9月7日の新聞に、深川市立病院放射線科幹部職員のタカリ行為に、山下貴史深川市長は記者会見で「チケットの授受や、医療機器の入札で不正な点は無かった」と中間調査結果を報告しました。
姑息(こそく)な弁明に思われます。「チケットの授受は無かった」かも知れないけど、逆に「チケットをタダで求める行為」を暗に認める内容です。贈収賄には未遂も犯罪として認められます。「チケットの授受は無かった」って説明は、タカリ行為はあったけど未遂に終わった、って言ってるのに等しい。
「医療機器の入札で不当な点は無かった」ってのも怪しいもんです。このF社との会話の録音でも十分怪しいものがあるんですが、放射線科幹部と業者との癒着疑惑は、このF社との間だけにとどまらないのです。3月8日の定例会で北名市議は、2019年10月17日に来院したJ社担当者とのやり取りも暴露していいます。
この日、S課長は移動式X線装置の入札の時期をJ社側に伝えているほか、入札前にあるにもかかわらず業者は仮抑えしている旨を発言。実際に入札が行われた2020年1月31日ではJ社しか参加せず、入札不良により同社との不落随意契約となった経緯があるのです。
充分に「医療機器の入札で不当な点はあった」のですが、F社でなくJ社の事なんで、説明不用、ってことになるんでしょうか?
続きます。