明日、キミと DVD-BOX2 | |
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マリンは、未来のソジュンに宛ててメールを送り続けていました。
届いているのかどうか、全く反応はありません。
ソジュンはキム元常務に刺された時から3年後の2019年にタイムスリップしていました。
突然血まみれで地下鉄車内に現れ、そのまま眠り続けていたのです。
2年のこん睡状態の時を過ぎ、この1年はたまに目が開いたり指が動いたりして、意識が戻る兆候を見せていました。
そして、ある日、意識が戻ったのです。
周囲のことを、ちゃんと認識していました。
マリンが予定通り・・・2019年3月に死んだ事も知っていました。
ソジュンは意識を取り戻すと、すぐに過去に戻ろうとしました。
でも、地下鉄の中ではもう何も起りません。
何度チャレンジしても、マリンのいる過去には戻れないのです。
1カ月が過ぎ、マリンが事故死する日まで、もう数日しか残っていません。
ソジュンは焦りましたが、自力ではどうすることもできませんでした。
ギドゥンは、諦めてこの時代で生きろと言います。でも、ソジュンにとっては、マリンのいる時代が自分の居るべき場所なんです。
2019年のマリンは、その日も未来のソジュンに宛てたメールを投函しました。
3年後のソジュンに・・・。2022年です。
それに、ソジュンが気付きました。
そして初めて、マリンからのたくさんのメールに気づいたのです。これまでにも、数多くのメールが送られてきていたことに。
マリンの想いがこもっていました。
ソジュンは、読みながら泣きました。
ソジュンはマリンのお墓に行きました。
2022年と言っても、自分が生きていた時代と特に変わったところは無い・・・とソジュン。
でも、一人でこの時代で生きて行くことは辛い・・・と思いました。
マリンのお墓の隣にあるのは、ドゥシクのお墓ですね。同じ日に死んだことになっていますが・・・。
ソジュンは、地下鉄の工事現場に行きました。リニューアル工事かしら?
関係者以外立ち入り禁止ということで、作業員に止められましたが、何としても入らせてくれと、制止を振り切って線路に立ち入りました。
作業員に追いかけられながら、ひたすら線路を走っていたソジュン。
そしたら、タイムスリップしたのです。
奇跡です。
2019年3月に・・・。
マリンは地下鉄事故の慰霊碑の前に立っていました。
「ソン・マリン」
と、ソジュンが叫んで、抱きしめました。
でも、マリンは、過去から来たソジュンだと思いました。
だったら、自分とは別れた方が良いと思ったマリンは、ソジュンを突き放そうとしました。
過去の僕には別れろと言って、未来の僕には戻れと言うのか。メールを100通以上送るなんて・・・。
ソジュンの言葉で、マリンは目の前のソジュンが過去からではなく、未来から来たと、帰って来たと分かりました。
戻るのが遅いわよ
泣きながらソジュンに抱きつきました。
個展に自分の写真が多数飾られているのを見たソジュンは、からかうように聞きました。
こんなに僕に会いたくて、どうやって耐えたんだ?・・・と。
「たまにだけど、あなたが姿を現した。過去から来てくれたじゃない。」
と、マリンは言いました。
ビデオメッセージや餃子の配達、偶然会ったことも・・・と。
「どうしても会いたい時は探し歩いたわ。」
よく現れる場所は私たちの家の前、ギドゥンさんの家の前、そして必ず過去へ行くために通るソウル駅の階段だとマリンは言いました。
マリンは、そこでそっと過去のソジュンを見ていたのでした。
ソジュンは、マリンの悲しさ寂しさを改めて知りました。
そして、とうとう2019年3月25日がやってきました。
マリン母は、ドゥシクと共に個展にやってきて、ソジュンの姿を見つけると、大喜びしました。
やはり心配していたのです。
マリンはアメリカに出張していると嘘をついていたようですが、あまりにも長いですもんね。
一方のドゥシクも、相当驚きました。帰って来るとは思ってなかったわけですからね。
何故戻ってきた・・・とドゥシクは言いました。
その日、死ぬと分かっていて、何故・・・ですよね。
ソジュンは言いました。
悟りじゃないけど、最期の日を穏やかな気分で迎えてる・・・と。もう十分だと思える・・・と。
そして、マリンと引き合わせてくれて、有難う・・・と。
「明日はお義父さんと呼ぶよ。」
そんな明日が来れば・・・ですね。
花火大会を見に行く前に、ソジュンとマリンは婚姻届を出しました。
約束をしていたのに、出せないまま今日まできてしまっていましたからね。
