が戻ってきました」。拍手が鳴りやまない。生命力あふれる大地の写真は、どんな言葉より雄弁だ。
 茨城・土浦市民会館の2階席の片隅で、壇上の中村さんに目を凝らした。日本よりアフガニスタンにいる方がずっと長いこの人が、ことあるごとに憲法について語るのはなぜなのか。その理由を知りたいと思った。
 2時間に及ぶ講演後、別室で話を聞いた。アフガニスタンでは丸い帽子がトレードマークなのに、この日はネクタイにスーツ姿。「保護色です」とちゃめっ気たっぷりの中村さん。「日本じゃスーツを着ておけば、街にいても目立ちませんからね」
 でも、微妙に似合っていないかも。両手の甲が驚くほど日焼けしている。帰国直前まで重機を運転していたというこの両手、いったい何人の命を救ってきたのだろう。
 1984年から最初はパキスタンのハンセン病の病棟で、後にアフガニスタンの山岳の無医村でも医療支援活動を始めた。2000年、干ばつが顕在化したアフガニスタンで「清潔な飲料水と食べ物さえあれば8、9割の人が死なずに済んだ」と、白衣と聴診器を捨て、飲料水とかんがい用の井戸掘りに着手。03年からは「100の診療所より1本の用水路」と、大干ばつで砂漠化した大地でのかんがい用水路建設に乗り出した。パキスタン国境に近いアフガニスタン東部でこれまでに完成した用水路は全長25・5キロ。75万本の木々を植え、3500ヘクタールの耕作地をよみがえらせ、約15万人が暮らせる農地を回復した。総工費16億円は募金でまかなった。
 「僕と憲法9条は同い年。生まれて66年」。冗談を交えつつ始めた憲法談議だったが核心に及ぶと語調を強めた。「憲法は我々の理想です。理想は守るものじゃない。実行すべきものです。この国は憲法を常にないがしろにしてきた。インド洋やイラクへの自衛隊派遣……。国益のためなら武力行使もやむなし、それが正常な国家だなどと政治家は言う。これまで本気で守ろうとしなかった憲法を変えようだなんて。私はこの国に言いたい。憲法を実行せよ、と」
 「実行」という言葉を耳にした瞬間、あざやかな緑の大地の写真が脳裏によみがえった。理想は実行された時、あんなにも力強く人の胸に迫るのだ。
 01年米同時多発テロ後の米英軍の爆撃以降、アフガニスタンでは外国人への憎悪は募るばかりだ。治安が急速に悪化した08年、仲間の日本人男性スタッフが殺害された。政治的な誘拐ではなく金銭目的だった。地域住民は必死に犯人グループから男性を救出しようとしたが、かなわなかった。外国人をターゲットにした誘拐や襲撃は今も増える一方だが、その後、仲間が狙われたことは一度もない。それでも念のため、一時は25人いた日本人スタッフを帰国させ、今は事務職員と2人だけ。現場に出る日本人は中村さん一人だ。
 日本のニュースはもっぱらインターネットで読む。「日本はどうなっているのか」といら立つことが増えた。「この干ばつは戦争どころじゃない。一人でも多く生きて冬を越せるように」と危険な作業に挑み、政府軍と反政府軍の衝突と聞けば工事中の用水路をざんごう代わりに隠れる、そんな厳しい日常から見る祖国の改憲論は「どこか作り物くさい。政治力をアピールしたいだけの芝居のように見える」。
 ならば、中村さんにとって憲法はリアルな存在なのか。身を乗り出し、大きくうなずいた。「欧米人が何人殺された、なんてニュースを聞くたびに思う。なぜその銃口が我々に向けられないのか。どんな山奥のアフガニスタン人でも、広島・長崎の原爆投下を知っている。その後の復興も。一方で、英国やソ連を撃退した経験から『羽振りの良い国は必ず戦争する』と身に染みている。だから『日本は一度の戦争もせずに戦後復興を成し遂げた』と思ってくれている。他国に攻め入らない国の国民であることがどれほど心強いか。アフガニスタンにいると『軍事力があれば我が身を守れる』というのが迷信だと分かる。敵を作らず、平和な信頼関係を築くことが一番の安全保障だと肌身に感じる。単に日本人だから命拾いしたことが何度もあった。憲法9条は日本に暮らす人々が思っている以上に、リアルで大きな力で、僕たちを守ってくれているんです」
 社会主義者でありながら愛国主義者で儒教的な道徳を重んじた父から幼い頃、論語を読まされた。意味も分からず繰り返し唱えた倫理は、後にキリスト教徒となった今も心にある。イスラム教徒たちに囲まれて暮らした29年間でたどりついたのは「宗教は異なっても人が生きる上での倫理はそう変わらない」という実感だ。「道徳や倫理は完璧に守れるものではない。何とか守り、実行しようと努力することが人間を大きな誤りから押しとどめてきた。憲法も同じ。倫理を多数決で変えようなんて筋違い」
 救おうとしてもなお、干ばつ、病気、戦闘で人の命が失われていく国にいるからこそ、日本にいる人より、憲法をリアルに感じられるのかもしれない。
 あなたにとって9条は、と尋ねたら、中村さんは考え込んだ後、「天皇陛下と同様、これがなくては日本だと言えない。近代の歴史を背負う金字塔。しかし同時に『お位牌(いはい)』でもある。私も親類縁者が随分と戦争で死にましたから、一時帰国し、墓参りに行くたびに思うんです。平和憲法は戦闘員200万人、非戦闘員100万人、戦争で亡くなった約300万人の人々の位牌だ、と」。
 窓の外は薄暗い。最後に尋ねた。もしも9条が「改正」されたらどうしますか? 「ちっぽけな国益をカサに軍服を着た自衛隊がアフガニスタンの農村に現れたら、住民の敵意を買います。日本に逃げ帰るのか、あるいは国籍を捨てて、村の人と一緒に仕事を続けるか」。長いため息を一つ。それから静かに淡々と言い添えた。
 「本当に憲法9条が変えられてしまったら……。僕はもう、日本国籍なんかいらないです」。悲しげだけど、揺るがない一言だった。【小国綾子、写真も】
なかむら・てつ
 福岡県生まれ。九州大医学部卒。ペシャワール会現地代表。ピース・ジャパン・メディカル・サービス総院長。2003年マグサイサイ賞。アフガニスタンで1万6500ヘクタールの農地復活を目指す「緑の大地計画」に尽力中。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

