島の医者になって、た頃もあった

70代男の日記風ブログです。新連載「京都へ、京都から」も始めました。

かんころ棚

2015-01-30 | 富江
 
 五島の名物の一つかんころ餅、輪切りにしたさつま芋をゆでた後に乾燥、粉にして餅とした物です。
 乾燥さすために干す場所を、かんころ棚と言います。
奈留島ではあまり見かけませんでしたが、福江島ではあちらこちらにかんころ棚を見ることが出来ます。
 富江にも、大きなかんころ棚がありますし、古い石造りの立派なかんころ棚も見られます。
 12月頃にたくさん干されるというので、見に行くと、干してあるのは芋ではなく、大根でした。
五島の土は大根に向いているそうで、五島の大根は美味いと聞きました。
 

 看護婦さんや患者さんにいろいろ尋ねましたが、大根の切り方は色々あるようで、ここのは細く切られていました。
自宅用には短冊状に切って、仏事のお煮しめにするようで、この味が忘れられないという人もいました。
 長崎県では切った大根を一回ゆでた後干す、ゆで干し大根の方が主流のようで、こうすると味が濃くなって美味しく、又すぐ水で戻せるので料理が楽、と言う人もいます。
 しかしながら、切り干し大根とゆで干し大根の明らかな優劣は、はっきりわかりませんでした。
 
 横の棚の大根は黄色くなっていました、干してるとだんだん黄色く縮れてくるようですが、日光よりも風が一番大事なようです。
 私は椎茸・かんぴょう・高野豆腐などの乾物大好き人間ですが、切り干し大根を食べる習慣がなかったのか、それほど好きではありません。
皆さんは、五島のゆで干し大根(大根にしては結構いい値)、見つけたら買ってください、美味しいですよ。

      返事
花水木さん:餅まきは集客力ありますね。
和みさん:ええっ!写真にも映ってるって!?
     右の牛が和みさんで、左がお友達ですか?そんなはずないですよね。
     では、右から3番目の雀が和みさん?
     もしかして、四つ角に一人ぼけっと立っていた私に、「駐車場ありますか?」と聞いた、
     あの若い?二人組の女性?のどちらか???
和さん:和みさんどこなんですかね?
     牛か雀でなければ、後ろ姿だけですかね?
大雪男さん:年取ると、もうのんびりが一番合ってるような気がします。
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吉田の綱引き

2015-01-25 | 富江
 
 富江から福江に行く途中、毎週木曜日奈留島出張時にも通る道路沿いに、吉田があります。
ここで毎年綱引き行事が行われています。
 市の広報では、1月18日(日)午後15時30分~となっていたので、車が混んで動けなくなったり、通行止めになると困ると、遠くに車を置いておき2時半には到着。
だが、綱引きの案内看板のあるこの四つ角は、幟がたっているだけで、誰も居なく静かでした。
 
 山祇神社の幟とこの縄の結界に沿って少し離れた農道を行くと、綱引きはどうもこの小さな丘にある山祇神社のお祭りのようです。
神主さん一行が神社から降りてきたのに遭遇、神事は終わったようでした。
 
 丘の上の神社本殿はコンクリートでしたが、傍の祠と一対の牛の石像にはおもむきがありました。
縄の輪とわらじが納められていましたが、農業の神様なのですかね?
 
 再び綱引き場所らしき四つ角に戻ってきたのが3時過ぎ。
神主さん一同はどこに行ったのか見えませんし、この周囲にはまだ誰も集まって来ていません。
集まってるのは雀だけ。
 
 脇道に綱引きの綱らしきもの発見。
昔は150m、今は50mぐらいと、案内看板には書いてありましたが、歩測すると50mはなさそう。
私の想定よりも短く、奈留島の綱引き選手権の綱よりも短そうです。
しかし、太さは一抱えもあって、これは想定外の太さでした。
 交通も止めて道をはさんで、長い綱を引きあうと思っていた私の予想も外れました。
しかもこの綱は今朝作られたそうです。
 まだまだ誰も集まってこないので、もう一度車まで戻り、すぐ近くの道端まで車を移動させる余裕もあり、この辺が五島の祭りのゆる~いところです。
 
