シャンソン歌手

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シャンソニエ

2006年08月30日 23時20分42秒 | Weblog
シャンソニエの ACCORDIONIST アコディオ二スト
大塚雄一さん

火曜日はアコーディオンの大塚雄一さんが 久しぶりに
演奏にいらして下さいました。
彼は ギターも弾けるし アコーディオンを弾きながら
アマポーラを歌ったりと楽しい演奏家です。
私は アコーディオンだけの伴奏でシャンソンを歌うと
なんとなく モンマルトルのシャンソニエに居るような
気分になります。
「サンジャンの私の恋人」「ドミノ」「アコーディオン弾き」
を大塚さんのアコーディオンだけの伴奏で歌いました。
アルゼンチンタンゴは バイオリンを松本蘭さん ピアノの丸野綾子さん
の演奏で楽しみました。

声と一番に似ている 演奏楽器はVIOLON ヴィオロンです。
声帯と弦 の鳴らし方は音楽性も似ています。
逆にピアノは打楽器的な演奏法 つまり 叩いて鳴
らすので 物理的に 歌うように演奏する楽器では無いのですが
バイオリンの音色は むせび泣く弾き方が 歌っているように聞こえます。
クラシックの ピアノの先生が表現する言葉で
「歌うように 弾きなさい」・・・・・・・・
つまり ぶつぶつ切れないで メロディーのクレシェンド デクレシェンド
を 本能的に 心地よく 美しい旋律を奏でる事が「歌うように」
という意味です。
でも 歌手が 「歌うように」歌うのも 難しいものなのです。
歌手は 楽器が自分の肉体で その楽器を奏でるのは 自身の頭が
コントロールする息 呼吸法です。
そして 詩の意味や言葉の表現力は 感性 教養 趣味 知性 性格 人生観
の表れです。
歌手は 全身全霊を 酷使しなくてはならない楽器。
日夜 肉体は訓練と練習 試行錯誤の 繰り返しあるのみ。
そして 感性の源である 自分の魂を磨く事。勉強。
私が 高校生の時 親戚の 小山章三先生という 国立音大の先生に
たしか 音楽教育学専門の方でしたけれど こうおっしゃいました。
「一流の歌手は 炎のような燃える心を持ち 氷のようなクレバーな
頭脳をもたなけば」
今も その言葉は 私の 指標です。