アナーキー小池の反体制日記

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#1216 極右政権(下)

2013年04月28日 | 国内の話題
日本の民はいつからこんなに好戦的になったのでしょう?
大戦に敗れ、戦争はもうこりごりだって思ったはずです。

・・・
自民党は先の衆院選で6割もの議席を確保しましたが、投票した人のうち自民党に票を投じた人は4割程度なのです。
次に参院選もあります。
きっと6割くらいの議席を獲得するでしょう。
それに極右政党の維新の会です。
両方あわせたら、両議院とも3分の2を超えるかもしれません。

憲法96条の改変ができちゃうのです。
そうすると、憲法の改変が2分の1でできちゃうことになるのです。

政権を握った党は、憲法を好きなようにいじくることができます。
今の選挙制度では、議席の過半数を獲ることなんて、簡単にできます。
たった3割か4割の有権者の支持で、議席の過半数を有する政権ができちゃうのです。

・・・
先の衆院選、4割しか支持のない自民党が大きく過半数を超え、いつの間にか極右政権になってしまいました。
選挙制度を変えなければならないのだけど、この制度で大勝を果たした自民党が制度そのものに手をつけるはずがありません。

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国民の間で、閣僚の靖国参拝に理解を示す人が多くなりました。
第2次世界大戦を朝鮮や中国への侵略戦争ではない、と言い募る人も多くいるのです。
憲法を改変して、原爆をそこいら中に撃てるようにしようなんて、思う人だっています。
天皇を神格化し、敬わない人を不敬罪で牢獄にぶち込んでしまえ、なんていう人も現れそうです。
国歌を起立して歌わなかったと、処分される時勢です、何でもありなんです。

憲法を時の権力者の思惑で改変しようなんて間違いです。
たった過半数の議員で憲法の改変が成されるなんて、間違いです。
今の選挙制度の中では、憲法の改変は4分の3か5分の4の賛成を得なければならないとしなければ、安心して眠ることもできません。

次回の選挙は、護憲か改憲かで勝負してほしいと思います。
自民党にも護憲派が、民主党にも改憲派がいて、今のままでは憲法論議に決着がつきません。
憲法改変は重大な問題なのですから、護憲なのか改憲なのかを明らかにして選挙に臨み、国民の意思を問うてほしく思います。
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