韓流ラブストーリー完全ガイド 恋風号 (コスミックムック) | |
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同居しながら、ジウクとボンヒの距離は少しずつ近づいて行きました。
ボンヒは元々ジウクが好きで、その気持ちを必死に押さえようとしています。だから、ジウクが優しくしてくれると嬉しいし、いっそう好きになってしまいます。
期待だってしちゃいます。
ジウクは、部下で悪縁の相手としか見てはいませんでしたが、やはり少しづつ惹かれていることを意識せざるをえなくなっています。
ウニョクと仲良くしてる姿を見ると気分が悪いし、寝顔を見ると、つい見つめてしまいます。
パン捜査官は、ほくそ笑みながら、言いました。
「嫉妬だ。」
ボンヒは、ユジョンの浮気の相手がウニョクだと気づいていました。
ジウクは“友人だ”としかいいませんでしたが、流石司法試験合格者、ぴんっと来ていたんです。
それに、ウニョクが時々無理して大声で笑っている事にも気付いていました。
「ジウクの前で気まずいから。」
と、ウニョクは指摘されて白状しました。ウニョクだって辛いんです。
もしかしたら、一番辛いかも。ユジョンとそう言う関係になっても、結局、ユジョンを手に入れることはできませんでしたし、大切な親友ジウクも失う事になってしまったのですからね。
ユジョンは、ウニョクにも会おうと連絡を入れているのですが、ウニョクはスルーし続けていました。
会うのは、偶然だけにしよう・・・とユジョンに言いました。
ところで、ジウクの家は、とーっても立派なんですよね。やっぱり父親が検事だったから?
母はピザ屋を経営しています。
で、エステのお店でボンヒ母の客だったんです。
ボンヒ母の施術をとても気に入っていたのですが、会うと何かと口げんかしちゃってて。似た者同士かもしれません。
喧嘩しながらも、エステに通っていたのに、ある日突然ボンヒ母が退社してしまい、なんだかがっくりしていたのです。
そんな時、新入社員の募集に応募して来たのが、なんと、ボンヒ母。
即、採用です。
今度は反対に苛めてやろうと手ぐすね引いて待ち構えていたのですが、ボンヒ母だって負けてません。
やっぱり良い喧嘩友達になりそうです。
今のところ、お互いの娘と息子が親しい間柄だとは知りません。
今度のシェフ殺人事件には、裏がありそうです。
犯人のコ・チャンホは、“ある女たちの復讐で罪に見合った罰”だと呟いています。
そして、第一発見者の女性は、咄嗟に殺害動機を隠そうとしたようで。強盗殺人に見せかけようと工作していました。
その上で容疑者として逮捕されたのが、チョン・ヒョンスと言う男性だったのです。
チョン・ヒョンスは、ボンヒに弁護を依頼して来ました。
担当検事であるユジョンとナ・ジヘは、彼を全く信用していないことは一目瞭然で、だから、チョン・ヒョンスは黙秘を続けていました。
現場では彼の足跡やDNAが発見されていて、近所の人の目撃証言もありました。
誰がどう見ても、チョン・ヒョンスが真犯人でした。
一人で接見に行くのが不安だったボンヒ。
本当はジウクに一緒に行ってほしかったのですが、ジウクは知らん顔。
でも、ウニョクが手を挙げたら、ジウクが張り合っちゃって。結局、ボンヒはジウクと共にチョン・ヒョンスに会いに行きました。
そこで、ユジョンと会っちゃった・・・。
ユジョンは、ジウクとボンヒが付き合っている事が信じられませんでした。
だから、再度ボンヒを追及しようとしたんです。
正直者のボンヒは、つい、視線を外してしまってね。それを見たユジョンは、ボンヒが嘘をついていると確信。流石検事です。
でも、ジウクは、ボンヒの嘘をつき通しました。
チョン・ヒョンスに、自分に弁護を依頼した理由は?・・・とボンヒは聞きました。
