シャンソニエマダムREI 窓

シャンソン

リラの花や　マロニエの花　が　東京でも咲く季節。
昨晩は
二十代　三十代　の女性のお客様が
私の弾き語りのシャンソンを聴いて
涙　涙・・・・・
私は　歌詞に忠実に　自我を無くして　歌っているだけですが
お客様は
ポエムに自分の人生を重ねます。
その時　きっと　涙が　溢れるのでしょう。
私も　涙もろいほうですけれど　自分のことで泣く事は
あまり無いのに
映画や小説で　とことん　泣かされてしまいます。
先日　「送りびと」という　映画のDVDを見ましたら
大笑いの後　大泣きしている　自分がいました。
フィクションの世界に　いつのまにか　誘われ
感動していた私です。
自分は　どんな試練でも　決して　落ち込むことなく
泣く事も泣く　常に　能天気なので
芸大の学生時代　先生に怒られて泣く人が　沢山居たり
あげくに　音楽を辞めてしまう人も数多でした。
私ときたら　いつも　ニコニコしているものですから
とうとう　先生も　怒らなくなってしまいました。
そして　もう　芸大の先生も亡くなり
だんだん　音楽を厳しく　教えてもらえる機会も減り
今は　自分が　自分の先生です。
明後日15日は　三越劇場で　ポピュラーの祭典
新装して杮落としだそうですので　私は今回
キャルテットの　伴奏アレンジに　力を入れました。
近藤　正春さんに　素晴らしい「パダンパダン」
「シャンゼリゼ」の譜面製作をお願いして
パリの香りする　シャンソンを　披露したいです。
シャンソン好きが増えるように　良い演奏をし続けたいです。