アナーキー小池の反体制日記

世界中のひとが 仲良く助け合い ほほえみながら 平和に暮らしていくために (イマジン)

#287 ヒトが生き延びるために⑤

2009年06月30日 | 生物のヒトとして
続いて、世界の人口に目を向けてみましょう。

アフリカや南アジアは今も猛烈な勢いで人口が増加しています。
抑制する妙案はありません。
飢えが問題視され、各国が救助の手を差し伸べています。
一時凌(しの)ぎだし、かえって問題の本質を隠してしまっているようにも思います。
得られる食糧分だけのヒトしか生き残れないのです。

(しかし、アフリカや南アジアの国から資源などを収奪している国は、積極的に食糧などを援助しなければなりません。援助というより、対価を払うといった方がいいのですが)

一時、エイズが人口増を抑える役目をするのかもしれないと思いましたが、新薬の開発で死亡者が減少しました。
(がっかりしているわけでは有りません。)
そして、相変わらず出生率は高く保たれているようです。

それらの国に対し、先進国は人口の抑制について根気よく説かなければならないのかも知れません。

人口の抑制について、宗教が悪さをしていることがあります。
避妊や中絶を認めない宗教は、未だに大きな勢力を保っています。
本当に、宗教は百害あって一利だけありなんです。

人口の抑制と並んで重要なのは、個々の生活の質を落とすことです。
人口を抑制して10億人になったとして、今の日本の人の様な生活をしていてはいけません。
日本や欧米の人は,江戸時代の農民に習った生活をしなければなりません。

・・・
なんだかだ、好きなことを記しています。
"ヒトが生き延びる"のは大変です。
今のままではいけません。

でも、そんな大変なことをしなければならないのなら"生き延びなくていい"って思う人、結構いると思うのです。
それはそれで見識です。

進化の過程を見ると、ヒトは絶滅へと進んでいるようです。
この進む方向を変えるのは無理なのだとも思います。
ボクは宗教でいう終末論にくみしているわけではありません。
でも、世間が常識と思っている、人口は多いほどいい、寿命は長いほどいい、とは決して思わないのです。

この長いシリーズを終わります。
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