191130 れいわ新選組山本太郎代表を強く支持する。 ※エダノもレンホウもアベと同じくらいに国民をなめている。

2019年11月30日 13時11分00秒 | 今、思うこと&意見
11月30日(土):

野党がアベの「桜を見る会」追求のために大編成チームを作ったそうだ。「今度こそこれでアベを退陣に追い込む意気込み」なのだそうだ。にもかかわらず世の中の雰囲気は収束に向かっている。本来の常識ではありえないことだが、モリカケ同様、アベがこのまま居座り続ける感じがする。そして、実は野党もそれを本音では受け入れている。

何よりの証拠に、アベを倒した後の<政権・政策(特に消費税)>提言が全く示されないまま放置されている。アベを倒した後、自分たちがどんな政治を目指すのかも示さないでやってる振りだけで国民がついてくる訳がないだろう。れいわ新選組山本太郎代表は全国遊説(これは身を削る大変な努力・実践である!)でそれを明確に語っている。そして、俺を含めて多くの国民が傾聴、賛同している。

アベ政治がやってる振り政治で何もしていないのは明らかだが、それを批判している野党も実はやってる振り追及に過ぎない。裏の本音ではアベもエダノ・レンホウも手を握ってつながっている。おそらくアベは今回も政権をこのまま続けるだろう。また、解散に出るかもしれないが、アベはまた勝つだろう。って言うか、エダノ・レンホウはまた負けるだろう。アベが勝つのではなく、勝つ気のない野党が負けるのだ。

レンホウの真面目くさったしかめっ面のやってる振り発言も見飽きたし聞き飽きた。本気で体を張って国民と力を合わせて政権交代する気持ちが感じられない。本気だったら、もっとFTAに力を入れて国民にアピールするべきだろう。何かずれてるのだ。「桜を見る会」はわかりやすいが、もっと大切なことがいっぱいあるだろう。エダノもレンホウもアベと同じくらいに国民をなめている。国民に期待していない。

野党は国民にとって本当に重要なことを分かりやすく周知する努力を怠り過ぎている。マスコミ・検察をアベ自民に押さえられているなどという泣き言は聞きたくない。莫大な政党助成金をもらっているのだろう。それに自分の体と声を酷使して国民の前に出て、体を張って立って訴えろ。そうすれば、必ず国民の心に響く。れいわ新選組の山本太郎代表は全くお金のない状態の徒手空拳でそれをやってるではないか!

立憲民主党は、消費税5%でれいわ新選組山本太郎代表および共産党・社民党と合意して、野党共闘を作り上げて本気で政権交代を目指せ! その邪魔をするなら野田汚物前原詐欺師ニセ労働組合の連合など切って捨ててしまえ。その覚悟が見えた時、民意という本当の山は動くはずだ。

れいわ新選組山本太郎代表の全国遊説を俺はほぼすべて見ている。BGMのようにして繰り返し見ることもある。そして、民間銀行の信用創造や国の借金1000兆円のウソなど随分と勉強になった。レベルの低いクズ、タワケに絡まれても、決して見放さずに耐えて「どこか理解し合える部分を見つけようとする」姿に感銘を受けたりもしている。自分たち国民のために捨て身で本気で闘ってくれる政治家がどんな姿、どんな言説であるかを学ばせてもらっている。

