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藤枝MYFCを中心としたサッカー観戦記やサッカーに関する個人的な意見の書き込みが中心です。

リオ五輪最終予選 準決勝

2016年01月27日 00時29分50秒 | オリンピック代表
リオ五輪最終予選

日本 2-1 イラン

得点
前半25分 (日)3遠藤のパスカットから10中島→9鈴木とつなぎ鈴木のクロスを11久保が中で合わせる
前半43分 (イ)相手CKを9鈴木のクリアミスから空中戦押し込まれる
後半45分 (日)18南野のクロスをこぼれ球を7原川がミドルシュート

日本スタメン
      1櫛引
12室屋 5植田 13奈良 6山中
    3遠藤 7原川
 18南野      10中島
    11久保 9鈴木
交代
後半22分 鈴木→20オナイウ
後半32分 久保→16浅野
後半45分 中島→14豊川


感想
日本が90分で試合を決めて6大会連続五輪出場を決めた。
この世代でアジア最強といわれ日本が負け続けてきたイラクとの対戦。
「日本は球際で強く当たればひるむ」
「日本は地上戦が強いから、地上戦では勝負しないで空中戦で勝負する」
「日本のDFはロングボールを跳ね返す力が弱いから、ロングボールを放り込めば勝てる」
これが、ここ数年のユース世代で日本と戦う時のアジア強豪が用いてきた日本必勝法。
その日本必勝法を絵に描いたようなイラクの戦い方だった。
日本は今大会これまでどおり日本対策を施してくる相手にしっかり対応して、しっかり跳ね返し球際でしっかり戦う対応を重視した戦い方。
安直な日本対策をしてくる相手に、「過度な自分達らしさ」を捨てて、しっかり相手の狙いに蓋をしてリスクを最小限にした戦い方で勝利を掴みとった。
選手個々の能力はイラクの方が高かったかもしれないが、戦術戦略の戦い方で相手を上まった試合だったと言って良いと思う。
これでアジアのライバル国に「今までどおりの日本必勝法ではもう勝てないぞ」と思わせることが出来たのなら、それが今大会の一番の収穫といえる。アジアのライバル国に日本必勝法がもう必勝法で無くなったことを意識付けた手倉森監督の功績は非常に大きい。