レビュー一覧は、こちらから。
ジスは、ヒョクの車でそのまま行きました。
ところが、ドギョンとジアンは、ミン部長が通報したパトカーが到着してしまったので、警察に連行されてしまいましたよ。
でもね、そこんところはドギョンが息子なのは間違いないし、上手く言いくるめて、ちょっとした誤解ということで話しは収まりました。
ジスは、ヒョクと共にシェアハウスに行きました。
ここが一番安全です。
兄のドギョンもいるし、ヒョクも、ジアンもいます。そして、何より、ヨングクの実家を慮ってノ会長と言えど、無理やり押し入ってジスを連れ帰る事も出来ません。
ミョンヒは、ドギョンは勿論、ジアンもこの一件に関わっているのを見て、流石にショックを受けました。
ジスが、自分の手を振り切って出て行ったのもそうですが。
怒ったミョンヒは、シェアハウスだけじゃなく、ナムグのパン屋もヒョク姉のカフェにもガードマンを派遣し、見張らせました。
物々しい雰囲気です。
ジアンとジスは、お互いの誤解を解き、やっと以前の二人に戻りました。
双子として育って来た二人は、血のつながりが無いとしても、やはりお互いはお互いの分身に変わりは無いのです。
良かった良かった。
ジスは、空港に向かう時、死にに行くような気がしたと言いました。
その時、これまで周囲の人が話していたことがすべてつながったのです。ヒョクが言ってた山で死のうとした人というのが、ジアンだと分かりましたし、父が必死になって探していたのは、そう言うジアンだと分かっていたからだと・・・。
ドギョンは、ジスから、母が脅したから留学しようと思ったと聞き、そこまで?・・・と思いました。
それを確認するのもあったし、今回の事に自分が関わっていると知られてる以上、説明に行くべきだと思いました。
ジアンも同行しました。
酷い事を言われるのは覚悟の上でした。
でも、きちんと説明しておきたかったのです。
2人が来たと聞いたミョンヒは、最初からジアンを罵倒しました。
でも、ドギョンとジアンは、こうなった経緯を全て正直に話しました。
ミョンヒは二人を信じませんでしたが、ジェソンはミョンヒがまた自分には何の報告も無く事を進めたと知りました。
ジスを脅した事も、二人の話で知りました。
ますます妻に失望したようです。
翌日、ジスに会ったジェソンは、事の次第をジスの口から聞きました。
ジェソンに相談したかったけど、へソン家で実権を握っているのはノ会長で、ジェソンと言えど、何も口をはさめないと知り、ジェソンに迷惑がかかると思ったからできなかったのです。
そう言われて、ジェソンは本当に自分が情けなく思えたでしょう。
愛する娘すら、自分のことを頼り無く思っていたのですから。
それでも、ジスは言いました。
「私は、ソ・ジスとして生きたいのです。お父さんが手を貸してください。」
ジスを何としても取り戻したいと、ミョンヒはノ会長に泣きつきました。
でも、ノ会長は、ジアンとドギョンの方が気になっていました。ジスなど問題じゃないのです、ノ会長にとっては。
特に、ジアンの知力、行動力に驚きを感じていました。脅威だと思ったのです。
ドギョンの傍にジアンがいたら、ドギョンは決して戻ってこないと感じたのです。
ノ会長は、ジアンの実家に乗り込みました。
丁度、テスも戻ってきていました。ジスが留学を中止したと言う連絡は入りましたが、その事情が分からなかったので、気になったのでしょう。
ノ会長は、テスとミジョンがチェ・ウンソクを家に帰さず育てた件や、ジアンをへソン家に入れた件に関しては、罪を問わなかったが、今回は許せないと言いました。
「ジアンがとてもとても私を不愉快にしている。」
と、ノ会長。
ドギョンと恋仲になったようだ・・・と。
「ジアンがそう言ったのですか?」
と、テスは聞きました。
普通は否定するだろう・・・とノ会長が言うのを聞いて、ジアンは否定したとテスは気付きました。
だったら、それはノ会長の誤解でしか無いと思いました。ジアンは嘘をつくような娘じゃないと知ってるからです。
でも、嘘つきの娘は嘘つきだ・・・とノ会長は言いました。
ジアンはドギョンと付き合う筈が無い、私が知っています・・・とテスが言ったので、ノ会長はますます激高。
私が孫を分かってないってことか・・・と言った途端、テスの顔を平手で殴ったのです。
テスは怯みませんでした。
ジアンの名誉の為にも、怯むわけにはいかなかったのでしょう。
今のは、25年前孫を連れ去った分、そしてこれは、娘をうちに送りこみ、孫の目にふれさせた分・・・と再度手を振り上げた瞬間、ミジョンが間に割り込みました。
手はミジョンに当たりました。
それで止めるのかと思ったら、ノ会長、再度テスを殴り直しましたよ。
「ジスのことは申し訳ありません。」
と、テスは謝りました。
「お前の息子と嫁を解雇させて、他の家族の人生も終わらせることができると警告しに来た。一度は機会を与える主義だから。忘れるな。」
ミョンヒはノ会長似なのね。あの脅して言う事を聞かせるやり方は、父譲りですわ。
ジテとスアは、子供を産む方向で話しは落ち着いています。
でもね、こうしているうちに、スアもお腹を・・・子供を庇うようになっています。母性本能でしょうか。
自分でも意外だと感じているようです。
ジェソンは、ミョンヒに、ジスを自由に生きさせてやろうと言いました。
でも、今のミョンヒには、ジェソンの話しは何も耳に入ってこないようです。
ドギョンは、ジアンに実家に帰るよう言いました。
ジアンはしばらくジスと過ごそうと思っていたのですが、ノ会長に家に帰ると言った以上、早くそうしないと、又誤解されて問題が起る可能性があると言うドギョンに従いました。
ドギョンは、ジアンを実家まで送ると言い、荷物を持ってあげました。
車ではなくバスで、そして途中の馴染みのコンビニでビールを飲んで・・・。
ゆっくりとゆっくりと歩いて行きました。
でも、時間をかけたとしても、結局は到着し、別れる時となるのです。
ジアンは、ドギョンがゆっくりと歩くのに気が付きました。その思いも理解していました。
特に何か話すわけでもなく、二人はゆっくりと時間をかけて歩きました。
「お前を捕まえられない理由が何か分かるか?」
と、ドギョンが言いました。
「お前は僕の前で笑えない。ヒョクやヨングクの前では笑うのに。だから、絶対に捕まえない。」
それじゃ、元気でな・・・と言って、ドギョンはジアンの頭をくしゃくしゃにしました。
ジアンは、ドギョンの後ろ姿を見つめながら泣きました。
ナムグのパン屋が入っているビルを、ミョンヒが買いました。
パン屋にジスが行くと、そこにはミン部長の姿。
ミョンヒが手を回したと、すぐに分かりました。
ジスからその話を聞いたジェソンは、ミョンヒはあれほど言ったのに、一切耳を傾けない・・・と今更ながら、無力感に襲われたのでしょう。
怒りも込み上げてきました。
そして、とうとうこれまで口に出した事の無い事実をぶつけたのです。
「教養と品位があると信じるお前は、浮気しに行って娘を見失ったのか?」
ありゃぁ~っ
やっぱりそーだったの