エダノもレンホウも保身のやってる振り野党をもうやめろ。やくざな世襲政治屋集団と闘う野党が閉鎖的なお公家さん集団では話にならない。

立憲民主党は、早急にれいわ新選組山本太郎代表および共産党・社民党と消費税5%減税で野党共闘を組んで、アベ・アソウ嘘つき売国奴政権を打倒する意志を示せ。民意をバカにするな! 民意はれいわ新選組山本太郎代表にある。必ず勝てる闘いをしろ!やってる振り追及はもういらない! チャンスは多くないぞ。





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

191122 れいわ新選組を応援する。木内みどりさんの早過ぎる死を深く悼みます。山本太郎代表の遊説を観続けている。

2019年11月22日 22時54分50秒 | 今、思うこと&意見
11月22日(金):

木内みどりさんの突然の死に強いショックを受けています。もっと元気に長生きして山本太郎代表を支えて頂きたかった。れいわ新選組とともに日本の建て直しを見せて欲しかった。心よりご冥福をお祈り申し上げます。

11月19日(火)福井県の山本太郎代表の街頭記者会見での質問男性(60歳代?)に心底驚き情けなかった。だらしのない話し方で「政治は政治のプロに任せればいいんだ。福井の人たちはみんないい人ばっかりだから。(承知のとおり)○○党の支持者が多いんだ。」この年齢になって、こんな言葉を公衆の前で平気で吐けるバカがいるのに呆れた。「原発銀座の福井県には汚い金で人間の誇りを完全に忘れたクズがいる」のを目の当たりにした。タダで金を恵まれたつもりで原発を受け入れ性根の腐り果てたジジイの醜悪さ、<福井県の恥>だ。







コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

191111 れいわ新選組を応援する。山本太郎代表の全国遊説をほぼすべて観続けている。

2019年11月12日 01時10分30秒 | 今、思うこと&意見
11月11日(月):

山本太郎代表の遊説を北海道、九州、沖縄、青森とほぼすべて観続けている。今さらながらに、社会を観る目を開かせられる思いである。これまで俺自身が持っていたコモンセンス(常識)を「正しい」と語り、強く世の中に訴えてくれる政治家が現れたことに驚いている。逆に言えば、今の日本はそれほどまでに追い詰められた崖っぷちにいるということだろう。

まともなはずの経済学者の一部すらも山本代表の消費税廃止・5%の減税の主張を批判している。しかし、彼らは政策全体を語らずに、消費税減税部分だけをピックアップして、安全な場所から見下ろして批判しているのだ。

山本代表は、消費税減税政策を大きな政治の枠組みの変更を提示しながら、その時々の事態の変化にも柔軟に対応する姿勢を示している。自ら体を張って、人生を賭けて、汗を流して語ってくれる。小賢しい「僕は知ってるよ」的な学者・政治屋に関心は無い。今ここで変革を起こすために闘ってくれている政治家を支持するのは当然のことだ。俺は山本太郎代表を奇跡で現れた<掌中の珠>のように大切に思っている。彼を潰してはいけない。孤立させてはいけない。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

191030 山本太郎代表の消費税5%減税に合意、共闘できなければ次回の総選挙で立憲民主党には絶対に投票しない。逆も真なり。

2019年10月31日 00時38分32秒 | 今、思うこと&意見
10月30日(水):    

れいわ新選組の山本太郎代表の消費税5%に同意、共闘できなければ次回の総選挙で立憲民主党には絶対に投票しない。立憲民主党に対する支持意識は大幅に毀損される。万年野党を応援する気はない。見放す。逆も真なり。政権交代を本当に目指すのであれば、全面的に応援する。それにはまず、消費税5%減税でれいわ新選組と合意、共闘することだ。


    
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

191009 朝日新聞原真人は、アベに対するエリート忖度君なのか?「酸っぱい葡萄」の合理化論者か?

2019年10月09日 21時01分30秒 | 今、思うこと&意見
10月9日(水):  

この記者は、20年以上続くデフレ下の現状をわざと無視して消費税増税批判の矛先を鈍らせる「酸っぱい葡萄」の合理化主義論者のようだ。記者としての権力者に対する批判精神はないのか?賢しらに権力者を擁護し、れいわ新選組山本太郎氏を批判して見せることが新聞記者の仕事か?アベ政権に忖度・阿諛追従する記者として俺はこの記事を認識した。

