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藤枝MYFCを中心としたサッカー観戦記やサッカーに関する個人的な意見の書き込みが中心です。

新人戦中部地区大会 @明誠G

2016年01月16日 12時57分28秒 | 高校サッカー・クラブユース
藤枝明誠Gにて新人戦中部地区大会を観戦

明誠 9-1 藤枝北

得点
前半13分 (明)右からのクロスを9遠野がポストプレーで落とし10丹羽がシュート
前半14分 (明)25八木?のフィードに抜け出した9遠野のシュート
前半24分 (明)11西澤がドリブルでカットインしてのシュート
前半27分 (明)18西村のフィードに抜け出した10丹羽のシュート
前半38分 (明)17鈴木悠からのパスを5岡田がクロス、10丹羽が決める
後半1分 (明)11西澤がドリブル突破からのクロスのこぼれ球を6田口が決める
後半10分 (明)ショートコーナーを受けた25八木のクロスを2池谷が決める
後半17分 (北)左からのクロスの対応をGKとDFが連携ミス、こぼれ球を14相馬が決める
後半38分 (明)14廣田のドリブルシュート
後半40分 (明)確認できず

明誠スタメン
      1秋山
5岡田 4山下 2池谷 25八木
    18西村 6田口
 17鈴木悠 10丹羽  11西澤
      9遠野
交代
後半12分 田口→14廣田(廣田がトップ下、丹羽がDH)
後半16分 西村→20宮川
後半26分 鈴木悠→8時久(時久がDH、宮川が2列目右)
後半31分 遠野→13松浦(西澤がFW、松浦が2列目)
後半33分 丹羽→15鈴木岳
後半37分 岡田→16村柗

藤枝北スタメン
      1藁科
5富岡 7向坂 3八木 2佐藤
    13吉田 19下山
 18前島       14相馬
    9竹下 20横山
交代
後半31分 吉田→8良知


感想
明誠が藤枝北を圧倒した試合。
藤枝北は前半6分に20横山のポストプレーから18前島がシュートを放つ決定機を作り出したが、その後は明誠が圧倒的にボールを支配。藤枝北は前半ほとんど攻撃の形を作ることが出来なかった。後半明誠が選手交代で中盤のバランスが崩れたタイミングで藤枝北はペースを握る時間を作ることが出来、14相馬の惜しいFKの直後に左サイドからのクロスから1得点を挙げた。その後は後半ペースダウンしていた明誠が14廣田のドリブル突破からの追加点を契機に再びペースを取り戻すと同時に藤枝北の集中を切ることに成功し終了間際に連続得点で藤枝北を突き放した。
明誠は昨年から出場していた10丹羽と9遠野を中心に能力のある選手がその脇を固め、長短のパスを効率良く繋ぐ攻撃力のあるチームになっていると感じた。昨年公式戦に出場していた選手で今日出ていなかった選手もいたので、今後まだ選手の入れ替えが行われると思う。

リオ五輪最終予選 初戦

2016年01月14日 00時19分19秒 | オリンピック代表
オリンピック最終予選 初戦

日本 1-0 北朝鮮

得点
前半5分 6山中CKを5植田が合わせる

日本スタメン
      1櫛引
12室屋 4岩波 5植田 6山中
    3遠藤 8大島
 18南野       10中島
    11久保 9鈴木
交代
後半16分 南野→21矢島
後半31分 大島→7原川
後半43分 久保→14豊川

感想
北朝鮮の立ち上がりの悪さにうまく突け込み早い時間帯に日本が先制。その後は日本がおっかなびっくり、難しくつなごうとはせずにDFラインから前線にボールを放り込む実に日本らしくない戦い方。
後半日本がペースをつかんだ時間帯もあったが、基本的な流れは前半と変わらず。ユニフォームの色を変えたらどちらが日本か分からない試合内容だった。
イエローをもらっている大島を下げて、交代残り1枠をギリギリまで残して浅野を投入しないという、リスク最小限のものすごく堅い戦い方だった。
日本と北朝鮮とのチーム力を冷静に比較したら、日本の今日の戦い方は仕方がないのかなと思う。結果最優先で割り切ってしっかり戦い切った手倉森監督の采配は評価して良いと思う。こういう戦いになった時には、植田と岩波の両CBとDHの遠藤の3人の存在感は非常に頼もしく感じる。
こういうリアルなギリギリの戦いは、選手は物凄くキツイし見てる方もハラハラするけれど、こういう試合を経験しないと選手は成長しない。選手の今後の成長を考えたら非常に貴重な試合となった。

