アナーキー小池の反体制日記

世界中のひとが 仲良く助け合い ほほえみながら 平和に暮らしていくために (イマジン)

#658 彫刻公害

2011年04月01日 | 教育・文化・芸術・スポーツ
彫刻家・佐藤忠良が亡くなりました。
ボクが小さい頃からの著名な彫刻家で、まだ生きていたなんて思っていませんでした。
享年98歳だといいますから、ボクより40年も前に生まれていたんですね。

実は彼の作品は、このマチにもあります。
そして彼は何十年も前に"彫刻公害"なる言葉を吐いています。
どこのマチに行っても、似たような彫刻がたくさんありうんざりするとの意味を込めたものと思います。
公害にもいろいろあるけど、彫刻公害と聞いたときは新鮮な響きに感動したものです。(大袈裟ですが)

どこのマチも彫刻は決まって少女(少年)です。
幼児性愛だ、とアブノーマルな見方をされる対象です。
アメリカでは、幼児性愛の対象として撤去されてしまいます。

日本人は幼児性愛者が多いのでしょうか?
そんなことはないと思います。
首長が設置作品を決めるからなのです。
首長が皆、幼児性愛者なのでしょうか?
そんな首長もいるでしょうが、本当は首長に彫刻を観る眼などないからです。

彫刻は観る人によって好き嫌いがはっきり出ます。
それで首長は、近隣市町村を横目で見て、同じようなものを選びたがります。
住民の反発を避けたいがためです。

最初に建てられた彫刻がたまたま少女だったんでしょう。
もしかしてそこの首長はアブノーマルな幼児性愛者だったのかもしれません。

・・・
佐藤忠良は確か十和田湖の"乙女の祈り"の作者です。(勘違いかもしれません。)
全国各地に多くの彫刻家による"乙女の祈り"もどきがあります。
佐藤忠良が彫刻公害だと言ったのは、「ワシのマネバッカして!」と憤りから出たのかもしれません。

ちなみにボクは、少女の像より豊満で成熟した女性の像が好みです。
たいへんノーマルだと思うのですが、一昔前は”変なおじさん”扱いでした。
そして皆、あのアブノーマルな少女(少年)像を恥ずかしくも無くしげしげと見ているのです。
あー、ハズカシッ!
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