朝日新聞:(多事奏論)価格を科学する 消費税コミコミの新発想 原真人
2019年10月9日05時00分

 消費税率が10%になった。ただし8%の軽減税率あり、2%と5%のポイント還元制度ありで、買い物のレシートを見ても税額がいくらかすぐにわからない。税は簡素であるべきなのに相当ゆがんでしまった。
 それでもこれが功を奏した面もある。増税前に買うのが得か、増税後がいいか。多くの消費者がわからず迷って、極端な駆け込み消費が起きなかった。
 企業も合理的な行動をとった。マクドナルドや牛丼のすき家、松屋は店内飲食と持ち帰りの税込み価格をそろえた。レジで会計のたびに税率を振りわけるのでは手間がかかりすぎる。だから本体価格を変えることで、税込み価格を一本化した。
 ここからくみ取れること。それは消費税も「価格」の一要素にすぎないということだ。日本ではあまりにも消費税アレルギーが強すぎて、増税の影響を過大に見る傾向がある。ここは発想の転換が必要だろう。
    *
 増税前夜の先月末、BS―TBS「報道1930」で山本太郎れいわ新選組代表と討論する機会があった。山本氏は「国民生活を苦しめる消費税は廃止する」と訴えた。私はそれに反論した。
 たとえば消費税廃止にともなう代替財源の一つとして、山本氏は法人税の大増税をあげた。だが実は消費税だって事業者がまとめて税務署に納める一種の法人税だ。仮に消費税廃止で生じる財源の穴をすべて法人税増税で埋めたとしても、理屈の上では全事業者が納める税総額は変わらない。
 事業者が払うあらゆる税は最終的に何らかの形で消費者に転嫁される。消費者だけが得をする、ということにはならない。
 いま、消費の現場では消費税率アップさえ多くの価格変動要因の一つにすぎなくしてしまう画期的な価格革命が起きている。
 「ダイナミックプライシング」。人工知能を活用し、需要にあわせてアルゴリズムで弾力的に価格を変えていく手法だ。
 40年ほど前、米国で航空会社が導入。その後、スポーツや音楽の分野で広がった。最近は自動車配車料金や季節ごとの衣料品価格など多分野で採用されている。
 日本でもここ数年、Jリーグやプロ野球、音楽コンサートへと採用が広がってきた。名古屋グランパスと横浜F・マリノスでは今年から全席で導入。チーム成績、対戦相手などで売れ行きも変わるから、指定席の価格は座席ごとに毎日変わっていく。
 同じホールでもアイドルイベントなら前方席、クラシックコンサートなら後方席が好まれるらしい。状況次第で安くなる席もある。空席にするくらいなら格安でも売ってしまった方が全体の売り上げも増える。
 このシステムを日本に導入したのは三井物産やヤフーなどが出資するダイナミックプラス社だ。平田英人社長は商社の駐在員時代、米国メジャーリーグ観戦でその効果を体感し、帰国して事業化に取り組んだ。
 「何となく決めていた価格を科学する方法論がこれだと思った。価格が柔軟に変われば、たくさんの消費者の選択の幅が広がる。生鮮品の値を時間ごとに変えられれば廃棄ロスだって減らすことができます」
    *
 興味深いのは、ダイナミックプライシングが導入されているチケット販売は、消費増税に影響されにくいことだ。いま最適な最終価格をまず決めるから、販売したあとに消費税額を逆算する。だから消費税率の変更をあまり意識しなくてすむらしい。
 いわば「消費税後決め方式」。これが広く普及すれば「消費増税は景気に影響する」などと決めつけられなくなるだろう。消費者物価指数ひとつでインフレだデフレだと一喜一憂しなくなるかもしれない。
 企業の価格決定が科学的になってきた今、経済政策が非科学的なままでは市場の実態と遊離するばかりだ。政府や日本銀行も、与野党も、物価や価格をめぐる考え方を大きく見直すときがきたようである。 (編集委員)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

190926 れいわ新選組山本太郎代表の北海道遊説をユーチューブでずっと応援して観ている。中身の無いトートロジー小泉との落差を思う。

2019年09月27日 02時28分10秒 | 今、思うこと&意見
9月26日(木):


  れいわ新選組全国ツアー in 札幌
山本太郎代表の北海道遊説をほぼすべてユーチューブで観ている。全力で応援している。自宅にポスターを張りたいと思う。

 9月26日朝日新聞朝刊
職場のベテランの独身女性が「小泉進次郎を良い」というのを聞いて、「顔だけかよ」と白け切ってしまう日々である。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

190926 悪徳業者「BOOK王国」。まさか<アマゾン>でこんな被害を受けるとは?!。赦すまじ。

2019年09月26日 23時33分00秒 | 今、思うこと&意見
9月26日(木):

まさかアマゾンの業者で非常に不愉快な詐欺被害に引っかかった。「BOOK王国」。この業者はひどすぎる。 (*注意:book王国【バーゲンブックス】は全く別の業者です。)

電話をしても出ない。昨日25日夜、アマゾンに☆1つの評価とともに、「9月4日に注文・入金1329円、9月8日に商品発送済み、9月23日までにお届け予定となっている。しかし、9月25日現在商品が届いていない。何の説明もない。お金を返せ。失った時間を返せ。アマゾンを利用してきて、こんなことは初めてだ。これは完全な詐欺行為であり、悪質な犯罪だ。本当に怒っている。警察に被害届を出す!とともに、あらゆる手段をとるつもりだ。絶対に許さない。ネットでも「BOOK王国(運営責任者名:田中克憲)」を詐欺師として訴えを拡散する。」と書き込んだ。

