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ソランは、これまで人生に於いて主役だったことがない・・・と思いました。
職場、給料、その他すべてに於いて、平均的。一度きりの人生なのに、あまりにも平凡過ぎると物足りない思いにかられていたのです。
恋愛すら平凡だ・・・と。
最初は、どきどき胸躍らせる事も多かったけど、付き合いが長くなるにつれ、慣れ切って何の変化もトキメキもない関係になっていました。
退屈でした。
そんな時、思いもよらないチーム長からのアプローチ。
変化が起きそうでした。だからと言って、すぐになびくソランではありません。チーム長に対して、恋愛感情は持っていません。
ギョンジェは、ソランの不満が理解できていません。
旅行だと言うのに、自分が仕事の電話ばかりしていたのが気に入らないのか、他にも便秘なことをからかったのが気に入らないのか。
ギョンジェは、迷うことなくソランを愛していし、自分が旅行中でも仕事の事を電話をしているのは、ひとえにソランとの未来を築くためなので、悪いとは思っていないのです。
もしかしたら・・・とギョンジェはソランに聞きました。
男が出来たのか?・・・と。
ソランは、別れを切り出したことを申し訳なく思っていました。自分の気持ちを理解してほしいと思ったのでしょう。
なのに、ギョンジェは、ソランの切実な思いを理解せず、安易な理由しか思い付かないのです。理解してもらうのは無理だと感じました。
ソソが泣きながら男に抱きついたのを見て、一旦は背を向けたマルですが、男が無理やりソソを連れて行こうとするのを見て、引き返し、殴りつけました。
ソソを助けるためだったのに、ソソは倒れた男を介抱するばかりで、マルに感謝の言葉一つ無いのが、マルにはまた理解できないのです。
暴力的な夫から逃れようとしたのに、結局は逃れられない妻・・・という図式が、マルの頭の中では出来上がってしまってます。
マルにイェビから電話が入りました。
イェビは、マルの気持ちを自分の方に向かせようと、二人の楽しい思い出を語りました。
でも、マルはその言葉を遮りました。
「さっきの話覚えてるか?」
“消したければ消せ。でも何を消したかは忘れるなよ”という言葉のことです。
「消したら終わりだと思いながら、君が消すことを望んでた。そうすれば、きっぱり別れられるから。」
消すなと言ったら消さなかったか?・・・とマルが聞きました。
「私は写真ではなく、ファイルを消したのよ。」
「僕たちの写真には違いない。僕たちを消して得た物って?」
君が望む人になれなくて、ごめん・・・。
ソソの弟ススは、何が何でも姉を韓国に連れ帰ろうとしました。
ソソは、ガイドの仕事中なんだから、客を放り出して帰るわけにはいかないと言うのですが、ススは聞き入れません。
ソソは、マルに謝ってとススに言いました。客なんだから・・・とね。
で、マルを探しに行くのですが・・・。
またまたマルがとんでも無い事をしてましたよ。
マル、本当に好奇心旺盛です。
ふと気になったら、確かめずには居られない性格です。
今回、彼が気になったのは、モン・サン・ミシェルの修道院近くにあるトンプレーヌという小島。歩いて行けるのですが、ところどころ深いぬかるみがあって危険なので、ガイド無しで行くような事はやめてくださいとソソが注意していたにもかかわらず、行っちゃった・・・
と言うか、その注意を聞いてなかったのです、電話してて。
ソソは慌てて駆け出しました。
そこで動かないで待ってて・・・と指示をして。
なのに、マルは、勝手に島にあがっちゃってた。
結局、満ち潮になってしまって、二人は孤島に取り残されてしまったんです。
潮が引くのは翌朝・・・。
ソソは、どーしてこう問題ばかりを起こすのかと、マルを睨みました。
マル、こうなってもイマイチ罪悪感と言うか、危機感を持っていません。ノー天気って言葉は彼の為にあるようです。
風景が綺麗だなんて嬉しそうに言うんですもん。
ギョンジェは、何も話さず不機嫌そうなソランを、ただ見つめるだけしか出来ません。
夜になって、二人で話しあおうとしたのですが、やはりぎくしゃくして全く話合いになりません。
ソランは一人で散歩に行きました。
ソランの前を、ボクジャが歩いていました。彼女も一人、部屋を出て来たのです。
その頃、マルとソソは、膝を抱えて寒さに震えていました。
火を熾すことも失敗し、こうなったら、くっついて暖をとるしかありません。
マルはススが弟だと聞き、なんだかほっとしました。
二人は、何でもない事を、あれこれと話しました。二人での会話が楽しいとお互い感じていたでしょうね。
そして、自然にkissを交わしたのです。
翌朝早く、潮の引いた海を2人で渡りました。手をつないで・・・。
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