私の日帰り散策

写真でつづる山歩き、ドライブなどの日誌です。
最近は ギャラリー巡りをしています。

大徳山 だいとくさん 556m

2011-04-29 17:30:42 | 山歩き
 4月29日(金)  天気:晴れ・曇り 下山後 晴れ    地図:関宮(南西)+八鹿(西部)

 きょうは 養父市の山に ふたつ 登りました。 大屋町の夏梅(なつめ)711mと 八鹿町の大徳山556
mです。 二等三角点をめぐる旅も いよいよ 但馬に突入。 遠いので ダブルプレーを 狙わないと・・・。
 夏梅(山名不知)は 山頂近くまで 車で行けます。 大徳山は やまあそさんのレポを 参考に 満福寺
から 峠を経て 北尾根を登りました。 これで 二等三角点は 77点踏破、 残りは 21点となりました。

 6:40 出発。 たつの、新宮を抜け 山崎に入り 国道29号線に乗り さらに北へ走り 7:41 安積
橋で右折して 国道を離れ 県道6号線に入ります。 さらに北へ走り 三方町で 国道429号線に合流し
少し先で 国道と別れ また県道6号線に入ります。 まず 大屋町の二等三角点:夏梅へ向かいます。


 冨土野トンネルを抜け 養父市に入り カーブの多い坂を下り 途中 明延で 寄り道をして さらに
下ります。 大屋町由良で 左折して 由良橋を渡り 由良セカンドハウス村の標識を見て 林道に入
り 坂道を登ります。 この林道は 農地開発用道路? 思ったより 道幅が広く 走りやすい。
 また 見晴らしも良く 登るにつれて 南に御祓山が見えてきます。 御祓山が 間違っていなければ
その後方の山は 大杉山~須留ヶ峰でしょう。 同定できませんが 南西方向には 一宮町の1000
m峰が見えている筈です。



 「点の記」を見て 上の林道に出て 東へ廻り 山頂の東から 登るつもりでしたが 間違えて 少し手
前の道に 入ってしまいました。 二等:夏梅は 山頂に 大きな電波塔があるので 管理道がある筈で
す。 この道の終点は 壊れかけたビニールハウスが並ぶ 農園?でした。 山の上に 電波塔が見え
ています。 9:11 この農園に 勝手に 駐車させてもらいました。 お断りしようと思いましたが 誰も
居ないので・・・。 下の県道6号から 林道を 7.2km登り、 家から 88.4km走りました。


 何も持たず 適当に 山へ取り付きました。 道はありませんが なぜか テープがあり 目印になっ
ています。 なだらか登った先に 大きな電波塔があり フェンスに沿って 左から廻ると 管理道に出
て 奥に ピークがあり アセビを掻き分け 50mほど進むと 山頂でした。 予想通り 簡単でした。


 開けた平坦地に 二等三角点:夏梅がありました。 三角点の奥にも 鉄塔が見えています。 山頂
から 北が見え 大きな山は 妙見山でしょうか? 林道に降りると まばらに雪が残る山が 見えまし
たが 氷ノ山? わ~さんの御祓山のレポに 氷ノ山が見えたと ありますから たぶん間違いないで
しょう。 登ってきた方向に降り 9:33 車に戻り 直ぐ車を出し 坂道を下ります。 


 由良橋を渡り 左折して 県道6号線を 東へ向かいます。 次は 八鹿町の大徳山です。 県道6号
線を東へ行くと 左近山辺りから 左に見える大きな山が 大徳山でしょう。 やまあそさんのレポに
あった満福寺から登るつもりなので 広谷から満福寺へ。 ところが 県道に満福寺の道標がありま
すが 道が分かり難い・・。 満福寺への参道道へ入れば 一本道。 細い林道を登り 満福寺・仁
王門の前に出ました。 由良橋から19.5km、10:17 仁王門前の芝生広場に 駐車。
 山から降りて よく見ると 広場は 鹿のフンだらけでした。 満福寺は 山の中腹にある うっそうと
した新緑の静寂に包まれた立派なお寺です。 降りてから お参りするとして 10:22 スタート。



 「点の記」では 北の米里(めいり)から林道をつめ 登るようになっていますが 道がはっきりし
ないようなので やまあそルートで 満福寺から 北の峠(ひとえ坂?)から北尾根を 登ることにし
ました。 林道が右にカーブするところから 破線の道を進みます。 ここには 霊園の看板があ
ります。 破線の山道を進むと 少し先で 林道に合流し コンクリート舗装の林道を 歩きます。


 10:40 林道がカーブする峠に出ました。 ひとえ坂と言うのでしょうか? 林道は 北へ下ってい
て 北が開け 山並みが見えます。 峠のお地蔵さんは 一段高い 分かり難い所に ありました。
道標には 何と書いてあるのでしょう? 右は 読めますが・・。 西に道があり 山へ取り付きます。 


 なだらかで 歩き易い ピンクのミツバツツジが 点在するの松並木でしたが 徐々に傾斜がき
つくなり ネットが現れて ネットに沿った急な登りになります。 倒木は 大したことはありません。
 天気予報は良かった筈ですが 空が暗くなり 冷たい風が吹いてきました。 雨が降るかも・・。
急な登りで しんどいので 涼しいのは ありがたい・・。



 登るにつれて 右に景色が見えてきて 北の山が見渡せます。 北の形のいい山は 408m峰
で その右奥は 須留岐山? 景色を見ながら ゆっくり登り 11:26 林道に出ました。 右から
上がってきた林道が 左へ折り返すヘアピンカーブのコーナーで 左へ進みます。


