私の日帰り散策

写真でつづる山歩き、ドライブなどの日誌です。
最近は ギャラリー巡りをしています。

アーツ&クラフツ商会 「九谷焼」

2016-09-19 14:58:01 | 日記
 9月20日(火)   天気:雨 のち 曇り   室温:25.1℃

 9月19日(月) 夜11時から BS朝日で ”アーツ&クラフツ商会” 「九谷焼」 が放送されました。
九谷焼は 奥が深い焼き物です。 北大路魯山人は ”全く 九谷焼は 恐ろしく芸術的だ。  男性的であり
豪快であり 誰も 亦頗る雅でありして 世界中焼き物の前で 断然 優越を感ずるものである。”


BS朝日の番組内容のよると
 古き良き時代の熟練職人による “ものづくり” に フォーカスを当て、今と和えるライフスタイルを 提案する番組
第43回目は、「九谷焼」 の世界へ ご案内します。 色合いが明るく、華美なイメージがありますが、現代では 白を
活かした シンプルなものも 生み出されています。

 九谷焼の歴史は、長年 加賀の支藩だった 大聖寺藩 初代藩主、前田利治は 領内の九谷の金山で 陶石が 発見されたことに
着目し、領内の九谷村に 窯を開いたことが 始まりと考えられてきましたが、九谷より 早くに、有田でも 同様の色絵磁器が
作られていたと思われる陶片が 出土したことから 有田でも 同様の色絵磁器が作られていたことが判明しています。

 そのため 今日では 「古九谷様式」 と 便宜的に呼ばれています。 古九谷の絵付けには 2種類あり、黄色、緑、紺青、
紫、赤の誤植を活用した 「五彩手」 と 緑と黄色で 素地全体を 豪快に塗りつぶし 濃厚な彩色を施す 「青手」 が
ります。 しかし それらは わずか50年余で 突如、消滅。 その後 江戸時代中期 「再興九谷」 と呼ばれる
それぞれの窯元の特徴を 活かした作風が 生まれ 明治時代になると 欧米に盛んに輸出され 「ジャパン・クタニ」 として
世界に 名を馳せていくのです。
 世界的にも 名をとどろかせている 九谷焼で 今回つくる 番組オリジナルアイテムは 癒しの空間に置きたい、ホッとする
アイテム。  九谷焼の特徴を 活かしたモダンなアイテムです。

 九谷焼の職人技にせまるため 明治12年創業の窯元を訪れます。 ここでは 各工程を分業制にして 卓越した
技を磨いています。 お椀のような丸い形のものは ろくろで成形しますが ひょうたん形の徳利は 型で 鋳込み
成形します。 型に 泥状の土を流し込むと 土は 外側から固まります。 厚さが 3mmくらいになったころを
見計らい 残った土を捨てます。 半日経ってから 型を外し さらに ムロで 半日 乾燥。 カンナえで 削り 形を
整える。


 750度で 素焼きして 下絵付け。 けがき線を引き 濃さの違う ”呉須” を 丁寧に 塗り分ける。 表面に
ガラス質の釉薬を掛けて 生地が乾いたら 2度目の絵付け。 ガス窯で 1250度で 12時間かけて 焼く。
 最後の絵付けは 和絵の具を 置いていく。 800~1000度で 焼くと 完成。 


 最近 九谷焼にも ニュークラフトが 誕生。 盃の中に 猫がいて 酒を注ぐと 猫が お湯に浸かっているよう。

 今回 デザイナーさんに お願いして 完成したのが ”アロマポット”。 下の筒は 透かし彫りで アロマの
香りが広がり 上の皿に アロマオイルを入れておくと 熱で アロマが発散し 部屋に漂う。  皿の文様は
サザンカ。 透かし彫りの文様は 木瓜文。


 。。。。。  。。。  。。。。。。。  。。。  。。。。。。。  。。。  。。。。。。。  。。。  。。。。。。。  。。。  。。。。。。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ギャラリー結で 木の器展 | トップ | エルミタージュで ちりめん細... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事