アナーキー小池の反体制日記

世界中のひとが 仲良く助け合い ほほえみながら 平和に暮らしていくために (イマジン)

#900 道庁爆破 大森死刑囚 再審請求破棄

2012年01月06日 | 犯罪と防犯と審判
昨年末、道庁爆破事件で死刑判決が確定している大森勝久の再審請求が棄却されました。
以前にも記した記憶がありますが、大森は冤罪の可能性が高いのです。
犯人かもしれないけど、犯人ではないのかもしれません。

当事、北海道には黒ヘルグループが主張する"アイヌ革命論"を支持する者たちが結構もぐりこんでいたのです。
当然、公安も掌握していました。
道警爆破も道庁爆破も彼等の仕業であることは間違いないでしょう。
大森も爆破を企んだことは間違いありません。
でも、爆破を企んでいたのは大森だけではなく、他に何人もいるのです。

大森が爆破を行った直接証拠はありません。
爆弾を作ろうとしたことは間違いないでしょうが、爆破を行った証拠はありません。
爆弾を作ろうとした人は、他に何人もいるのです。

日本の裁判制度は"疑わしきは罰せず"のはずなのに、大森は"疑わしきが死刑"となっている稀有な事例です。
道庁爆破の前年、道警本部が爆破されました。
道警の本部が爆破されたのですから、道警の面目丸つぶれです。
さぞや必死に犯人探しをしたのでしょう。
その翌年の道庁爆破です。
道警はどうしてもタマを挙げなければならなかったのです。
(道庁爆破の後、大森は道警本部爆破でも逮捕されましたが、証拠不十分で不起訴になりました。)

"アイヌ革命論"はアイヌ民族にすら反発を受け消滅しましたが、先住民の権利回復は徐々にですが認められつつあります。
大森らが主張した革命でありませんでしたが、世界の先住民の権利が認められつつあり、日本も遅ればせながら少しずつですが権利回復がなされようとしています。

今、大森は死刑囚ですが、獄中で天皇万歳を叫ぶ右翼になっています。
極左から極右に変るその節操の無さに呆れていますが、もともと何かを崇拝したい性向を持っていたのでしょう。

ボクはもちろんテロを否定します。
そして同様に冤罪はあってはならないものとして捉えています。
昨年、冤罪を糾弾する国民救援会という組織の会員になりました。

この国民救援会、道庁爆破事件に係わろうとしないようです。
国民救援会、狭山事件は解同が絡んでいるため、手を引いたとのことです。
道庁爆破事件は新左翼の仕業とのことで、不可触なのでしょうか。
この記事についてブログを書く
« #899 オウム 平田信 自首 | トップ | #901 茶のしずく石鹸の不幸 »

犯罪と防犯と審判」カテゴリの最新記事