東福岡 選手権優勝

2016年01月11日 20時31分11秒 | 高校サッカー・クラブユース
東福岡が國學院久我山を退け選手権優勝を決めた。

優勝を大きく引き寄せた2点目のFK。実況は「立正大湘南のセットプレーからヒントを得て…」と言っていたが、正確には立正大湘南が行ったセットプレーをそのままパクってマネしたもの。
昨年11月の島根県予選の決勝戦での立正大湘南対大社の試合でも、立正大湘南が全く同じFKをやっていた。


東福岡はここ数年着実に力をつけてきて、選手権でも結果を出した。
東海大五、九国大附、筑陽学園など強豪校がひしめく福岡県予選で、およそ5年前は県大会を勝ち抜けない時期が続いていたが、この2,3年は完全に東福岡が福岡県内で実力的に抜け出した感がある。
東福岡が福岡県内で抜け出した大きな要因は、プレミアリーグの存在があると思う。全国リーグを勝ち抜く強化を進め、多くの有望選手を集め260人を超えるマンモスサッカー部を作り上げた。
高円宮杯と選手権の両立は難しいが、3年連続出場の選手権で見事にその両立を成し遂げた格好となった。
全国レベルの決して高くない年に、多くの有望選手を獲得し高円宮杯も選手権も戦える集団を作り上げたことが、今回の選手権制覇の要因だと思う。

ここ数年は初優勝校が連続して誕生していた戦国時代状態だった選手権だが、この2,3年で高校サッカー界は戦国時代から、ある程度強豪校が絞り込まれた状態になったと思う。東福岡、青森山田、流経柏、市船、星稜あたりが戦国時代の中で全国から有望選手が集まる流れを作ることに成功した。
戦国時代の終焉を感じさせた選手権だったが、それはプレミアリーグの存在があると思う。プレミアリーグが定着し「全国リーグを戦えるチームで戦いたい」という選択肢が、強豪校に選手が集まる環境を作りだし、その結果が出るようになってきたのが前回大会や今回の大会となった。

新人戦中部地区大会初戦 @翔洋G

2016年01月09日 18時39分08秒 | 高校サッカー・クラブユース
翔洋Gにて新人戦中部地区大会を観戦

翔洋 4ー0 静岡

得点
前半30分 CK直接
後半9分 5福宮のシュータリングがポスト直撃、9深見がつめる
後半13分 8増田のパスを受けた13平本がカットインシュート
後半22分 混戦の中から11田向が決める


翔洋スタメン
      1福島
2中矢 5福宮 4松田 13平本
      6鎌田
  7鈴木龍   9深見
      8増田
   10浦田   11田向
交代
後半15分 鎌田→19吉田(吉田が右SB、中矢がDH)
後半27分 田向→14鈴木
後半27分 深見→15上野


静岡スタメン
      1栗原
2角田 3武藤 4北川 5福地
    7竹内 6辺
 9成瀬  8海瀬  11佐藤
      10舟山
交代
後半20分 竹内→16川口


感想
翔洋が終始試合を優位に進めていた。
翔洋は前半攻めあぐむが、セットプレーで先制。後半は効率的に得点を重ねた。
翔洋は両サイドからの攻撃が多く、右の2中矢と左の13平本の両サイドバックが高い位置を取り攻撃を活性化させていた。
静岡はGK1栗原の安定感と10舟山の技術が目を引いた。

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静学 3ー0 藤枝西

得点
前半17分 9福原のパスを受けた12天本がクロス、7戸田が決める
後半3分 10若山のFKを9福原が頭で合わせる
後半26分 10若山のFKを12天本が頭で合わせる

得点には至らなかった決定機
前半5分 10若山のパスを受けた9福原のシュートがポスト直撃
前半9分 13坂西のクロスを9福原が頭で合わせるが枠外
前半20分 7戸田のクロスを9福原が頭で合わせるが枠外
前半22分 20渡井のパスを受けた12天本がシュート放つが枠外
前半28分 10若山のスルーパスを受けた12天本がシュート放つが枠外
前半36分 18堤のクロスを12天本が落とし、9福原がシュート放つがポスト直撃
後半26分 15洪がGK1対1でループシュート放つが枠外


