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ジファンは、サンドゥが気になって仕方がありません。何故か気に食わないのです。
で、次から次へと意地悪を仕掛けます。
勿論、サンドゥもやられてばかりじゃありませんから、2人は何かと小競り合いを繰り返す始末。
ウナンは、そんなサンドゥを見ると、心穏やかではいられません。
自分の心が揺れているのも認識しています。
だから、以前のような平穏を取り戻すには、サンドゥが目の前から消えてくれることが一番だと思いました。
「何をしようと、あなたの元へは行かないわ。」
と、ウナンはサンドゥに言いました。
しかし、サンドゥは言うのです。
ウナンは今のままで、そこにいろと。自分が近づくからと。
そして、これは一生に一度の我儘だから、大目に見てくれと。
ウナンは、サンドゥがそれまでの仕事を辞めても守衛をしようとしていると思いました。
まぁ、それが普通の考えですよね。
でも、サンドゥはツバメも続けていました。
そうしないと、ポリの入院費を支払う事が出来ないからです。
ウナンは、自分が動揺していることがミンソクを裏切っているように思えました。
だから、それまで以上にミンソクに優しくしました。
ミンソクへの想いが小さくなったわけではないですしね。
そんなウナンを病院で見かけたポリは、嫉妬しました。あんなに幼いけれど、ミンソクへの気持ちは本当のようです。
で、ウナンの車に落書きしちゃったんです。
ウナンは、幼いからといって、ポリを許すようなことはしませんでした。
きっちりと叱ったのです。
大泣きするポリを見つけたセラは、ウナンに食って掛かりました。
その騒動を遠くから見ていたサンドゥ。
とても仲裁に入る事は出来ませんでした。一気に自分の事がウナンにばれてしまいますもんね。
後になって、ポリとセラを厳しく注意しました。
サンドゥとウナンが怪しいと、女子学生のヒソが気づきました。
ヒソがそれをジファンに言ったもんだから、ジファンはいっそうサンドゥに嫌がらせをしました。
で、ある日、サンドゥにわざと見せつけるようにウナンに付きまとったのです。
学内では、ウナンとジファンが姉弟だということを隠していました。
知っているのは、校長だけのようです。
サンドゥは、嫌がるウナンに付きまとう男子学生・・・と思い込み、割って入りました。
ジファンは、さらにサンドゥを揶揄い、暴力を振るうよう仕向けたのです。
サンドゥ、我慢を重ねて来ましたが、とうとうジファンを殴っちゃった。
これが大問題となりました。
ウナンとジファンの母が学校に抗議に来ました。サンドゥを解雇するか、ジファンを自主退学にするか、どっちか選べと。
校長は、サンドゥを解雇するしかないと思いました。
校長から別の学校に推薦すると言われましたが、サンドゥはどうしてもこの学校を辞めたくないと言い張りました。
しかし、校長との話の中で、サンドゥはジファンがウナンの弟だと知りました。
勿論、サンドゥは、ウナンの弟ジファンをよく知っていました。
別れるまで、とても親しくしていました。
ジファンも、サンドゥに良くなついていましたからね。
そのジファンだったんだ・・・と、サンドゥは気づいたのです。
どうすれば良いのか・・・とサンドゥは悩みました。
そんなサンドゥを見て、ウナンも辛くてたまりません。
昔、別れたくて別れたわけじゃありません。親の都合で、突然、別れの挨拶をする事も出来ずに別れてしまったのですから。
それ以来、ずっと想いは心の奥底に埋もれたままだったのですから。
ウナンはつい、深酒をしてしまいました。
そして、夜勤についているサンドゥのところに行ってしまいました。
「サンドゥ、学校へ行こう。私たちが通ってた海辺の学校に。今すぐ。」
突然の事に驚いたサンドゥ。ウナンが酔っているのも分かりましたし、その気持ちが計りかねたようで、すぐに返事が出来ません。
サンドゥが断ったと思ったウナンは、一人で行くと言って歩き出しました。
涙がこぼれていました。
これがねぇ、上手いんですよ、コン・ヒョジンさん。
何気ないセリフだし、よくあるシーンでもあるのに、とても切なくなります。
結局、サンドゥは、ウナンの後を追いました。
そして、2人して故郷に向かったのですが。
タクシーの中で校歌なんぞを大声で歌ったり大騒ぎしたせいで、ウナンが車に酔っちゃった。
途中で、タクシーを降りて吐かせたものの、その場で意識を失ったようにウナンが眠り込んでしまったので、タクシーを途中下車するしかなくなりました。
サンドゥは、ウナンを背負い、ラブホテルに行きました。
吐いちゃったせいで、服も汚れてしまったウナン。着替えさせようとしたサンドゥですが、そこで躊躇しちゃうところがサンドゥの良い所。
宿のアジュンマに着替えさせてもらいましたよ。
サンドゥは、汚れた服を、洗ってあげました。
ウナンは酔いつぶれて死んだように眠り込んでいます。
それでも、サンドゥは幸せでした。