シャンソン歌手

シャンソンの好きな方 ようこそ !

シャンソニエ

2006年08月10日 19時31分41秒 | Weblog
シャンソニエ

今週は台風の影響なのか静かな週の始まりでした。
月曜日岩崎桃子さんとピアノの大美賀彰代さん 
火曜日が米田まりさんとピアノの川口のぶこさん
両日とも 美人女性ピアニストが伴奏を弾きに来て下さいました。
お店は暇でしたけれど 素敵にシャンソニエの宵は深けます。
当シャンソニエでは 歌手のみならず ピアニストの顔も見える
ステージなので ピアニストの演奏する表情 表現が よく分かり
静かなお店でも 花が咲いたようです。
八月からは 一部のステージはゲストの皆さんのワンマンショー
です。ファンの皆さんに喜んで頂けると良いのですが・・・


水曜日は ニーノ・マリアさんのフラダンスショーでした。
ウクレレ3人の歌と演奏で ダンサーもマリアさんをいれて4人
で 楽しい楽しい 夜が過ぎました。マリアさんのファンも大勢で
私どもスタッフも一緒に フラダンスを教えて頂きました。
カ レオさんのスチールギターで歌うブルースもジーンとしますね。 

シャンソン19

2006年08月07日 11時17分01秒 | Weblog
Tu te laisses aller (あきれた 君)
テュ トゥ レッス アレ

男性の お客様がリクエストするアズナブールのシャンソンで
日本では 一般的には 「あきれたあんた」という題で女性歌手が
女言葉で 歌っている バラード風な曲です。
直訳では「だらしない 君」という 題です。
自分で 徹底的に訳してみると とっても 面白いシャンソンで
私は 原語のアズナブールの詩が とても気に入り
きっと自分が この歌を歌うなら 男装で 男として歌いたいな・・・・
と思いました。
昔 オペラでよく 男性役をやったので 男性の様相で歌うことに
違和感はあまりありません。男性歌手のシャンソンは
「男の気持ち」として歌うほうが 自然に思えて・・・
特に フランス語で歌うとき 男性名詞 女性名詞の文法上
女が 男言葉で歌うのは 少し違和感があります。逆もしかり。
ただし このTu te laisses aller は日本語で歌わないと
何を言ってるか分からなくて 面白くないと思うのです。
メロディーが素晴らしくて 詩の意味が一般的なシャンソンは
フランス語で歌っても お客様は喜んでくださいますけれど
ポエム優先のシャンソンは 日本語で理解したいと思います。
でも この曲 すごーく 男の気持ち 満載の歌詩で 改めて
アズナブールの才能に敬服しました。作曲もアズナブールです。
「あきれた 君」
おかしいよ。君の髪の毛。僕は見て 笑っちゃう。
今夜は お酒を飲んだから思い切って白状するけど
たつた5年で変わった君にうんざりさ。
それに おしゃべりで だらしなくて とても 抱く気にもなれない。
腹はたつし 大げさじゃなくて 時には首をしめたくなった。
ああなんてこつた。たった5年で君は 変わった。

あー君は見た目には美しいけどストッキングは ずれて
バスローブは開けっ放し それに 髪にはカーラーなんか付け
それじゃ ひど過ぎるよ。こんな女に 惚れっこないよ。
君は 君の母親にそつくりだ。僕の友達の前では さらに 最悪。
僕を立ててくれず 反対ばかり 毒舌といやみ。いつも 喧嘩ごし。
君が 黙っていくれさえいれば まだましさ。

君はひどい 暴君ぶり。情もなさけも無い。
でも 僕はしばしば 思うんだ。
なんだかんだ言ったて 君は僕の 妻なんだ。
もう少し 君が努力してくれたら 良いのに。
スポーツして痩せるとか・・笑顔を見せてくれるとか・・・
心と 体に もう少し お洒落してくれるとか・・・
二人が嫌いあっているなんて 考える前に
僕をペスト菌みたいに 避けないで 優しくしてよ。
そして 僕を夢中にさせて 幸せをくれた あの頃の女性に
戻ってほしいんだ。


音楽

2006年08月03日 17時53分21秒 | Weblog
歌曲
「サルビア」

中田喜直さんの作品で 「サルビア」という日本歌曲があります。
夏の暑い日 特に今日みたいに 真夏の陽射しの昼下がり
赤いサルビアの花を窓越しに見ると
どうしても 思い出す歌です。
芸術歌曲ですから シャンソンとは違う 喉のあいた 深い響きで
ドラマティクに 歌い上げる曲ですけれど
ポエムが シャンソン風で 妙に好きです。
この歌を歌わなくなって 20年経った今でも まだ 暗譜しています。

「サルビア」
サルビアは赤い花だわ
その色は血の色だわ
私はその花を見つめていた時
急に愛の言葉を 口にしたのね

夏の風は あったかいわ
嫉妬する熱風だわ
甲高い感情の中で戸惑った
二人の顔に吹き付けていたのね

サルビアの花びらを
いっぱい ふりかけて頂戴
真っ赤な色に 縁取られて叫んだ
あの頃を もう一度 思い出したいの

シャンソニエマダムREI

2006年08月03日 14時10分42秒 | Weblog
シャンソニエ
ニーノ・マリアさんのフラダンス

芸術的なフラダンスを見たのは初めてでした。
観光客相手の ハワイアンショーとは違う踊りでした。
改めて マリアさんに 感動の昨晩。
シャンソニエに シャンソンだけを 聞きにいらっしゃる方も
大感激で 喜んでくださいました。
一流のアーティストとは
スポットが当たった瞬間 舞台の人に変身するのです。美しい ! !
マリアさんは 品格 優しさ 包容力 身体の底からわきあがる力を
兼ね備えた 舞踊家で その上 可愛らしさと 妖艶さ コミック
全て お客様を喜ばすものを兼ね備えていらっしゃいます。

ウクレレと ハワイ語のを歌う方の 男踊りも素晴らしく
マリアさんのお友達の スチールギターでの ブルースも
素敵でしたので あっという間の数時間を楽しみました。

8月のスペシャル企画 毎週水曜日はハワイアンショーと題しての
イベントですけれど 大成功 満足。なにより 私が感激しました。
私の弾き語りの シャンソンに合わせてニーノ・マリアさんは
創作舞踊のフラダンスを踊ってくださり
それもアーティスティックでした。

もともとは クラシック音楽だけしか 受け入れられなかった
若かりし頃の私ですが・・・・・
今は どんなジャンルでも 素晴らしい感性というものを
素直に 受け入れられるようになり これも シャンソンに転向した
お陰だと おもっています。