シャンソン歌手

シャンソンの好きな方 ようこそ !

シャンソン歌手 長坂 玲 リリ レイ東京シャンソンアカデミー

2008年11月09日 18時30分44秒 | Weblog
東京シャンソンアカデミー生徒達が 日本シヤンソン館でうたう10月25日

ホンモノのシャンソンを学びたい人 練習する人の為に
私は 真剣に色々な方々に シャンソンや発声を教えています。
母も妹も英語の教師という事もあるのか 教えるのが好きです。
20才代から 芸大受験生も含め本当に数多の生徒を
教え続け イタリア歌曲ドイツ歌曲 オペラ フランス歌曲
シャンソン 日本歌曲 全てを教え続け三十年以上経ちました。
大学院を出て コンセルバトワールのディプロマを得て
音楽大学の声楽家の先生になる話もありました。実は
某地方大学の教育学部音楽科の 就職話もあつたり
高校教員免許も もっっているのですけれど
権威主義とか 受験の為に教えたりするのが 性分に合いません。
音楽って 苦しいけれど楽しいもので 地道に長く続けて
初めて「継続は力」になるものだと思うのです。
コンクールで一位になっても 音楽家として ずっと勉強し続け
自分の生き方 性格を見つめ続けないと
良い音楽を発する 演奏家には なれないのだから
自分も 生徒も 同じ目線で 音楽の神様が微笑んでくれるような
演奏を目指したいのです。ずっと 自分もアマチュアのように
初心で 学び続けたいし 地道に稼いだお金は 自分の芸のため
学ぶ練習費用に使いたいので 派手に見える舞台姿とは
裏腹で 贅沢は嫌いです。
最近は プロになりたいといいながら
あまり自分の勉強に投資しないで 基本の語学や 発声や姿勢
舞台姿 パントマイム ダンスなどを学ばないで ただ 人前で歌いたい
傾向があります。
舞台人になるとは 長い地道な 総合的な練習の繰り返しの連続
良い先生に 指導され 消去法のように 欠点を直してゆくだけです。
単純に声が良くて歌が上手いだけでは 独りよがり。
私は 生徒さんに 毎日4、5時間教えながらピアノを弾き
指の練習と 耳の練習。お店や外部でのコンサート出演で
本番の練習。家でフランス語の練習。パリは自己投資。
本場のお客様の反応と手ごたえで 又 勉強の課題を見つけ
初心にもどるよう 心がけ 慢心しないように
パリの凄い芸術性に 打ち砕かれて 帰国します。そして
再び 挫折 試練 挑戦。
あっという間に 音楽づけの一年が過ぎます。最近
東京シャンソンアカデミーの生徒さんたちは プロ顔負けに
芸術的なパリで通用するフランス語のシャンソンを歌えるように
なってきました。
渋川の日本シャンソン館で 七人の生徒さんたちとフランス語のシャンソンの
コンサートをさせていただきました。芦野宏先生に
的確な批評とアドヴァイスを受けた七人はそれぞれ
歌手とは別の職業人ですけれど
プロより上手い 才能ありと思われるほどでした。
才能とは 「真面目に学び継続できる人」という意味だと 私も思います。