アナーキー小池の反体制日記

世界中のひとが 仲良く助け合い ほほえみながら 平和に暮らしていくために (イマジン)

#1124 浦河 大黒座

2012年12月03日 | 教育・文化・芸術・スポーツ
先日テレビをぼんやり観ていたら、浦河町にある映画館の大黒座が出ていました。
NHKのローカル番組なんですが、1時間近くのおスペ番でした。

ボクは高校を浦河町に通いましたし、大黒座で映画を観たことが何度もあります。
何より、大黒座を経営している三上雅弘さんは同じクラスになったことはないけど、高校の同学年生です。
小柄で細身で静かな人だと記憶があるのですが、先日の番組では少しふっくらして、とってもいい顔をしていました。
名は雅弘さんだったと思うんだけど(自信がありません)、映画界の大御所だったマキノ雅弘から頂いたのでしょうか。

北海道の町村に常設の映画館は浦河町の大黒座だけです。
町村どころか小さな市だって、映画館が無くなっているのです。
ボクのいるこのマチだってとっくの昔に映画館が無くなり、映画サークルが月に一回の上映を行うにとどまっています。
大黒座は48席のミニシアターなんです。ご他聞にもれず経営は大変です。
クリーニング業を兼業しての経営だとのこと、映画に特別のこだわりを持っていなければ続けることなどできません。

三上さんは39歳の時、17歳年下の女性と結婚したそうです。
うらやましいったらないのですが、奥さんは熱心な映画ファンで大黒座のファンだったらしいのです。
彼は最良の伴侶を得たようです。
彼女の理解が無ければ、映画館の経営など続くはずがありません。

・・・
テレビを観ていると、支援者とおぼしき観客にボクの従妹が映っているではありませんか。
あの特異な髪型、見紛(みまが)うことなどありません。
そして今年の春、函館で彼女の父親(ボクの伯父)の葬儀で会っているのです。
何たる奇遇でしょう。
ブリコのキャラメルみたいに、2度おいしい番組でした。(古臭いなんて言わないでください。昭和レトロ溢るる美しいフレーズなのです。大黒座と同様に)


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