アナーキー小池の反体制日記

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#2230 石原への住民訴訟の行方は?

2017年02月23日 | 国内の話題
東京都の豊洲新市場の問題は、まだまだ収まるところを知りません。
当時の都知事だった石原慎太郎や、当時の都副知事や市場長などが身に降りかかる火の粉を振り払うべく、弁明を行っている様は醜いものがあります。
来月にでも百条委員会が行われるようですので、どんなことが聞けるのか興味深いのです。

以前にも記しましたが、問題の核心は東京ガスからの用地購入です。
購入時から疑念視されていて、東京都知事に対し購入費578億円の損害賠償を求める住民訴訟が起きているのです。
住民訴訟はこのマチでも起こされ、判決で賠償が確定したのだけど議会が賠償を求めない決定をして、滝川市議会史上に大きな汚点を残しました。
裁判で確定したことを覆すなんて、民主主義の根源を打ち壊す蛮行です。
ただ東京都は都として訴訟に相対する姿勢をとらないようなので、このマチのような無様なことにはならないでしょう。

東京ガスの汚染された用地を、なぜ生鮮品市場用地に決めたのか。
汚染土壌除去をなぜ東京都がしなければならなかったのか。
隣接する汚染されていない都有地を、なぜ区画整理の手法を用い東京ガスに譲ったのか。
豊洲全体の防潮堤を大地主の東ガスの負担なしで、なぜ東京都が100%施行したのか。
などなど、疑問はたくさんあります。

当時の会議録や打ち合わせメモなどが全く出てこない中での真相解明は難しいものがありますが、そのうちに関係者の誰かが資料をボロッと出してくるのではないか、と期待しています。

どちらにしても決定権者は都知事です。
石原慎太郎の責がないわけがありません。
石原は、そんなことは聞いていない!ってゴネるでしょうが、なにせ、週一回、それも午前11時から午後3時までしか登庁していなかったのですから、説明を聞くヒマもなかったのでしょう。

損害賠償請求額は土地購入費の578億円ですが、実際の損害額は数千億円になります。
ボクは東京都民でないので、とやかく言うべきでないのかもしれませんが・・・
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