これまで、自分に依頼に来る人たちは、皆、彼女を殺人犯なのに上手く法の網をかいくぐって逃れた人物・・・と見ていました。上手く罪を逃れる方法を知っているんだと思って、弁護を依頼して来た人ばかりだったのです。
だから、今回もそうかと思っていました。
「嘘の自白をして善処を求めるしか方法は無いと言うのですか?私にはウン弁護士さんが唯一の頼みの綱なんです。」
ボンヒは、自分の言葉を思い出しました。
自分が濡れ衣を着せられた時、ジウクに言った言葉と同じでした。
チョン・ヒョンスの語る言葉は、自分が感じた思いと完全にかぶっていました。
だから、ボンヒは彼が無実だと信じたのです。
でも、ジウクは、少々怪しげな表情でチョン・ヒョンスを見つめています。
ジウクも、チョン・ヒョンスの言葉が、ボンヒとかぶったのは確かです。でも、元検事の勘でしょうかね。何か不審なモノを感じたのかもしれません。
頭から信じ込むのは危険だとボンヒに忠告しました。
私も気になりましたよ。
事件当日の自分の行動を、あまりにも詳細に供述するんですもん。あらかじめ準備していたとしか思えないくらいに。
どこに行き、何を食べ、同じ店の他の客の様子まで。
ただ、まったくアリバイは無いのです。本人の供述のみ。
ボンヒは、自分も同じように、アリバイを証明する確たる証拠がまるで無かったことが頭にありました。だから、余計にチョン・ヒョンスの無実を信じたのかもしれません。
検察庁長は、息子の誕生日に、好きだったケーキを買いに行きました。
彼の中では、まだ息子の思い出は生き生きと残っているのです。
そんな時、ケーキ屋の外を、ボンヒが笑顔を浮かべながら歩く姿を見てしまったのです。
怒りがまた湧いて来ました。
自分はまだ苦しみの真っただ中にいるのに、犯人のボンヒは、一切の罰を逃れてのびのびと人生を謳歌していると感じたのでしょう。
ボンヒの前に現れ、その怒りをぶつけました。
首を絞めたのです。
自分が無法者だったら、このままボンヒを殺してしまっただろうに・・・と。
ボンヒは、手を離された後も、恐怖で身体がこわばりました。
それでも、言ったのです、自分は無実だと。
「信じてもらえないのは分かります。でも、私は無実です。いくら私を責めても、違うものは違うんです。」
「証明してみろ。真犯人を捕まえて来い!それまではお前を犯人とみなす」
検察庁長は叫びました。
帰宅したボンヒの首の赤い痕を見たジウクは、聞きました。どうした?・・・と。
「何でもありません。」
と、ボンヒ。いいから話せ・・・とジウクは言いましたが、言いたくないとボンヒは言ったのです。
でも、後日、検察庁長と偶然出くわした時のボンヒの態度を見て、ジウクはそれが検察庁長の仕業だと勘づいたようです。
チョン・ヒョンスの裁判が始まりました。
検察は強盗殺人の罪を申し立てました。
でも、ジウクは検察側の主張にことごとく反論し、無罪を主張しました。
第1回公判が終わり、帰ろうとした時、ユジョンがふらつきながら歩いているのを目撃したジウクは、ボンヒの話を遮り、ユジョンの元に。
そして、そのまま送って行ったのです。
偶然そのシーンを目撃したウニョクも、そして置き去りにされた格好のボンヒも、悶々としていました。
ジウクはなかなか帰って来ませんでした。
もしかしたら、そのまま泊まってくるのではないかと、ボンヒは気が気じゃありませんでした。
でも、遅くなって帰って来たのです。
ボンヒは、ジウクの姿を見ると、駆け出して抱きついてしまいました。
「好きです。」
一瞬、ジウクもボンヒを抱きしめようとしたのですが、途中で止めちゃった・・・。
気持ちを止めたということでしょうか。
ユジョンの誘いには応じていなかったようですが・・・。
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