その直後、「出品者BOOK王国からのメッセージ:評価より確認させていただきました。この度はご迷惑をおかけいたしまして申し訳ございませんでした。お調べいたしましたところ9月6日にて配送の確認がとれました。ご住所は お届け先 (略)
こちらでお間違いがない際は返金の対応をとらせていただきますので、大変恐縮ではございますが、ご連絡をお待ちしております。」
とメールが送られてきて、一切説明の無いまま、一方的に返金の手続きが行われた。20日以上、客を放置したまま、商品を送らずに、こちらから厳しい評価を送ると「金さえ返せばいいんだろう」と一方的に返金する。肝心な品物は送られてこないのだ。散々待たせたこと、心配をかけたことに対する謝罪の言葉や説明は全くなかった。

そして、何より俺の方から動かなければ、このまま返金もなくそのままになったことを考えれば、多くの泣き寝入りに終わった被害者の損失額は相当な多額にのぼることは容易に想像がつく。むしろ、声を上げる人間の方が少なく、多くのアマゾン利用者が強い不信感とともに諦めてきたことだろう。今回俺がこの行動をとるまで、俺自身ずうっと不愉快さとともに「こんなこと(詐欺行為)は、アマゾンでの買い物ではありえない」と自問自答して思い悩み続け、抗議する方法もよくわからず、途方に暮れた挙句にほとんど諦めかけていたのである。この踏み倒された声なき被害者のお金でこの業者はずっと大きな利益を計上し続けてきていることになる。

今回の一件で、アマゾンでの買い物に対して大きな不信感と躊躇・恐怖を抱くようになった。市場にこのような不安を蔓延させる業者に対して厳しい対処ができないのであれば、今後アマゾンは評価を大きく失墜することになるだろう。自分だけの問題でなく、この「BOOK王国」という業者による被害者が日々大勢生まれていることが許せないので一日置いて今日経緯を掲載した。

俺には、証拠がある。また、俺の言葉を確かめたければ、この業者のアマゾン評価欄を確認すればよい。今日も多くの☆1つの被害者の長いコメントと、☆5つだがたった一行だけの虚偽の“さくら?”コメントが載っている。分かりやす過ぎて正直うんざりする。アマゾンさん、これでいいのですか?

追加:「アマゾン」から昨夜26日0:21に届いたメールは以下の通り。

Amazon.co.jpをご利用いただき、ありがとうございます。

ご注文(注文番号:   略    )に対して、BOOK王国からお客様へ¥1,329の返金処理が完了しましたので、ご連絡いたします。

この返金は以下の商品に対する返金です。

商品: 人間・いのちの歴史 (小学館の図鑑NEO)
個数: 1
ASIN: 4092172133
理由: ご返品

返金の詳細は以下の通りです。

商品の小計: ¥999
配送料: ¥330

※返金の理由が、「ご返品」とはどういうことだ!? アマゾンは正確な日本語ができないのか? 俺は断じて「ご返品」などしていないぞ! そもそも商品は届いていないのだ!
 この対応を見る限り、「悪徳業者「BOOK王国」の詐欺行為をアマゾンは容認し、協力している」という事実を確認できる。アマゾンは不法業者と結託し、その詐欺行為をかばっている。アマゾンに対する信頼は失せた。
 皆さん、アマゾンも詐欺業者と同じ穴の狢です。ご注意下さい!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

190907 れいわ山本太郎代表の全国キャラバン始動。ひたすら応援するのみ!立憲民主党は、れいわ・共産党と<野党共闘>して、<政権交代>を実現せよ!

2019年09月08日 00時22分50秒 | 今、思うこと&意見
9月7日(土):

立憲民主党は<消費税5%>の公約に同意して、れいわ新選組と共産党、社民党との強固な<野党共闘>を作り上げるべきだ。

もし、れいわ新選組と立憲民主党の野党共闘ができないとすれば、「その責任は政権交代を目指せない立憲民主党側にある!」と俺は判断する。そして、俺の枝野立憲民主党に対する強い期待と支持は相当程度の失望となり、不支持に近づくと思う。

立憲民主党には、何としてでも、れいわ新選組および共産党との<野党共闘>を実現してほしい。今だったら政策面で変な妥協をして支持者を裏切り、失望させることなく、正面突破して真っ正面から闘って<野党共闘>は勝てる!連合”なんてインチキ団体を意識して、<民意のありか>の判断を間違えるな! *俺だってれっきとした労働者(それも新中間層の労働者!)だが、連合なんて全く信用も支持もしていない!

政権交代後の主導権を誰がとるかなんてどうでもいい。山本太郎代表には理想の実現に対する本気はあっても、権力自体へのこだわりはないだろう。枝野氏が首相をやればいい。

<左派ポピュリズム>だと?.。上等だ!。俺自身は、れいわ新選組の山本太郎代表をただひたすら信じて応援し続けるのみである! 今は山本太郎代表のご健康とご無事をひたすら祈っています。くれぐれもお体大切にm(_ _)m。



朝日デジタルれいわ山本代表の全国キャラバン始動 有権者と徹底対話
2019年9月7日07時00分

 「れいわ新選組」の山本太郎代表が18日の北海道を皮切りに、全国キャラバンに乗り出す。4月に党を立ち上げて臨んだ参院選では比例区で約228万票を得票、2議席を獲得して注目を集めた。次期衆院選に向け、各地で有権者と対話を重ね党勢拡大をめざす。
 18日は北海道の最北・稚内市の西に浮かぶ利尻島で住民と意見交換会を開き、20日には札幌市で最初の街頭演説に立つ予定。山本氏の街頭演説は、長時間にわたり聴衆と徹底的に対話するのが特徴だ。その様子がSNSなどネットを通じて話題を呼び、参院選でのれいわ躍進の原動力にもなった。
 街頭では、れいわが主要政策に掲げる消費税廃止など参院選で掲げた政策を引き続き訴え、山本氏自らポスター貼りなども行い、住民と交流する予定。れいわは次期衆院選で100人規模の擁立を目指しており、年内の衆院解散・総選挙の可能性も視野に、キャラバンを通じて候補者の掘り起こしも進めていく考え。
 山本氏は参院選で東京選挙区から比例区に転出し、全比例候補で最多の99万票超を獲得したが落選。現在は非議員の立場で代表を続けている。今後、山本氏自身の衆院選への立候補を模索しつつ、選挙態勢を整える方針だ。東京・四谷に構える党事務所は近く国会近くに移転。重い障害を抱える所属2議員のためバリアフリーの事務所とする見込みだ。
 れいわは参院選比例区で約228万票(4・55%)を集め、公職選挙法などに基づく政党要件を得た。優先的に当選する「特定枠」を使い、筋萎縮性側索硬化症(ALS)患者の舩後(ふなご)靖彦氏と脳性まひなどがある木村英子氏の2人が当選した。(寺本大蔵)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

190831 崩れていく日韓関係に想う。誰が悪いのか?→日本のアベとカスメディアが70%、韓国文在寅政権が20%、アメリカが10%悪い!

2019年08月31日 15時02分42秒 | 今、思うこと&意見
8月31日(日):

戦後最悪となった日韓関係の最大の原因が、アベという頭の悪いわがままで努力・勉強嫌いのガキンチョが7年間も政権にしがみつき続けてきたことにあるのは間違いない。

このガキの特に悪いところは、自分勝手なウソとゴマカシを平気でやり続けることだ。この政権下ではもはや日本のいかなる立て直しも不可能である。自民党・創価学会から政権交代した新たな政治勢力の政権は、創価学会の協力も得ながら、特にアベの不正とウソを徹底的に追究・断罪することによって一つずつ間違った政策を是正して、日本国の正常化、建て直しを図っていくしかない。前首相アベの膨大な不正・犯罪を素通りして日本の再興はあり得ない。

今回の状況について韓国に責任が全くないと俺は思はないが、それよりもやはり今の韓国を非常に気の毒に思っている。植民地支配の歴史をいじめに例えることの妥当性の是非はわからないが、植民地被害を受けた韓国と日本の関係を、いじめを受けた子といじめた子の関係に置き換えると俺には非常に整理しやすいので書いてみる。

まずいじめ(植民地支配)について、いじめを受けた子はひどく傷つき、死を考えるほど(実際、死んだ子も大勢いる)に追いつめられる。いじめた子は自らのいじめを大して自覚していない。場合によっては、自分が助けてやってるんだという気分になってる場合もある。やがて、いじめた子が叱られ、厳しい仲裁者(アメリカ)が間に入って、無理やり仲直り(日韓基本条約)をさせられる。本当はいじめた自覚も薄く、反省も十分できていないいじめた子は、ゴメンナサイと謝罪させられ、自分のおもちゃをいじめられた子に渡し(日韓請求権協定)、仲直りが成立する。

いじめた子は、自発的でないにせよ謝罪と賠償の手続きをしたことで、「このいじめの一件は清算された。もうこれで終わり」といじめの記憶を日常から早く消してしまおうとする。しかし、いじめによって一時は死をも考えるほど心に深い傷を受けた子には強いトラウマが残り続ける。いじめられたという記憶は、トラウマとしていつも傷口はジュクジュクとして乾かない。何かのきっかけでいつでも傷口はぱっくりと開く状態が強制的な仲直りの後も続く。いじめた子の記憶はすぐに消えても、いじめを受けた子の記憶は、死ぬまで消えることはない。

大事なことはいじめた子といじめを受けた子が仲裁を受けて仲直りをした後、空間的に離れてしまい日常的に接することが無ければそれで何とか済ませることができるのだが、皮肉にもこの二人は隣同士で毎日顔を合わせるどころか、お互いに助け合わねばならない関係にある。

