98. 風そよぐ ならの小川の 夕暮は
みそぎぞ夏の しるしなりける
従二位家隆(ジュウニイイエタカ)(1158~1237)
「楢の葉に風がそよげば、この(ならの小川)夕暮はもう秋を思わせる涼しさですが、川のほとりで行われている六月ばらえ(ミナツキバラエ)は、まだ今は夏だというしるしですよ」
(ならの小川)は、私特有の思い込みで、奈良県にある小川と思っていたので、高校生の時のデートで上賀茂神社に行った時に、そこに流れている小川が(ならの小川)であることを文学部志望の彼女に言われて、少々慌てて体裁を取り繕ったことを思い出します。
家隆は定家と並ぶ新古今時代の代表歌人、97番定家・98番家隆と並べたのは、3番柿本人麻呂・4番山部赤人の二歌仙と対応するように、生意気にも並べたとも言われています。
98. 風そよぐ 奈留の祭りの 夕暮は
花火ぞ夏の しるしなりける
風そよぐ・な・の・の・夕暮は・ぞ・夏の・しるしなりける 24字 同じ
8月14日は奈留町の夏祭り、この頃はお盆の帰省客も多く、若者や見知らぬ人も増えて、奈留島もにぎやかになっていますし、手作り屋台や演撃ネどでそれなりに盛り上がる1日です。
今年は恒例のペーロン大会が中止と聞いてますので、やや気がかりですが。
夏祭りの最後を飾るのは、やっぱり花火!
まだまだ夏ですが、花火が終わるとなんとなく夏が終わったような気がして・・・。
花火は夏のしるしではなく、夏の終わりのしるしなのかもしれません。
返事
さんまさん:短い時間であわただしくてすみませんでした。
不動産関係にしては、優しそうな感じなので良かったです。
花水木さん:「こがれつつ」を「こげれつつ」と替えたのは、
なかなかと自画自賛していたのですが、すみません。
和みさん:写真も1月のことの話で、夏は五島でも牡蠣はありません、
季節外れの歌になって、すみません。
大雪男さん:山に入る大雪男さんは、船が苦手でもないですよね。
すみません、あと二つですので、お付き合いください。