島の医者になって、た頃もあった

70代男の日記風ブログです。新連載「京都へ、京都から」も始めました。

奈留島百人一首55

2013-10-23 | 奈留島百人一首
 
 55. 滝の音は 絶えて久しく なりぬれど
            名こそ流れて なほ聞こえけれ

                            大納言公任(ダイナゴンキントウ)(966~1041)
 第52代嵯峨天皇は離宮であった大覚寺に滝を作って、楽しんでいたそうです。
 「その滝の音は200年後の今や聞こえなくなっていますが、その評判だけは残っています。」と詠った公任は、関白藤原頼忠の子で、政治的にも件p的にもプライドがかなり高かったようですので、嫌な奴だったかもしれません。
 
 55. 鳴神の音は 絶えて久しく なりぬれど
             名こそ続いて 今も島の名

                 の音は・絶えて久しく・なりぬれど・名こそ・て  20字 同じ
 奈留島の南端の岬は鳴神鼻と言い、そこには海蝕による大きな洞窟があったため、打ち寄せる波の音がドーンドーンと一里四方にまで響いていたそうです。
 これ故にこの島は鳴島と言われていましたが、700年ごろに好字二字に統一する詔により、鳴→奈留となったそうです。
 その海蝕洞も最近は上部の崩落があって、以前のような大きい音は出なくなりました。
 
 奈留神社の祭神コノハナサクヤヒメは、古事記の話とは違って、笠沙からこの鳴神鼻に漂着して子供を産み、育てている時に過って海に落ち流されて、奈留神社下の海岸に死体となって漂着したと、奈留島では伝えられています。
したがって秋の奈留神社の例大祭では、大漁旗で飾られた御輿を乗せた船団が鳴神鼻の洞窟までパレードをして、御神酒(オミキ)と祝詞(ノリト)をあげて帰ってくる行事があります。
   奈留島の名前の由来を上手に伝えた良い替え歌になりました。

      返事
福山市さん14日分:今コメントを見つけました。
     「あみん」は再結成しているのですね。
喜珍さん:特派員の家内まかせで、今年の実物を見ていませんが、
     写真で見る限り、やっぱり高いですね。
喜珍さん2:車のことを考えていませんでした。
    旧奈留小グランドでは車が混みすぎますかね。
花水木さん:今回の貼り付けからは、クレソン畑に入れましたね。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする