私の日帰り散策

写真でつづる山歩き、ドライブなどの日誌です。
最近は ギャラリー巡りをしています。

イッピン 会津本郷焼

2015-08-08 21:34:52 | 日記
 8月10日(月)  天気:晴れ のち 曇り・にわか雨  室温:33.4℃

 7月28日 NHK BSプレミアムで ”イッピン 暮らしを彩るみちのくの器 ~福島 会津本郷焼~”
が放送されました。 いま 400年の歴史を持つ 焼き物の里から 彩り豊かな器が 続々誕生!
 縦のラインが入っていることで すごく立体感がある、魅力的な器が ひそかに人気を集めている。


番組案内には
 会津本郷焼は、400年の歴史を持つ、東北屈指の焼き物。 素朴で 力強い 生活雑器を 作ってきたが
近年では 美しい色合いのカフェボウルや 流れるような青の模様が 神秘的な湯飲み茶わんなど
斬新な器を生み出し人気を博している。 一方で 郷土料理を作るためのたくましい伝統の器も 健在。
 その優れた造形性により 万国博覧会のグランプリを 受賞したこともある イッピン。
知られざる焼き物の里を 女優・芦名 星が リサーチする。

 14の窯元が 操業中で 300種類もの器つ作る焼物の里を 訪れます。 ”しのぎ”と呼ばれる
縦のラインを持つ器を作る工房へ。 若い女性陶芸家が カンナで 細い溝を削る・・。 どうしたら
きれいな溝ができるのか。 カンナを動かさないで 小指を起点にして 器を上に動かす。 まっすぐ
上から下へ。 下に細く・・。

 素焼のあと 飴色の釉薬を掛けて 焼く。 焼きあがると 釉薬が溶けて 溝に流れて 濃淡が
生まれる。 濃淡は 微妙に異なり 同じにはなりません。 これが伝統の色です。
 今 新たな色が 50通りもあり 理想の色を探っています。


 陶祖廟には 本郷焼の伝統を築いた 陶祖・水野源左衛門が 祀られています。

 次は 会津の暮らしを支えてきた 伝統の器・ニシン鉢。 ニシン鉢は まず 粘土で 直方体を
作り 粘土の脇に 板を置き 板に沿って 糸を引き 粘土を板状に切る。 板状に切断された粘
土は 上側が 少し薄く テーパ状になっています。 これは 鉢を軽くするためです。
 天日乾燥して 板を組み立てる。 鉢は 外に そるようになっています。 鉢を板で叩いて 引
き締めます。 乾いたら 白い釉薬を掛けて 半乾きのとき 立てると 釉薬が垂れる。 焼くと
高温で 釉薬が溶けて流れる。 微妙な温度管理で 色を調整。



 ニシン鉢は ニシンの大きさに合わせた大きさになっています。
ニシン鉢は 1958年 ブリュッセル万博で グランプリを獲得しました。

 神秘の青、流れる模様の秘密は・・。 14の窯元が競う 流れる模様は・・。
本郷焼の大きな柱は 電線の絶縁碍子でしたが ある時期 生産が落ち込み・・。
この技術を使って 器づくりを。 碍子は 磁石を使い 高温で焼く 磁器なのです。


 流れる釉薬を 二度掛けすることにより 流れる模様を作ります。 一度目は コバルトを含んだ
青い釉薬を掛け 二度目は 石灰を含んだ 白い釉薬を掛けます。 これを焼くと 熱で 釉薬が
溶けて混ざります。 1250度で 24時間焼くと 透明感のある きれいな青になります。
手作りの良さを 出しているので 窯から出して 初めて完成。
 個性的な器で 未来を拓きたい・・。 クオリティの高いものを作りたい・・。  

 2013年5月 江戸中期の登り窯(宗像窯)を 修復後 初めて火入れ。


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コメント
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