アナーキー小池の反体制日記

世界中のひとが 仲良く助け合い ほほえみながら 平和に暮らしていくために (イマジン)

#1319 公害と政治家

2013年11月08日 | 国内の話題
山本太郎参議院議員の天皇直訴事件で、面白い反応を示した下村文科相、政治家が公害に抱く本音が露呈しました。
日本初の公害といわれる足尾銅山鉱毒事件で、公害の実情を訴え続けた田中正造を”人騒がせな人物”と捉えているのです。

百年以上前の公害であり、その公害の実情と対策の必要性について、身を賭して訴え続た偉人です。
保守政治家には、田中正造がいまだに不人気なようです。
彼等には、虐げられた人々の苦しみが理解できないようなのです。

水俣病、発病者が出てからしばらく、保守政治家はそっぽを向いていました。
医師や研究者が病気の原因が、チッソの工場から排出される有機水銀だと申し立てても、原因とは確定できないとして、操業を止める事もしません。
被害者を何倍にも増やしてしまう結果になったのです。

足尾銅山、富国強兵の国是により、お国のためと増産を余儀なくされ、鉱毒のことは無視されました。
水俣病、戦後の高度成長期、国により化学製品の増産が奨励され、有機水銀の毒性は過小評価されました。

国のためということで、保守政治家は黙ってしまうのです。
そして、とやかく言う人をはじき出そうとするのです。
今回の山本太郎の件とおんなじです。
この記事についてブログを書く
« #1318 保守政治家 | トップ | #1320 保守という言葉 »

国内の話題」カテゴリの最新記事