 3時半過ぎ、太鼓の音でぼちぼち村の人が集まってきました。
4時前、本当に短い挨拶の後は、やっぱり餅まきがありました。
一番後ろで遠慮気にいましたが、すべってきた餅1個は取れました。
もうちょっと頑張ったら、5個ぐらいはこの写真の位置でも取れると思います。
 
 神主さんが綱の中央にご幣をたててお祓い後、特に組み分けもせず、それほどはっきりした合図もなく、綱引きは始まりましたが、始まった途端目の前で、なんと綱が切れてしまいました。

 この綱引き、雄綱と雌綱を1本の綱に繋ぎあわせて、子孫繁栄と豊作を祈願して行われるのに、切れてしまうなんて!
なんか凶事が起こりそう! 今年は凶作か吉田の村に離婚が増えるとか、恐ろしいことが起こるかと心配したのは私だけか、村の人はあっけらかんと、又綱を応急処置で繋ぎあわせ、綱引き再開。
でもなんとなく間延びして、どちらが勝ったのか負けたのかわからないうちにダラダラと終了。
 
 終了と共に綱は中央二ヶ所で切断されますが、特に立派な由緒正しい刀が出てくるわけでなく、折りたたみの小さなのこぎりで、苦労しながらワイワイ言いながら切り出されました。
 終わったらどうせ切る綱なので、途中で切れたってなんの凶事も怒らないわけで、ちょっと安心しました。
 
 切られた綱の中央部は担がれて、又神社に奉納されるため去って行きました。
警察が交通整理するわけでもなく、淡々とそれほど形式ばらず、儀式ばらず、綱引き祭りは終わりました。
 このゆる~い感じは、同じ日に行われている、もう少し有名なヘトマトと一緒ですね。
 う~ん、この感じ、伝統の祭りといったら、なんか力んでいる人ばかりをTVなどで見ますが、五島流のゆる~い感じの方が良いですね。

  *今日も当直、綱の予想は外れましたが、競馬の予想は大当たり。
   =AJCC=ゴールドシップを含む4頭ボックスで、あとの3頭がうまく入ってくれて、
   1万ちょっとの馬連と2万ちょっとの3連複を獲って、疲れは吹っ飛んでいます。
 S君;上手でしょう! 乗り変りもあってあきらめムードだったのですが、競馬は運ですね!


        返事
和みさん:田尾海岸からの浮島写真が長崎新聞に載っていたぐらいなので、
      田尾の浮島は有名だったのですね。
     奈留島でも見ていたような気がしてはいますが。
花水木さん:南紀旅行で浮島に乗ったような気がしますし、
     京都の家の近所の深泥池の浮島も有名だったような?
    沼津の浮島地区は、これが水底まで届いた所なんですかね。
和さん:黄島はもう一度行きたいのですが、
     船が揺れますので・・・。
    ロフトは暑いです!
大雪男さん:多感な少年時代、父が尿瓶をもって寝室から出てくる姿は、
     あまり好きでなかったので、尿瓶には抵抗あります。

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浮島現象

2015-01-21 | 富江
 
 冬の日、田尾の海岸から富江湾を眺めると、沖にある(たぶん黄島・赤島になるのか)島が水面から浮かんで見えます。
 浮島現象:海水温度が高く、水上の気温が低いと起こる現象。
蜃気楼の一種なのですが、では蜃気楼の定義はどうかと言われると、きっちり説明はようしません。
 
 まあなんせ、黄島と赤島が浮いていました。


      返事
花水木さん:私たちも島と京都に、別々に暮らすことが増えていますが、
     別々の生活を、私より家内の方が楽しんでいるのが、口惜しいです・
    京都の家は夏暑く冬寒いうえに、ロフトが寝室なので(設計した時は夜中にトイレはまだ行かなかった)、
     夜中のトイレが増えた今、夜中の階段上り下りもつらいと思います。
大雪男さん:50年続いている趣味はばくちだけと言うのも・・・。
和さん:瀬戸内の温暖な島も魅力ありますが、
      私が五島に来たのは本当に偶然です。
     まあどこでも素晴らしいと思ってしまうのが私の生き方、
      「人生の楽園」ではなく、「人生を楽園に」にしたいです。
     