欧州にもドイツという腕力の強いいじめっ子がいたが、叱られた後この子は塗炭の苦しみを与えた周りの子の痛み・苦しみと真摯に向き合い丁寧に謝罪を行った。そして、謝罪を誠実なものとするために「私はいじめた事実を決して忘れません。忘れないことこそが皆さんに対する私の真実の謝罪です。ごめんなさい。」と膝まづいた。周りの子どもたちは、当初疑いつつもドイツがいじめの事実を忘れない努力をすることが真実の謝罪だという努力を続ける姿を見て、彼を今度は自分たちの本当のリーダーと考えるようになる。

振り返って東アジアを見ると、心に深い傷を負い、トラウマに苦しんでいるいじめを受けた子は、それでもお隣さん同士協力して様々な問題を解決しなきゃいけないからと努力してきたが、やはりいじめた子の方が腕力は圧倒的に強いし、勝てない。くやしい。しかし、自分も努力して十分強くなってりっぱになってきたはず・・・。そんな中、かってのいじめっ子が勝手に「あの時は、いじめないと俺の方がいじめられたかもしれんし、仕方ないやろ」という本音もちらちら見えて、「あれは、ほんとにいじめやったんかなあ。まあ、謝った(謝らせられた)のは事実やし、もうええわ。おまえもいつまでもいじめられてたて引きずるなよ。俺も気分悪いし。」と無神経に言ってくるようになった。

いじめられた子は、いじめられたことを死ぬまで忘れることはできないが、自分では何とか「前を向いて仲良くしなければ」とガマンしてきた。けれど、相手が無神経に「いじめなんてもう昔のこと。もう忘れて前向きになろうぜ」などと上から目線で言ってくると、トラウマの心の傷がパカリと開いてしまう。そして、ガマンできない気分(文在寅政権)の時もある。それで、「君が、忘れても自分はやっぱり忘れるわけにはいかないこともあるんだ!」と言い返した。

すると、今のいじめっ子は勉強と努力が大嫌い。自分は平気でウソをついて卑怯なズルをするが、他人の苦労や心の痛みなどは小賢しく理屈をこねてはねつける。俺がいじめたのは確かだが、(いやいやだったが)きちんと「ごめんなさい」と謝罪して、おもちゃもあげたんだからもうあのいじめは終わったことだ。いつまでも「いじめられた、いじめられた」とぐじゅぐじゅひつっこく言われ続けるのは納得できない。そして、事もあろうにいじめを受けた子に対して「おまえひつこいねん。もうあやまったやろ。ええかげんにせえよ」と逆切れしたのだ。

いじめを受けた子は、いじめた子が強い者(米・中・露・欧)には卑屈な態度をとる様子も見ていて、自分に対する相手の露骨な見下した態度に納得がいかない。心の底に「がまんすべき」という自制心はあったが、それを振り切って口げんかがはじまる。いじめをした子は、勉強と努力が嫌いでウソを平気でつき、自分の卑怯さ・卑劣さがわからない。

ここで悲しい事実として、いじめを受けた子は人間として非常に立派であるか、という問題。いじめを受けた子も人間の弱さを持っている。双方ともに、相手に対するとめどないののしり合いとなって全く終わりが見えなくなってしまった。ドイツを中心にまとまった欧州と反対に、東アジアでは強固なブロックの一つが崩壊の危機に瀕し、周辺諸国を喜ばせるが、やがて混迷はその周辺諸国も巻き込んで深まっていくだろう。

結論、いじめた子の悪さが70%、いじめを受けた子の悪さが20%、そして腕力の強いボスの悪さが10%だ、と俺(もみ)は思うのだ。安倍政権と日本のマスゴミの煽りが悪いのは全くまちがいがない。これについては戦後74年で史上最低・最悪と言っても過言ではない。しかし、韓国と日本双方の国民が比較的冷静なのに政権延命の目的利用なのか?、殴り合いに応じてしまった文在寅政権にもちょっと納得できかねる。そして、アメリカのトランプというのは、もう政治的大事故に遭ったようなものである。大事故は必ず起こるのだから、トランプのような不測の政治屋がアメリカの大統領として現れた場合の政治的安全保障関係をこそ日本と韓国は作り上げておくべきだったのだ。

とりあえず、日本としてやるべきことは、政権交代と前アベ政権に対する<徹底的な断罪>を通じた<日本国の再建>である。

※最近、毎日忙しくて何となく浮かんでは消える想念を言葉にまとめられないまま、強いストレスになっていた。今日は何となく指に任せてキーボードにたたき続けてみた。特に推敲もせず心の赴くままの書きなぐりである。乱文失礼m(_ _)m。気づいたことがあれば、また少し手を入れます。 約3300字 2.5h

※それにしても、ネットの夕刊フジとデイリー新潮の記事内容の悪意と低劣さは、何とかならないものか。何も知らない子どもや大人が見た時の悪影響を考えるちょっと恐ろしくなる。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