静学スタメン
      1山ノ井
13坂西 3嶋  4岡野 18堤
    10若山 5島田
 12天本  20渡井  7戸田
      9福原
交代
後半7分 戸田→15洪
後半12分 福原→8稲葉
後半28分 嶋→16山田
後半30分 天本→19森主(森主がDH、若山が2列目)
後半?分 洪→6水津


藤枝西スタメン ※メンバー表確認出来ず
   1
2 4 15 6
  5 8
 9 11 13
   10
交代選手確認せず


感想
終始静学がボールを支配するが、藤枝西の集中した守備になかなか攻めきれず、前半は決定機を作り出したが決めきれず、後半はセットプレーから追加点を奪ったがなかなか攻撃の形を作ることが出来なかった。
藤枝西は非常に良かった。新人戦中部地区大会の初戦でこんなに集中したチームの試合を見ることが出来るとは思っていなかったので、正直ビックリした。藤枝西の集中は守備面だけでなく、攻撃でも非常に縦に速く静学DFをスピードで振り切りあと一歩というシーンも作り出していた。今年の藤枝西は今後も注目していきたいと思わせるだけの良い試合内容だった。
静学は藤枝西の守備を崩しきることがなかなか出来なかった。それでもそんな相手にセットプレーから得点を重ね無難に勝ちきったところは評価できると思う。攻撃面では2列目の両サイドがなかなか機能せず、ピッチを広く使えず狭い中での展開となり、藤枝西の頑張りを激励するような戦いになってしまっていた。

エルゴラ記事

2016年01月06日 20時15分26秒 | 高校サッカー・クラブユース
2回戦で前橋育英に敗れた大津監督の敗戦の弁

「予想以上に(プレミア参入戦の)静学戦のダメージが残ってしまった。練習に参加できない状態になった選手が4人出て、戻るまでに1週間かかった。」(平岡総監督)

高円宮杯と選手権の両立は難しい。
そういう意味では、プレミアイーストでかなりの消耗戦を繰り広げていた青森山田は本当に良くやっていると思う。

第94回高校サッカー選手権

2016年01月01日 10時47分40秒 | 高校サッカー・クラブユース
既に選手権が開幕し1回戦が終了しているが、今大会の見所などを紹介。

毎年恒例の、日テレG+で録画放送される都道府県予選決勝戦を視聴。
※山梨・富山・長野・香川・愛媛・沖縄・群馬・兵庫の県予選は録画ミスで視聴することが出来ず。

全体的にレベルが低い今大会。現地まで見に行きたいと思うチームは市船と東福岡、大津くらいだった。他に気になったチームは、青森山田、桐光学園、聖和学園、矢板中央、新潟明訓、米子北あたり。
諸々の都合もあり、今回の選手権は現地観戦することは無さそう。

おそらく今大会の一番の注目試合は1月3日のフクアリで行われることになるであろう市船対東福岡戦。この試合は金を払って現地まで見に行く価値のある試合になると思われる。

気になったチームについて一言
青森山田:高さと強さは例年以上。そのかわり中盤の構成力は例年よりやや下。地区大会決勝戦では最大の武器である原山のロングスローを隠した。プレミアイーストで優勝争いをしてチーム力に疑いの余地はないが、その分プレミアでの消耗が気になる。
秋田商業:10山本は今大会を代表するタレントの1人。チームの中で1人レベルが抜けている。見る価値のある選手。
星稜:選手権の全国大会優勝チームは4年連続で翌年は地区大会敗退していたが、その悪いジンクスを打ち破り今季も全国出場。チーム力は昨年より劣る。
米子北:守備組織良くパススピードが速い。中盤コンパクトで、谷口、江口の左サイドがパワフルで見ごたえがある。
聖和学園:相変わらずのテクニックサッカー。テクニックはあるが守備が不安定。
尚志:2トップと2列目の2人の4人の攻撃力に魅力あり。
矢板中央:ラインが高くプレスが速い。川上、星、オビあたりの個の能力の高さが魅力。中盤の力がやや不足。
桐光学園:各ポディションに能力の高い選手が揃う。SBの2年生ダビナスが身体能力高く面白い素材。
大津:プロ入り内定の2人ばかりに注目が集まるが、11原岡のスピードが大会に旋風を巻き起こしそう。
明秀日立:10吉田がうまい。
市船:11工藤のセットプレーのキックは金を払ってでも見る価値あり。
新潟明訓:各ポディションにテクニックのある選手が揃う。特に11高橋のドリブルに注目。ただし守備が不安定。
東福岡:目立ったタレントはいないが、全体的にレベルが高い。市船と並び優勝候補筆頭。
日章学園:佐藤、野崎、竹脇の中盤のトライアングルはレベルが高い。