受理書を嬉しそうに何度も何度も見るマリン。
穴があくぞ・・・とソジュン。
歩いている時も、受理書を手に持ったままだったマリンなんですが、人とぶつかった瞬間、それを落としてしまったんです。
風に舞って、車道に飛んで行ってしまいました。
それを拾おうと車道に出たマリン。
拾い上げた時、車が
ソジュンは一瞬先にマリンを抱きしめました。
そしたら、近づいて来た車が二人を避けて、ハンドルを切ったんです。
運転者はドゥシクでした。
ドゥシクの車は、反対側から来る車の前で二人を庇うように停まりました
ドゥシクが二人を守ってくれたのです。
未来が変わりました。
その後も二人は、幸せに暮らしました。
普通の夫婦のようにたまには喧嘩しながら・・・。
ハッピーエンドですね。
設定は非現実的ではありますが、主人公たちの言動はごくごく自然でリアルでした。
未来が決まっていて変えられないのなら、何をしても仕方が無い・・・と思うのも、当然の考え方です。
未来を知っていると、何事にも感動を覚えなくなる・・・と言うのも、納得できます。
そして、未来に不幸が待っていると不安がってそれを防ごうとするあまり、今を大切にしていないという主張にも頷きました。
生きているのは今で、未来じゃない・・・ってことですね。
未来を見つめるだけじゃいけないけど、それでも、未来を夢見ることも必要かも・・・と思った私です。
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マリンは拉致されてしまいました。未来と同じ展開です。
キム元常務は、ソジュンと取引をしようとしました。勿論、マリンとメモリカードです。
ソジュンはドゥシクと相談しました。
ドゥシクは、ソジュンより多くの未来を知っています。キム元常務がどこにマリンを連れて行くのか、そして一人で地下鉄に乗ったソジュンにどんな運命が待っているのか・・・を。
キム元常務がソジュンに会いに行ってる間に、ドゥシクがマリンを救い出すことに。
そして、危険を承知で、ソジュンはキム元常務に会いにいくことにしたのです。
ドゥシクは、危険だからと、ソジュンを必死に引き留めようとしました。でも、ソジュンはキム元常務を逃がすことはできないし、時間も無い・・・と。
そして、ドゥシクがマリンの父親だと知った事も告げました。信じている・・・と。
未来と違う事は一つ。
ソジュンがギドゥンや警察と連携していたことです。
ソジュンは、メモリーカードをギドゥンに渡し、警察に届けるよう指示。
中の映像によって、キム元常務がセヨン父を殺害した疑いが浮上し、指名手配がかかったのです。
ギドゥンと刑事は、ソジュンの指示に従って、ソジュンの後に続いて地下鉄に乗り込みました。
キム元常務が取引の場所としたのが地下鉄だったのです。
乗車して1分30秒後には、ソジュンはタイムスリップしてしまいます。
だから、それまでにキム元常務を捕まえる手筈になっていました。
ところが、ややこしい事が。
以前、11月30日に自分の身に何が起るのか調べるために、2度ソジュンはこの時間にタイムスリップしたことがありました。
その時、この時間のソジュンと目が合いそうになったので、逃げ出したのですが・・・。
つまり、この瞬間、ソジュンは3人同時に存在してしまっていたのです。
刑事たちは、車内を走るソジュンを見かけ、つい、後を追ってしまいました。ですよね~・・・
この事で、キム元常務とソジュンが格闘となったのに、駆け付けるのがちょいと遅れてしまったのです。
激しい格闘の末、キム元常務がソジュンの腹部を刺したーっ
倒れたソジュン。
その瞬間1分30秒・・・。ソジュンが消えてしまいました。タイムスリップしちゃった・・・。
その場に多量の血痕を残したまま・・・。
傷害の現行犯でキム元常務は逮捕されました。
ギドゥンは、泣き崩れました。
マリンは、ドゥシクによって病院に担ぎ込まれ、大事には至りませんでした。
誰?・・・と朦朧としながら背中で聞くマリンに、ドゥシクは“父さんだ”と呟きました。
ドゥシクは、マリンに事情を聞きに来た刑事から、ソジュンが失踪したことを聞きました。やはり未来通りになってしまった・・・とがっくり。
そして、マリンには、警察で事情聴取を受けていると嘘を言いました。
失踪したなんて、言えませんよね。
でも、すぐにばれました。警察から翌日には連絡が入りましたから。
ショックのあまり、呆然自失のマリン。ギドゥンに確認しましたが、失踪が事実だと認識するしかない状況だということが分かっただけでした。