 林道を100mほど進むと 尾根道が現れて 林道と離れ 山へ取り付きます。 ここから山
頂までの登りが また きつい! 2.5万の地図で 5mmの間に 等高線が 7本あります。
 踏み固められた道はなく 土が崩れ よく滑ります。 この急登と格闘中 後方からサイレン
が聞こえてきました。 11時半か・・。 休み休み登り 11:42 大徳山に登りました。



 狭い平坦地は 大木に覆われ 薄暗くなっています。 きょう 二つ目の二等三角点:広谷を ゲ
ット。 三角点の脇には 広谷小学校の”親子のつどい登山記念”の石版が 埋められています。
かなり重いと思いますが どのようにして運んだのでしょう? 横には ”左近山区 生涯教育登
山記念 1995.4.5”の碑もあります。
 ところで 三角点の住所は 大字左近山字仙源寺79 となっていますが それなら 点名も 左
近山 とすればいいのに・・・。 広谷小学校の子供たちも 登っていますが・・・。



 南尾根を歩いてみましょう。 なだらかで 歩きやすい尾根ですが いまだ 新緑には 至らず おま
けに 雨が降りそうな 暗い雰囲気でした。 尾根を少し戻り 植林の斜面を西に降り 林道へ飛び
降りました。 この林道は 西北西の尾根を巻いて 東へ延びているので これを歩いて 山頂の
北へ廻ります。
 が まず この林道の偵察のため 南へ歩いてみました。 林道は 南尾根の先が 終点。 下に
平坦地があり 降りてみました。 ここが 寺跡でしょうか? やまあそさんの地図では もっと西?
 必死?に 瓦のかけらを 探しますが・・・。 探しながら 西へ進むと 大岩がありました。
この岩が・・。 今は 木が茂り 下界の左近山から 望遠鏡で見ても 岩は 見えないでしょう。
 岩の下に ミツバツツジが咲き 木々を透かして 下の集落は 見えます。



 尾根に沿って 林道を 西へ歩きましたが 左近山へ降りる道は 分かりませんでした・・。 この西
尾根の斜面は アセビのジャングルで 白い花が びっしり付いていました。 西尾根の先端を巻い
た辺りで まばらな木の間から 周囲の山を見ることが出来ます。 林道を 北へ回ると 絶好の展
望台になっています。 西?に 見える平らな山は 瀞川山? 平らな山は 瀞川山しか知りません。



 但馬の山には なじみがないので 見える山が さっぱり分かりません。 でも 景色が見えないとこ
ろを歩くより 見晴らしがある方が 気持ちがいい。 林道は 倒木もあり 土砂が崩れ ネットの支
柱も倒れ 車も通れず せっかく造った林道も 役に立ちません。 まあ 歩くことは 出来ますが 歩
く人は いない? この林道が 登ってきた北尾根に出るか どうか すこし不安でしたが・・・。

 TAJIさんの「兵庫の山めぐり」を見ると 下左の写真の左の尖った山は 知見のとんがり山590m
で 右奥にかすむ なだらかな山は 大岡山だそうです。 下中の写真の右奥の山は 須留岐山です。
知見のとんがり山へ登った時 エビネが咲いているのを見つけ 嬉しかったのを 思い出しました。



 12:40 林道出合に戻り 雑木尾根に入り 急斜を下ります。 尾根の下りは うっかりすると
ルートを外すので 注意が必要です。 概ね 右のネット沿いに降りれば 間違いない・・。
 景色を見ながら 滑らないよう慎重に降ります。 天気は 少し回復し 空が明るくなってきまし
た。 景色も 多少 はっきり 見えるようになったようです。


 急斜を下り終え 傾斜が緩み 歩きやすくなると ほっとします。 13:16 峠に降りて
林道を下ります。 右に 大徳山の頂を見ながら 霊園の横を通り 13:30 車に戻り
ました。 車で弁当を食べてから 満福寺に お参りしました。 


 仁王門の仁王さんも立派ですが ガラス張りのため 光が反射して 写真は撮り難い。 仁王
門を潜り 滑りそうな苔の付いた石段を上がり 落ちた椿の花を踏みながら 石段を上がります。
 右に 鐘楼、正面に 本堂があります。 新宮山・満福寺は 聖武天皇の天平年間に 行基菩薩
によって 開基され 本尊は 自ら刻んだと 伝えられる等身大の千手観世音菩薩。


 盛時には 七堂伽藍一九坊があったが 天正年間 豊臣秀吉の山陰攻めの際 伽藍は ほとん
ど焼失した。 天平以来 幾多の興亡を繰り返すも 但馬高野として 法灯連綿として 今日に至
っている・・・。 本堂の唐破風も 軒の彫り物(鳳、天女?、龍)も たいへん立派です。
 周辺には 新緑に染まるモミジの木が たくさんあるので 紅葉の頃も見物でしょう。 一見の
価値のあるお寺でした。


 14:10 帰路につき 播但道で 帰ります。 下の県道に降りて 浅野橋を渡り 南へ下ると
後方に 大徳山が 雄大です。 走りやすい県道70号線を 南下。 14:41 朝来ICから 播但
道に入ります。 残念なことに 朝来IC入口で 車の距離計を 確認するのを忘れたので ここ
までの距離は 不明です。
 後は 播但道をひた走り 15:15 花田ICを出て 姫路バイパスに廻り 15:39 家に帰っ
てきました。 播但道は 社会実験により 300円割引。 朝来ICは ETCは 不可。


 本日の走行距離は 往路:夏梅まで 88.4km 満福寺まで 19.5km 復路:94.5kmで
計:202.4kmでした。

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