各都道府県予選TV放送についてピックアップ
北海道大会:田部監督の談話を紹介「ユースは広い視野を養うことが出来、環境が整備されている。高校は共有する時間が長い。1つの空間に長い時間いることで限界を超えた意識の領域へ連れて行ってくれる」
福井県大会:レフェリーが岡田国際主審。
高知県大会:高知大サッカー部総監督の解説者の言葉「(昨年のパスサッカーから今年はカウンターサッカーになってしまった明徳義塾に対して)明徳は去年は繋ぐサッカーをやっていて、このまま行けば高知県のレベルも上がると思っていたのに…。県内で追われる立場になり、相手にマークされて勝つことを優先するとこういうサッカーになってしまうのか…」
愛知県大会:レギュラー選手が入試の影響で前半途中に会場到着。会場入り口にカメラを配置してその選手が会場に到着するところを放送していた。
三重県大会:ハーフタイムにハーフタイムショーとして暁高校バトン部がチアリーディングを披露。
京都府大会:実況の言葉「2年の岩崎は飛び級でU-18代表に選出されています」←「1学年下」で「飛び級」ではない。間違い発言。
熊本県大会:解説がU-16日本代表の森山監督。
千葉県大会:決勝戦の公式入場者数が13,648人。せっかく良い試合なのに会場が柏の葉という非常に見ずらいスタジアムなのがもったいない。
新潟県大会:近年の新潟県は帝京長岡や新潟明訓など技巧派の良いチームが増えた。
長崎県大会:何でもないクロスバーの上に打ち上げたシュートに対して実況が思いっきり「ドライブシュート!!」 …それはないわ~
広島県大会:監督は指示を出さず、選手が自ら考えて練習方法や試合の采配を行うボトムアップ理論の草分け的存在である広島観音について、練習方法を実況が紹介。全体練習は1週間で2回だけ。他はすべて自主練習。ただしすべてを選手が決めるのではなくて選手の感じた課題に対して監督が練習方法を提案している。監督は選手が判断する材料を与えながら選手の主体性を育てる。





香芝高校 選手権初勝利

2016年01月01日 08時18分29秒 | 高校サッカー・クラブユース
選手権1回戦が行われ1月2日の2回戦進出チームが決まった。
1回戦では、藤枝東、鹿児島城西、野洲、広島皆実、四中工といった優勝経験のある名門が続々と初戦敗退。優勝候補の京都橘も初戦敗退となった。
藤枝東は惜しくも初戦敗退となったが、夏過ぎまで全く勝つことが出来なかったチームを守備を中心に見事に立て直し全国出場までチームを引き上げた小林監督の手腕はもっと評価されるべきだと思うし、静岡にまた1人有望な指揮官が出てきたことについてうれしく思う。

全体的にレベルの低い今大会だが、地域間のレベルの格差がどんどん無くなってきている事を実感させられる1回戦の結果となった。
中でも奈良県代表の香芝は選手権3回目の出場で名門藤枝東相手に初勝利。
「過去2回選手権に出たことで、地元の上手い子が入ってきてくれるようになって、それまでは守備を固めるチームしか作れなかったが、攻撃的なチームを作ることが出来るようになった」
これは、選手権奈良県予選決勝戦での実況が香芝の紹介をした時の文言。
香芝に限らず、上手い子はどんどん県外に流出してしまう奈良県において、今回の藤枝東相手の勝利は奈良県高校サッカー界において非常に大きなものがあっただろう。今回の結果だけですぐに優秀な選手の県外流出を防ぐことにはならないだろうが、奈良県で頑張っている指導者の方々にとっては、これ以上ない励みとなる1勝となった。
奈良育英の楢崎正剛以来のW杯戦士を奈良県の高校サッカーから排出する夢。奈良県にとっては今回の1勝は歴史的な転記となりえる大きな1勝となった。