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麻雀新年会

2015-01-16 | 京都
 
 フークと家内を富江に置いてまでも京都に帰る理由は、1月3日恒例の新年会の為です。
麻雀仲間の心優しき人々が、いつも麻雀で苦労を鰍ッている奥さんや子供たちの慰労のためと始めた、正月恒例麻雀協会新年会。
 1976年(昭和51年)の第1回から、今年は節目の40回目、私はおかげさまで一回も欠かさず出席です。
今年は大雪の中、初めて同じ場所で開催の、桂小五郎の愛人幾松で有名な料亭「幾松」です。
 
 参加者は麻雀する10数名の正会員と、その夫人と子供の準会員です。
最初の頃は「順正」「左阿弥」「菊水」などの老舗料亭で、夫人や子供の出席も多かったですが、子供たちは大きくなり、慰労すべき奥様達も愛想が尽きたか、今年は女性は夫人二人と、私の娘の3人だけでした。
 
 40年間、どの夫婦も別れることなく、麻雀も新年会も続いてきたのは、立派なものです。
 新年会の後の、これまた恒例の麻雀大会、今年はもひとつ勝ち運から見放されていました。

     返事
花水木さん:左目白内障なので、対向車のライトまぶしいです。
    今は都会が本当に便利なのか、疑問もわいています。
    福江島ぐらいなら、都会より便利な気もします。
大雪男さん:京都の我が家は、設計を大まか私がして、
     材料費を安くしてもらって、建て替えた家なので、冬寒く夏暑いです。
    島でも夜にウオーキングしてる人多く、車でドキッとすることよくあります。
綾部のとしちゃん:私も、ごまかしてやる麻雀や、
     新しい映画や、美味しいスイーツには未練がありますよ。
和さん:太古のベッドは、写真左の共通階段で上の寝台に上がれるようになった、
      2段ベッドの部屋です。2000円。
     「人生の楽園」日曜の夕食を待ちながらよく観てますが、私には無理な生活ばかりです。
福山市さん:駅伝実物見学三昧の正月ですか!!!
     羨ましいような、そうでないような、寒いばかりで一瞬ですよね。
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京都往復

2015-01-11 | 富江
 
 正月2日夕方、家内とフークを富江に残して、娘と京都に帰りました。
 年末に見れなかった夕陽も、やっと機上の雲の上から見ることができました。
 若い時は飛行機が浮ュて嫌いでしたが、歳をとっていつ死んでも良いと思い出したのか、飛行機に対する恐武Sは減っています。
でも、若い時には浮ュなかった車の運転が、今はものすごく浮ュ感じる時があります。
 これは自分自身に自信を持てなくなったせいだと思います。
自分でやるより、人の運転に任せたほうが(たとえあんな鉄の塊が空に浮くはずがないと思っていても)、確かだと思い出したのでしょうね。
 
 家の前の地下鉄駅を降りたら、京都は61年ぶりの大雪(憶えていませんが産まれています)で真っ白、滑らないよう娘の誘導で、そっと歩いて帰りました。
 
 3日朝は快晴、家から見るいつもの大文字「妙」の字も、明るい雪景色でした。
それでも京都は、家の中にいても寒いですねえ。
 
 帰りは4日夕、京都駅新幹線上りホームは人であふれていました。
満員の新幹線が3分おきに入って来る時もあります。
まだホームに停まってるのに、横のホームに次の新幹線が入ってきます。
ャCント切り替え間違ったら追突です。
こんなダイヤで、しかも遅れてダイヤは乱れているのに、300㎞/時で走る新幹線が、3分毎に並んで線路を走ってるなんて、驚異的なことなんでしょうね。
 「JRや日本はすごい!」と、誉めたいところですが、こんなきつい仕事をしたり、こんな中で生活していたりすると、なんか人間おかしくなるのも不思議でないような気がします。
 
 博多からの「太古」で、5日朝福江島に到着。
新しい「太古」は揺れも少なく(たまたまでしょうが)、二段ベッドの寝台も少し高くなって、足元にはTVも付いていて、以前よりずっと快適で綺麗でしたし、そのうえ料金は安く、スピードは速くなっていました。
 奈留島よりはずっと都会の福江島で、都会生活に慣れてから京都に帰るのですが、まだまだ慣れませんし、帰る都会が幸せな場所なのか・・・・。

    返事 
大雪男さん:富江神社は、村の神社にしては結構立派ですよ。
花水木さん:最近のふりかけは、進歩してるようですね。
    懐かしいターシャさんの、せめてコメントをほしいのですが。
コメント (5)
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