150329 タガ外せば歯止め失う 長谷部恭男・早稲田大学教授/「未来志向」は現実逃避 杉田敦・法政大学教授

 杉田 先日ドイツのメルケル首相が来日しました。戦後ドイツも様々な問題を抱えていますが、過去への反省と謝罪という「建前」を大切にし続けることで、国際的に発言力を強めてきた経緯がある。「建前」がソフトパワーにつながることを安倍さんたちは理解しているのでしょうか。  / /長谷部 そもそも談話が扱っているのは、学問的な歴史の問題ではなく、人々の情念が絡まる記憶の問題です。記念碑や記念館、映画に結実するもので、証拠の有無や正確性をいくら詰めても、決着はつかない。厳密な歴史のレベルで、仮に日本側が中国や韓国の主張に反証できたとしても、問題はむしろこじれる。相手を論破して済む話ではないから、お互いがなんとか折り合いのつく範囲内に収めようと政治的な判断をした。それが河野談話です。  / /杉田 談話の方向性や近隣との外交について「未来志向」という言い方がよくされますが、意図はどうあれ、それが過去の軽視という「見かけ」をもってしまえば、負の効果は計り知れない。安倍さんたちは、未来を向いて過去を振り払えば、政治的な自由度が高まると思っているのかもしれません。しかし政治の存在意義は様々な制約を踏まえつつ、何とか解を見いだしていくところにあります。政治的な閉塞(へいそく)感が強まる中で、自らに課せられているタガを外そうという動きが出てくる。しかし、それで万事うまくいくというのは、一種の現実逃避では。  / /長谷部 合理的な自己拘束という概念が吹っ飛んでしまっている印象です。縛られることによってより力を発揮できることがある。俳句は5・7・5と型が決まっているからこそ発想力が鍛えられる。しかし安倍さんたちは選挙に勝った自分たちは何にも縛られない、「建前」も法律も憲法解釈もすべて操作できると考えているようです。  / /杉田 俳句は好きな字数でよめばいいのだと。  / /長谷部 あらゆるタガをはずせば、短期的には楽になるかもしれません。しかし、次に政権が交代したとき、自分たちが時の政府を踏みとどまらせる歯止めもなくなる。外国の要求を、憲法の拘束があるからと断ることもできない。最後の最後、ここぞという時のよりどころが失われてしまう。その怖さを、安倍さんたちは自覚すべきです。 =敬称略(構成・高橋純子)朝日新聞『考論』

0015 オルテガ「大衆の反逆 (桑名一博訳;久野収解説)」(白水社イデー選書;1930)評価5

以下は、オルテガ所論の久野収による抜粋の抜粋である:///  オルテガによれば、政治のなかで「共存」への意志を最強力に表明し、実行していく政治スタイルこそ、自由主義的デモクラシーである。共存は、強い多数者が弱い少数者に喜んで提供する自己主張、他者説得の権利である。敵、それも最も弱い敵とさえ、積極的に共存するという、ゆるがない決意である。/その意味で、人類の自然的傾向に逆行する深いパラドックス(逆説)であるから、共存を決意した人類が、困難に面してこの決意を投げ出すほうへ後退したとしても、それは大きな悲劇ではあっても、大きな不思議とするには当たらない。/「敵と共存し、反対者と共に政治をおこなう」という意志と制度に背を向ける国家と国民が、ますます多くなっていく1930年代、オルテガは、「均質」化された「大衆」人間の直接行動こそが、あらゆる支配権力をして、反対派を圧迫させ、消滅させていく動力になるのだという。なぜなら、「大衆」人間は、自分たちと異類の非大衆人間との共存を全然望んでいないからである。略。///  「大衆」人間は、自分たちの生存の容易さ、豊かさ,無限界さを疑わない実感をもち、自己肯定と自己満足の結果として、他人に耳を貸さず、自分の意見を疑わず、自閉的となって、他人の存在そのものを考慮しなくなってしまう。そして彼と彼の同類しかいないかのように振舞ってしまう。/彼らは、配慮も、内省も、手続きも、遠慮もなしに、「直接行動」の方式に従って、自分たちの低俗な画一的意見をだれかれの区別なく、押しつけて、しかも押しつけの自覚さえもっていない。/彼らは、未開人―未開人は宗教、タブー、伝統、習慣といった社会的法廷の従順な信者である―ではなく、まさに文明の洗礼を受けた野蛮人である。文明の生み出した余裕、すなわち、贅沢、快適、安全、便益の側面だけの継承者であり、正常な生存の様式から見れば、奇形としかいいようのないライフスタイルを営んでいる新人類である。略。///  「自分がしたいことをするためにこの世に生まれあわせて来た」とする傾向、だから「したいことは何でもできる」とする信仰は、自由主義の自由の裏面、義務と責任を免除してもらう自由にほかならない。/われわれは自由主義の生みだした、この「大衆」人間的自由、自己中心的自由に対し、他者と共存する義務と責任をもった自由を保全しなければならないが、一筋縄でいかないのは、この仕事である。(160626:イギリスEU離脱について思うところ=もみ=)