私の日帰り散策

写真でつづる山歩き、ドライブなどの日誌です。
最近は ギャラリー巡りをしています。

仏像の祈り9

2011-09-09 20:17:29 | 日記
 9月 9日(金)  天気:晴れ   室温:32.2℃

 今晩のBS8 『日本人こころの巡礼~仏像の祈り~』 第10話は 「法隆寺の仏たち」 で 法隆寺の
救世(くせ)観音、百済観音、阿弥陀三尊、釈迦三尊 です。

*法隆寺は 聖徳太子が創建したお寺で 太子ゆかりの仏像が多くあります。 国宝・救世観音は 厨子に
安置された秘仏で 年二回しか見ることができません。 180cmほどの木造の像は 聖徳太子を写した
仏像と言われています。 救世とは 悩む人を救うという意味です。 長い間 白い布で巻かれ 見ることが
できませんでしたが 明治になり フェノロサが 白い布を取り 今でも 金色の光を 放っています。



*国宝・百済観音像は 大宝蔵院の百済観音堂に祀られています。 2mを越える すらりとした姿は 飛
鳥時代の特徴を表わしています。 面長な顔に かすかに笑みを浮かべています。 右手を差し伸べる与
願印、左手には 八功徳水が入った 水瓶(すいびょう)を持っています。 やさしい顔に安心感があり 今
でも 微笑み続けています。 竹で 支えられた光背には 蓮の花が 彫られています。 五角形の台座は 中
国でも珍しいそうです。 宝冠に 化仏があることから 百済で造られたとも考えられ 百済観音と呼ばれて
います。


*大宝蔵院には 数々の仏像が納められてます。 国宝・阿弥陀三尊は 厨子に納められています。 水
中から 立ち上がる蓮の花の上に 阿弥陀如来像があり 極楽浄土へ導いてくれる仏です。 光背は 透か
し彫りです。 右に 勢至菩薩像があり 智慧を持って補佐します。 左に 観音菩薩像があります。 これ
は 極楽浄土の光景で この仏像を見た人びとの 心のよりどころとなったことでしょう。




*飛鳥時代 聖徳太子が 築いた金堂は ギリシャ神殿を思わせる建物で エンタシス?の柱があります。
金堂には 聖徳太子ゆかりの仏像が 多く祀られ 持国天、毘沙門天、薬師如来が並び 釈迦三尊も 金
堂に 祀られています。 中央の釈迦如来像は 日本に 仏教が 伝わったとき 最初に 造られた仏像で
釈迦の姿を写したと 言われています。



 面長の顔に アーモンド形の眼で 頭は 螺髪、右手は 施無畏印、左手は 与願印で 衣は 台座を覆っ
ています。 光背には 過去七仏が 彫られています。 上には 天蓋と言われる日除けが吊るされ 天女や
鳳凰が舞っています。 脇侍は 右に 薬王菩薩 左に 薬上菩薩を従えていますが 二人は 兄弟で 薬王
菩薩が 兄だそうです。   ・・・・・・聖徳太子の願いを 今に伝えています。




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コメント
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