＃205 年末のお祭り騒ぎ

＃202で国の予算閣議決定について記しました。
つい数年前までこの時期、自治体はお祭り騒ぎだったのです。
たくさんの首長や関係幹部職員が上京し、国会議員や中央の役人に陳情をします。
そして、その成果を土産に帰郷するのです。

ほとんど皆、出来レースなんです。
中央は地方のため、その分を保留してあります。

そして国会議員は自分の手柄をことさらに吹聴します。
与党議員の独壇場でした。

ここ数年、こんな光景があまり見られなくなりました。
だって、地方は国にして欲しいことなど無いのです。
仮に、して欲しいことがあっても、自主財源が無いため断念しています。
して欲しいことなど昔もそれほどありません。
せいぜい建設業者のための仕事です。

この年末祭りに、地方自治体は随分お金を浪費しました。
これは中央の陰謀だったのではないかと、最近考えたりします。
江戸時代の参勤交代です。
中央の権力者と官僚は、地方から合法的にお金を巻き上げるシステムを作り上げたのです。
このシステムは、長い間効率よく稼動しました。
しかし残念ながら、時代の変遷で機能しなくなったのです。
(本気にしないで下さい。)

茶番はようやく幕を下ろしました。
あの喧騒はなんだったのでしょうか。

ようやく静かな年の瀬を迎えられるようになりました。

近年、ボク達のまちは恥辱に覆われ続けました。
来年こそ(いい年でなくともいいから)、今年よりもマシな年でありますように・・・