＃954 小指の思い出

大昔に”小指の思い出”という名の歌謡曲がヒットしたことがあります。
”あなたが噛（か）んだ小指が痛～い♪”との曲を、昔の人は憶えていることでしょう。
世の中にはなんとも不思議な性向を持つ人が居るものだと、感心したものです。

先日、国会議員に小壜（こびん）に入れた小指を送りつけた人がいます。
自分で切り取った自分の小指だそうで、切る模様をDVDに収めてそれも同封するという念の入れようです。
送りつけられた国会議員は何かと物議を醸（かも）す人物で、ボクも好感を持っていません。
皇族が出席した行事で、皇族に「早く座れ」と野次を飛ばしたことに抗議しているようです。
ボクにとって皇族はどうでもいい存在ですが、野次を飛ばしたことを下品に思います。

国会議員も品位に欠けますが、小指を送った右翼とされる人の気が知れません。
第一、自ら自分の体の一部を損壊するなんて、すんごく罰当たりです。
他人のことだけど、小指といえ切り落とすのは大変痛かったことでしょう。
これほど皇室に思い入れの強い人が存在することに驚きです。
でも皇室にとって、ありがた迷惑な行為に違いありません。

・・・
あなたが噛んだだけで歌になるほど痛い小指なのに、切り取ってしまうのですからどれだけ痛かったかお見舞い申し上げます。
ただ、これだけマスコミに取り上げられたのですから、本人は大満足なのかも知れません。