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シャンソン歌手リリ・レイLILI LEY 芸術の秋オペラ アイーダを鑑賞

2014年10月23日 01時28分54秒 | Weblog
シャンソン歌手リリ・レイLILI LEY 芸術の秋オペラ アイーダを鑑賞

雨の寒い水曜日
突然一昨日 スロベニアの来日オペラ公演に
招待して頂き
お弟子さんのお稽古が終ってから
マイカーで ぶっ飛んで 渋谷オーチャードホールへ・・・

あら
先月 ジュリエットグレコ聞きに来たばかりですが
オペラの客層は シャンソンとは違います。

私が外国人の来日オペラを日本で鑑賞するのは
何十年ぶりです。

アイーダは DVDやCDでは 聞きすぎる位
マリアカラスの主役ものを 聞いた過去がありますが
実際の ヴェルディ 生版オペラは 本日が三回目。

日本人のオペラでは聞いたことがありません。

勝本先生曰く スロベニアはウィーンやイタリアに近い国で
たぶん 音楽レベルは 高いと思うわよ
と おっしゃっていたのですが

私は 或る意味 三ツ星級レストラン並みの オペラ
を 聞いてしまっていたので
本日は 一つ星・・・レストランみたいでした。

主役のアイーダは 最高音がチリチリっと 縮緬声っぽくなり
あー もったいない と 酔いしれる前に
正気に戻されちゃう感じ

アムネリス役 メゾソプラノは 声の色艶
音量 音楽性もドラマティックさも
素晴らしかったけれど
めちゃくちゃ 太っていて
巨漢過ぎて・・・

テノールも ビア樽級の 背の低い どかーん まるまる
タイプで 今一つ酔いしれられず

オーケストラも 今一つ 酔いしれられず・・・

夜六時半から 十時まで 三時間半ですが
四回ぐらい 眠気が襲いましたけれど
やはり マイクなしのオーケストラと 声の威力に
感謝感謝の 芸術の秋。

マリアカラスのCDを聞いている限り
眠気が襲うなんて言うことなく
ひたすら 音楽性に酔いしれるのですが・・・

見た目って 或る意味大事かもですが
声楽に関しては
まずは 声の 音色 大きさ
オーケストラや 合唱を超えて 轟かせることが
出来なくては オペラ歌手ではないので

勿論 演技力も必要ですし
巨漢でも オペラ歌手は機敏で 運動神経も良く
三時間半 重い衣装つけて
フルボイス 動き回れるわけです。

ただ 世界の最先端 ロンドン パリ ウィーン ニューヨークでは
本日の様な 巨漢・・・オペラ歌手だと
主役は 出来ないかもです。
酔いしれられないもの・・・

ヴェルディーのオペラは 特に声を必要とするので
ヴェルディ歌いのオペラ歌手は貴重なので
ありがたい生の芸術人間業として
感謝しなくてはいけない・・・・文句言ってはいけないとは
思いつつも

帰りの我が車の中で
なんとなんと
ジャックリーヌダノのシャンソンCD を聞いて 癒されたのでした。

私も とうとう シャンソン人間になったらしい・・・
オペラは 私的には

マリアカラスで 終わったのかもしれません。

魂に響く 音楽性 旋律ラインの息遣い
シャンソン歌手の表現と カラスの表現と似ている。
表現 一言一句に魂が宿っている。
声の色に 魂がある。

なーんて 
もう 声自慢を聞きたいという 感性が消えたみたいです。