警察で、マリンは、ソジュンがタイムトラベラーだと話しました。
でも、それを信じてもらえません。単に気が動転してるから、変な事を言ってるとしか刑事も思えません。
ギドゥンは、刑事からそれを聞かされ、適当に誤魔化しました。
ただ、セヨンには事実を打ち明けました。そうするしか説明がつきませんもんね。
マリンは地下鉄に乗りました。
駅で、降りてくる乗客を一人一人チェックしました。
でも、ソジュンは帰って来ません。
ソジュンは自分が消えてしまった時の為に、会社の事をちゃんと決めて、弁護士に指示してありました。
ギドゥンは、ソジュンの覚悟を知りました。
ギドゥンは思い出しました。
12月3日に過去のソジュンが自分を訪ねて来る事を。
マリンに伝えました。
キム元常務の事を話したら、過去が変わり、現在が変わるかもしれない・・・とギドゥン。
マリンもそうしようと思ったようです。
そこに、ドゥシクがやって来ました。
自分が知っている事、ソジュンとの関係を全て話しに来たのです。
なんと、地下鉄事故の時、ドゥシクも同じ電車に乗っていたのです。車内販売をしていたドゥシクは、偶然娘のマリンを見かけたのです。
ソジュンと言い争いになったのを見て、一緒に電車を降りたんですね。その直後に電車が事故。
ドゥシクも、その時からタイムトラベラーになったの?それとも、既になってたの?・・・そこんところは分かりません。
マリンはこの時、ソジュンが言ってた“もう一人のタイムトラベラー”が、父だったと知りました。
「ソジュンは戻らない。戻れないんだ。でも、知った上で、ソジュンが選択したことだ。」
未来に行けるんでしょ?だったら、捜してよ・・・とマリン。
「捜したよ、でも、いなかった。」
いくら待ってもソジュンは戻らない。だから、現実を受け入れて、再出発しろ・・・とドゥシク。父親とすると、そう言うしかありませんよね。
こうなる事が分かってて、何故ソジュンを止めなかったの
マリンは泣き叫びました。
ソジュンを忘れて再出発なんて、考えられません。
12月3日、マリンはギドゥンの家に行きました。
そして、ギドゥンに言ったのです。
「ソジュンが来たら、一人で会って。ソジュンは海外に行って連絡がつかない。夫婦仲が悪くなって嫌気がさして海外に行ったことにして。一日も早く私と別れろと。」
ソジュンが以前、本来、マリンとは結婚しない運命だったと言ったことがありました。つまり、今の悲劇は、マリンと出会ったことが原因だと思えたのです。だから、キム元常務のことをいくら警告したとしても、きっと現在が混乱するばかりで、ソジュンが危険だと言う事に変わりな無いのではないか・・・とね。
「私と出会う前の状態に戻った方が良いと思う。そうすれば、ソジュンを助けられる。」
ギドゥンがいくら反対しても、マリンの気持ちは変わりませんでした。
だから、ギドゥンは、訪ねて来た過去のソジュンに、そう言うしかなかったのです。
マリンは、やっぱり一目ソジュンを見たかった・・・と思いました。
その時、ギドゥンから報告のメールが届きました。
ソジュンは帰った・・・と。
“良い知らせがあります。過去から来たなら、今生きているってことです。こう話してたのを思い出しました。自分が生きている時空でしか移動できないと。ソジュンは確かに生きています”
メールを何度も読み、マリンは泣きました。
マリンに過去のソジュンから手紙が届きました。
セヨンが日本に行く前に・・・とギドゥンも一緒に4人で海辺に旅行に行った時に投函した物です。失踪約1カ月後に届くようにしてあったのですね。
『未来のソン・マリンへ』
“~これを読む君が僕を憎んでないと良いな。未来が不幸になっても、今はこれで充分だ。過去に戻って選び直しても僕は君を選ぶ。僕らの大事な時間を忘れないで。君の夫ソジュンより”
手紙を読んで、マリンは思い出しました。
予約メールにすれば、未来でも読める・・・と。
マリンは手紙への返事を書きました。未来のソジュンへ。
“待っているわ。待つ事さえも、あなたを愛する時間よ。過ぎ去った日々を思い出しながら。再会を夢見ながら。あなたが無事である事を祈りながら。10年後でも20年後でも30年後でも私はここで待つ。愛してる。2017年1月 あなたの妻マリン”
2019年2月になりました。
マリンとソジュンが同じ時同じ場所で死ぬと言う未来まで、約1カ月です。
マリンは、初めての個展の準備に忙しい時間を過ごしていました。
そして、ソジュンは生きていました。
どの時代なのかは分かりません。
自宅のベッドで機器につながれた状態で眠っていたようですが、目が開きました。
意識が戻ったようです。