シャンソン歌手リリ・レイ 長坂 玲 真夏の夜

シャンソン歌手リリ・レイ 長坂 玲 真夏の夜

夏のシャンソンといえばフランシス レイと ミシェルボケール
の「 この 夏はサントロペには 参りません」が
絶対に 夏の恐怖シャンソンです。

男女の愛憎劇のシャンソンの中でも 愛人又は 夫を殺してしまうシャンソン
を考えついた筋立てには 敬服。

今までの私の人生で 男性に嘘をつかれたり 浮気されたことも・・・

悲しくて苦しくて 打ち震えた放心状態のこともあったのに
殺したいとか 死にたいとか思えなかったのは
シャンソンとは違う私なのですね。

どんなにつらい時も 自分を悲劇のヒロインに出来ず
お笑いのネタにしてしまいたい。
という訳で
自分と違う女を演じられるなんて 幸せです。
経験したことも 経験しない事も含め 人生を知れるから。
けれども
リアルな人生は 小説よりシャンソンより ずっと奇妙なもので
死んだり殺したり決定的な終幕がなく
浮いて沈んで 流れて消えて 何かが永遠に残る・・・
魂なのか 愛なのか 音楽なのか

しかし
裏切った相手を恨んでないとは言え その後も傷は癒えずに
あまりの胸の痛みに 恐怖症になることは
間違いないですねぇ。

真夏の夜
あまり暑すぎて 愛憎なんて怖い言葉を
考えて 寒くなるシャンソンを練習してみました。