アナーキー小池の反体制日記

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#4549 パレスチナとイスラエル

2023年11月01日 | 犯罪と防犯と審判

前々回、ボクは宗教に否定的な意見を記しました。なにせ世界で起きている紛争や戦争の原因の多くは宗教がらみなんです。妄想に過ぎない宗教により、ヒトは殺し合いを繰り返しているんです。

今回のテーマもモロに宗教事案です。

パレスチナとイスラエル、さかのぼれば2千年の歴史をもつ宗教戦争です。

そんな歴史を記し出したらキリがありませんから、今回は1点だけ思うところを記しましょう。

第2次大戦後、ヒトラーによるナチス・ドイツのユダヤ人大虐殺が知られることによって、ユダヤ人が切望する国を創ろうって気運がヨーロッパを中心に高まりました。ユダヤ人大虐殺はナチス・ドイツだけでなく、敵対していたヨーロッパの国々も加担していたことがあります。特にフランスなどはドイツから逃れてきたユダヤ人をまとめてドイツに帰す、なんてことまでしてたんです。

そんなことへの贖罪もあったんでしょう、フランス、イギリスを中心とするヨーロッパとアメリカが中心となり、ユダヤの国を創設することを決めました。その国の位置ですが、ユダヤの民はユダヤ教の聖地であるエルサレムを求めたのです。欧米はユダヤの民の意向を認め、エルサレムを有するパレスチナをイスラエルとして与えたのです。

ただ、パレスチナにはパレスチナ人が住んでいます。彼らを立ち退かして国土を確保しなければなりません。当然パレスチナ人は猛反発です。近隣のアラブ諸国も反発し、戦争状態になりました。今から70数年前です。

・・・

ボクはユダヤ人が受け続けてきた迫害を思うと、イスラエルの建国は喜ばしいことだと思っています。

ただ、イスラエルの建国場所はドイツとフランスの一部を割譲して設けるべきだったんではないか、と思っています。ユダヤ人に対するホロコーストを贖罪するのに絶好です。

いきなりパレスチナ人を立ち退かせるのは無茶すぎます。今のこのような状況をもたらせた要因は、パレスチナにイスラエルを持ってきたことに尽きます。

ユダヤ人がエルサレムに固執するのは理解しますがが、欧米各国は説得をしなければならなかったのです。

今のこのような状況は、当時だって容易に想像できたはずです。粘り強い説得を続ければ、ユダヤの民も説得に応じたんではないか、と思う次第です。

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